保健福祉の現場から

感じるままに

地域包括ケアと脳卒中対策

2009年05月24日 | Weblog
地域包括ケア研究会報告書(http://www-bm.mhlw.go.jp/houdou/2009/05/h0522-1.html)が公開されており、みておきたい。この報告書の内容が各地域でどれだけ具体的に取り組まれているか、あるいは今後取り組まれるか、であろう。療養病床再編(http://www.niph.go.jp/soshiki/shisetsu/ryouyou_handbook2008.pdf)を含む各都道府県の医療費適正化計画(http://www.mhlw.go.jp/bunya/shakaihosho/iryouseido01/info02c.html)・地域ケア体制整備構想や第四期介護保険事業計画についてもあまり話題になっているように感じないのは気のせいであろうか。今後、少子高齢化の進展、特に団塊世代の高齢化に伴い、地域包括ケアはますますクローズアップされてくるはずである。ところで、国民生活基礎調査(http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa04/4-2.html)によると、介護が必要となった主な原因について、要介護者では「脳血管疾患」が29.1%と最も多く、要介護度が高い程、割合も多くなっている。まさに、地域包括ケアは脳卒中対策が大きな柱ともいえる。また、医療計画においても、平成19年7月20日の厚生労働省通知(http://wwwhourei.mhlw.go.jp/hourei/doc/tsuchi/191113-j00.pdf)の2 策定に当たっての留意点の④に「医療と介護・福祉の緊密な連携が求められる典型的な疾病という観点から、脳卒中の医療体制に関しては優先的な取組が必要であり、19年度中にその体制構築を確保する具体的な方策を定められたいこと。」とされている。そういえば、例年5月25日~31日は日本脳卒中協会による「脳卒中週間」(http://www.jsa-web.org/week/syukan.html)であるが、社会一般にはどれほど知られているであろうか。脳卒中対策基本法が必要かもしれない。

「「脳卒中対策基本法」議員立法で制定目指す」(http://www.excite.co.jp/News/society/20090331/Cabrain_21320.html)。
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