能登半島地震の被災した水道の早期復旧を図るため、日本水道協会からの応援要請を受け、箕面市からも、上下水道局の職員を1名派遣しています。
派遣期間は3月6日から14日までの土日も含めた、計9日間で、本日帰還予定です。
日本水道協会では能登半島地震救援の現地本部を金沢市に設け、被災地をエリアごとに区分し、全国7地方支部による応急給水・応急復旧活動を展開しています。
今回、箕面市上下水道局職員は、関西地方支部大阪府支部が編成する「応急復旧隊 漏水調査チーム」の3巡目として、高槻市2名と茨木市1名との4名混成で、能登町の応急復旧活動に従事しました。
毎朝5時半に拠点である金沢市内を出発し、能登町まで片道約2時間半をかけて移動し、作業に従事しました。写真のように崩落した道路や倒壊した家屋の付近で作業をすることもありました。
主な活動内容は、水道管漏水箇所の調査です。
漏水箇所を特定するには、水道管のバルブの開閉操作や、埋設管から水が漏れ出る音を聞くための器具である音調棒や漏水探知機をセットする必要があります。
しかし、バルブや漏水箇所は、日中に溶けて夜間に凍るのを繰り返すことで、固い氷になった残雪や倒壊した家屋の下にあることが多く、残雪はシャベルで退かせ、倒壊した家屋の下を探るなどの対処をしなくてはなりません。
その日の作業を終えたら、金沢市へ戻る前に打合せを行います。
打合せを終えれば宿泊所へ戻りますが、遅い日は21時半頃になることもあります。
現在も断水が続く被災地に1日でも早く、日常生活に欠かすことのできない”水”をお届けする、その一助となれるよう願いつつ、「応急復旧隊 漏水調査チーム」の4巡目に業務を引き継ぎ、本日、帰路につきます。
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