今の保険証の利点はたくさんあるのに、島岡美延です。それを隠すような「資格確認書」、得をするのは誰か、見ていかなくては。
最近は、慣れと諦めの食品の値上げ。ウクライナ侵攻で仕方ない? 私たちの食生活は世界とどうつながってきたのか、平賀緑著『食べものから学ぶ世界史 人も自然も壊さない経済とは?』(岩波ジュニア新書)を読みました。経済の語源は「経世済民」、世の中を治め人民の苦しみを救うこと。世界には困難があふれ続けています。
十数億人が食べ過ぎで健康を害し、膨大な資源をつぎ込み生産した食料の3分の1が世界で廃棄され、飢餓人口は8億人、約20億人は重度の食料不安とも言われます。
日本人の食生活は戦後、大きく変わりました。砂糖、小麦粉、トウモロコシ、大豆、肉などから見る資本主義経済、目からウロコのことが次々と。
生命の糧の食べ物が「商品」へと変わり、私たちは何を失ったのか。今日の食卓から「人も自然も壊さない」ために出来ること、考えたいです。