冷気は下から

広いお寺の建物は、とにかく床から冷えが昇ってきます(冷気が昇るはずはないのだが、足元から冷えてくるので、ついそんな表現をしたくなります)。

床暖房があったら、きっと、すぐにゴロンになってしまうことでしょう。

今日の「浪曲の庭」で皆さんがお入りになる客殿も、いくら暖房を入れても、温まるより冷えるほうが早い。

まあ、これも年の瀬の寒さとして、季節の風物詩である。

それにしても、浪曲の世界での入門してからの年数により、下の方々はよく気がついて、そしてよく動きます。

いわば先回りして、いろいろなこと(お茶や食事のセッティング、その他もろもろ)を手際よくおやりになる。さすがである。

言われてからやるなんて、少なくとも「浪曲の庭」の浪曲師さんの控室である住職室では見たことも、聞いたこともない。
気遣いの達人たちだ。
こういうことを、普段の生活でもおやりになるのだろうから、もう"粋"の領域である。
しばらくそういう心遣いをしてないような気がする。 脚元からの寒さなんてことをグチっている場合ではニャイ。あははは。

明日15日(火)は、今年最期の「読経の庭」。本堂で14時ー15時です。

明後日の16日(水)は、今年最期の「写仏の広場」。13時ー15時。19時ー21時。でございます。
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