埼玉で記録的大雨、まるで梅雨末期、島岡美延です。7月に多い豪雨災害、要警戒。
昨日は西武池袋線中村橋へ。雨が降っても駅に近い練馬区立美術館の『生誕100年 朝倉摂展』に出かけました(~8月14日)。パルコ劇場、シアターコクーン、銀座セゾン劇場、日生劇場etc、どれだけ「美術・朝倉摂」を見たことか、その舞台に圧倒され、感動したものでした(生涯で1600本とか!)。
彫刻家・朝倉文夫の長女として1922年に生まれ、17歳から伊東深水に学んだ日本画は大作揃い。戦時中のスケッチブックには、もんぺ姿の女性や草花、安保闘争や公害など社会問題を題材にした作品も衝撃的。1960年代半ば以降、活動の比重は舞台美術へ。挿絵の仕事も多く、よく知るいくつもの物語の原画展示に見入っていたら、次のコーナーで絵本を読める! 「赤いろうそくと人魚」など手に取ってじっくりと。
もちろん舞台美術の図面、模型、写真も多数。91年の生涯の仕事の密度、圧巻。