撮れたて箕面ブログ

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市民のみなさんによる稲刈り体験を行いました!

2018年10月25日 | こんなことがありました!

10月13日(土曜日)秋空の下、箕面市白島地区の田んぼで、市民のみなさんによる稲刈り体験が行われました。

 

箕面市では、農業や環境への理解を深め、地域で受け継がれてきた田んぼを大切に思う心を育んでもらいたいと、コメづくり体験を開催しています。

6月の田植え体験のあと、今年は大阪北部地震や台風21号などの災害が続き、無事に収穫することができるのかと不安になる時もありました。しかし、農業体験にご協力いただいている農家の岡村幸雄さんがこまめにお世話してくださり、実り豊かな田んぼとなりました。

収穫の方法は、昔ながらの鎌を使った収穫です。

「親指を上にして稲を掴んで、その下を鎌で刈るんやで」

「稲わらをくくるときは、古い稲わらで巻いて、余った部分を、こう巻き込めば大丈夫!」
岡村さんのお手本の手際よさを見ると、簡単な作業に見えましたが…

「鎌を引っ張っても全然刈れない!」

「同じようにくくってるはずなのに、すぐほどけちゃう!」

簡単なように見えて、実は難しい!

さらに…

「ずっとしゃがんだ姿勢で、腰がすごく痛い!」
「きつく縛るのに力を入れると、腕がしんどくなってきた…」

実際に自分で体験することによって、農家さんの大変さや苦労が身にしみます。

最初は大変だった稲刈りも、だんだんコツを掴んでくるとスピードが上がります。

 

気づくと、参加者のみなさんに刈っていただいた稲わらがこんなに!

体験終了時には、「やっとくくり方が分かってきたのに…!」と時間を惜しむ方もありました。

刈り終わったあと、参加者のみなさんには最後にして一番大事な仕事が待っています。
それは「落ち穂拾い」です!
落ち穂とは、稲わらをくくったときなどに稲穂の一部がばらけて落ちたもの。
一つの落ち穂には数十粒のお米が付いています。
たかが数十粒…のように思えても、これが集まってお茶碗1杯分のお米になるのです!
自分たちで拾った落ち穂の量を見て、「一つ一つは小さなものだけど、集まるとこんなにたくさんになるんだ…。」との声。小さな一粒の大切さを参加者のみなさんには、感じていただけたのではないかと思います。

最後は全員で集合写真!頑張ったぞ-!

自分たちが普段何気なく食べるご飯は、これだけの努力や苦労のもと、食卓にたどり着く。
その苦労を自身で体験し、それをいただくことで、普段美味しくご飯を食べられることがどれほどありがたいことか、実感できるのではないでしょうか。

本年度、農業体験にご参加いただいたみなさま、本当にありがとうございました!

<また来年、市民のみなさまのご参加を心よりお待ちしているモミ!


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