その時、あなたは何が食べたいですか。

私が亡くなって、初めての里帰りの新盆(シンボン、ニイボン、アラボンなどさまざまな読みがありますが、私は最近ニューボンと読んでいます。ぐははは。ウソです)。
その時、久しぶりのわが家にたどり着いて、家族(その時は遺族だが)に「あーらお帰り!」と言われながら、出してもらいたいものは、エクレアとアイスコーヒーだと申し伝えてある。

今宵、お盆。あの世から初めての里帰りをする人たちは、馴染みの家族とどんな夕餉をしているだろう。
私は初日の夕飯は、枝豆と生ビールにしてくれと伝えてある。二日目の昼食はカレーパンである。
お盆になると私はそんな法話を良くする。
死をタブーにしないため、死を無と考えないため、見えないものを信じる力の持続、暖かい家族の思いやり、つまり、お盆というこの麗しき行事が持っている素晴らしい世界観を共有して、持続していただきたいからに他ならない。
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