保健福祉の現場から

感じるままに

気になる麻しん

2014年02月25日 | Weblog
キャリアブレイン「はしか患者増加、医療機関で二次感染疑いも- 昨年同期の3倍、「輸入例」も拡大」(http://www.cabrain.net/news/article/newsId/42134.html)。<以下引用>
<今年に入ってから、麻疹(はしか)の患者報告数が増えている。1月6日から2月16日までの6週間の報告数は、昨年同期に比べて約3倍の98人を記録。特に首都圏での報告数が伸びており、医療機関で二次感染した疑いのある事例もあったという。海外で感染した可能性の高い「輸入例」の報告も相次いでおり、厚生労働省や、患者が発生した自治体は警戒を強めている。国立感染症研究所がまとめた2月10日から16日までの週の患者報告数は、昨年同期比4倍の16人を記録。都道府県別では、埼玉の5人が最多で、以下は千葉(3人)、神奈川(2人)、東京(1人)などだった。罹患者が大幅に増えた1月6日から2月16日までの報告数は全国で98人。昨年同期の6週間と比べて約3倍となっており、すでに昨年1年間の全報告数の3割超に達している。麻疹が流行中のフィリピンで感染した可能性の高い輸入例も目立っている。東京や神奈川、千葉などの首都圏では、フィリピンなどに渡航歴のある患者の報告が続出。東京と千葉で今年1月以降、フィリピン渡航歴がそれぞれ3人の患者にあったことを確認したという。一方、東京都内では、医療機関の救急外来で、フィリピンに渡航歴のある患者から他の人への二次感染が推定される事案も発生。都内の保健所は、医療機関などに対し、「さらなる患者の発生も懸念される」として注意を促している。>

毎週火曜日更新のIDWR(http://www.nih.go.jp/niid/ja/data/1613-sokuho-rireki.html)の2014年07週(02月10日~02月16日)の報告では麻しんは16例報告され、今年は103例となっている。そういえば、風しん資料(http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10601000-Daijinkanboukouseikagakuka-Kouseikagakuka/0000024999.pdf)でも、「近年、複数のウイルス株がわが国に入り込んできている。少なくとも3種類のウイルス株による感染が2012-2013年の風疹の流行の原因となっている。」とあった。国際社会では、海外からの入り込みによる感染症の流行は警戒しなければならない。昨年、国立感染症研究所から麻しんに関する様々なガイドライン(http://www.nih.go.jp/niid/ja/guidelines.html)が出ており、念のため周知徹底しておきたい。
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