撮れたて箕面ブログ

箕面市公式ブログ!北大阪から全国へ発信中!箕面広報室職員などが取材した市内の出来事、イベント情報などを紹介

止々呂美地区の秋の味覚「銀寄栗」の出荷が始まりました

2020年10月06日 | こんなことがありました!

箕面市北部の止々呂美地区で、特産の栗「銀寄(ぎんよせ)」の出荷が始まりました。集荷場となるJA大阪北部止々呂美特産物センターでは、各農家から集まった栗の選別作業に追われています。

 

止々呂美地区では、山の斜面を利用して栗の栽培が行われており、現在は約20軒の農家が栽培を行っています。

栽培されている栗の多くは、「銀寄(ぎんよせ)」という品種で、江戸時代に広島から持ち帰った栗を歌垣村(現在の能勢町)近隣で増殖させたことが栽培の始まりとされています。

銀寄の名前の由来は、歌垣村で大干ばつが起こった際に、この栗を丹波国亀山藩に出荷したところ、多くの銀札(当時の貨幣)を得られたことから、その名で呼ばれるようになったと言われています。


(選別作業を行う)

銀寄の特徴は、どっしりとした大きい粒と、美しい光沢を放つ皮です。味は、芳醇な甘みがあり、秋の味覚の栗ご飯や高級洋菓子のマロングラッセなどにも用いられます。


(美しい輝きを放つ大粒の銀寄)

今年の出荷量は、約1~1.5トン程度を見込んでいます。JA大阪北部止々呂美特産物センターでは、銀寄を含む栗の選別作業を、9月28日(月曜日)から開始しました。出荷作業は10月初旬まで行われる予定です。

選別作業は、まず虫がつかないように燻蒸を済ませた栗をベルトコンベアーに乗せます。その後、作業員たちが、銀寄以外の他品種の栗、虫食いや傷みなどがある不良品を素早く取り除きます。選り分けられた銀寄は選果機にかけられ、つぶの大きさ別にM、L、2L、3Lの4つのサイズに分けた後、段ボール箱に詰められます。


(左:ひび割れ、中:傷あり、右:虫食い)


(大きな選果機。栗はコンベアを登り、大きさで分けられます。)

選別された銀寄は、予約販売のほか、その日の集荷量によってJA大阪北部農産物直売所で販売しています(予約販売の受付は9月20日で終了しました)。価格は税込みで、Mサイズが1キログラム980円、Lサイズが1キログラム1,650円、2Lサイズが1キログラム2,300円、3Lサイズが1キログラム3,300円となっています。


(丁寧に、かつ素早く選別が行われていました)

当日、選別作業を行った古川春子(ふるかわはるこ)さんは「選別作業では、虫食いや割れがないか、他品種が混じっていないかをチェックします。銀寄はどんな料理に使用しても美味しいですが、中でも栗おはぎや栗ようかんがおすすめです。ぜひ秋の止々呂美の味覚、銀寄を試してみてください」と話しました。


(栗おはぎが食べてみたくなりました・・・。)

 

【お問い合わせ先】
○JA大阪北部止々呂美特産物センター
住所:箕面市下止々呂美424
電話:072-739-0193

○JA大阪北部萱野支店
住所:箕面市萱野4-3-16
電話:072-722-5451

 

<とっても大粒で美味しい銀寄を食べてみてね!


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ニュージーランドで犬が仕事をする

2020年10月06日 | 国際交流員から

こんにちは!ニュージーランド出身の国際交流員ズィアです。最近、少し涼しくなってきて良かったですね。

今回ブログ投稿ではニュージーランドの牧羊犬を紹介します。ニュージーランドではペットを飼っている家庭は非常に多いです。逆にペットを飼っていない家庭の方が珍しいかもしれません。色々なペットを飼いますが、猫と犬が一番多いです。しかし犬はペットだけではなく、仕事をします!


(上の写真を友達に送ってもらいましたが、実はオーストラリアの牧羊犬)

もうご存知だと思いますが、ニュージーランドは牧羊と酪農場がとても多いです。よく外国の人に言われるのは「ニュージーランドと言えば、羊ですね」ですが、やはり羊が多く、一人当たり約6匹弱がいます。なので牧羊犬は本当に欠かせないですよ!昔、牧羊犬の役割は主に群れの見張りでしたが、ニュージーランドでは捕食者がほぼいないので、捕食者から見張る必要がありません。牧羊犬の仕事は羊を追いかけたり、羊を探したり、羊などの群れを誘導したりします。

ニュージーランドで有名な種類はいくつかいますが、紹介するのはハンタウェイという種類です。ハンタウェイはかなり大きな犬で、体重は20キロ〜45キロぐらいです。ニュージーランドはとても広いので、遠く走らなければいけません。体力があり、頭がいい犬が必要です。このような大きな賢い犬を作るため、1900年代にたくさんの犬の種類が品種改良され、ハンタウェイを作りました。

ジャーマンシェパード、ボーダー・コリー、ラブラドールなど色々な犬の種類がハンタウェイに混ざっているので、見た目はそれぞれです。たいてい顔は茶色で体は黒ですが、白い胸とか足は珍しくありません。山にある牧場が大きく、車やバイクが行けない場所がたくさんあります。しかし犬は飼い主の命令に従い、どこでも行きます。山では飼い主の声だけで命令するのは静かすぎるので飼い主が指笛を吹きます。そしたら犬はどこに行っても聞こえます。

ハンタウェイはとても頭が良いので新しい命令などをすぐに覚えます。そしてハンタウェイの特徴は羊などを誘導する時、吠えることです。ハンタウェイが吠えると、羊は動き始めたり、進んでいる方向を変えたりします。これは珍しく、他の種類の牧羊犬は働いている時、吠えません。

1867年にニュージーランドの南島で世界初の牧場犬ハーディング競争が行われました。その後、英国と米国でも人気になりました。大抵飼い主一人は犬一匹に命令します。色々なチャレンジがあるようで、一般的なのは犬一匹が羊三匹を指定されている囲いに追い込みます。

全国に様々な牧羊犬の像があちらこちらにあります。有名なものの一つはテカポ湖(南島のマッケンジー盆地に位置)の善き羊飼いの教会の近くにあります。その地域へ牧羊犬の大切さを表すため、1968年に設置されました。日本でも有名な犬の像がありますね。

ニュージーランドの牧場に行ったら、ぜひ牧羊犬を見てくださいね!

<ニュージーランドの牧羊犬は強そうモミ!

 


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