停戦ではなく終戦にできないのか、自分の言葉1つで、島岡美延です。警報が鳴れば避難、を繰り返すウクライナの人々。年末年始に暖かい場所で好きなものを食べ、好きなことをしている私たち。防衛費増額はそんな時間を手放すことにつながっていきます。
冬休みはテレビでの映画放送も増える時期。ある場面以上に流れる音楽が耳に残っている、映画ってそういうものでは。映画『モリコーネ 映画が恋した音楽家(13日公開)』をご紹介します。2020年7月に91歳でこの世を去ったエンニオ・モリコーネ。『ニュー・シネマ・パラダイス』でこのマエストロと幸せな出会いをしたジュゼッペ・トルナトーレ監督が作った、渾身のドキュメンタリー。
モリコーネが自らの半生を回想。かつて映画音楽の芸術的地位が低かったため、幾度もやめようとしたという衝撃の告白。数多くの傑作の名場面と自身が指揮を執るワールドコンサートツアーの演奏の様子に、70人以上の著名人のインタビュー。157分の作品はあっという間の至福の時。