良く晴れて、気温高めの文化の日になりそう、島岡美延です。ソウルの事故は詳細がわかるほど辛さが増します。想像を絶する状況の通報にも動かなかった警察、若者たちの犠牲が本当に悔しいです。
芸術を見る時、その時代背景や画家の体験などをより考えるようになりました。特に戦争や内戦という人間の愚かさとの関わり。頭と体で受け止めた衝動を作品に込めた芸術家。
上野の国立西洋美術館で、ベルリン国立ベルクグリューン美術館展『ピカソとその時代』を見てきました(来年1月22日まで)。「青の時代」から晩年までの各時代を代表するピカソ作品。第一次世界大戦と第二次世界大戦、そして大戦間という時代と、いわゆる戦後。あの画風の変遷は、戦争をやめられない人間たちにぶつけたメッセージ。
ピカソ以外にもクレー、マティス、セザンヌ、ジャコメッティと見ごたえたっぷり。リニューアル後の美術館に行くのも初めてで、常設展示室にも変化が。そこで開催中の『版画で「観る」演劇』展も楽しめました。
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