へんな洋食屋カフェ

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思えば、意気なり併せでボサノバなんかは無理と言えば無理なんですなっ！軟体動物の如く調はコロコロ変化し尚且つ複雑なコードを用い、和音の数もジャズやタンゴやフラメンコの三倍も在るから流れに乗れないと演奏はストップである。では、タンゴからなぁんても思うがやはりあの強烈なリズム感とメリハリは意気なりは弾けないし、フラメンコなんかは先ず意気なり指は動かないし何しろリズムは12拍だからやっぱり無理である。それは理解しているからこそ、ゆったりとして曖昧でほんわかリズムのボサノバを稽古の出始めに弾いていた訳である。この場合の稽古とはソロでの稽古だったから打楽器との意気なり併せ稽古ではやはりキツいと気が付いた。うーん、なんかマズイな。朝の稽古では毎日、クラシコのバッハの曲を三曲弾きながら指を広げ慣らしてからレパートリーを弾いているのだがなんか夕方に地味な湿っぽいクラシコから弾き始めるのは嫌なのである。どうしてもバッハなんかは無機質な宇宙感的なジャンルだから、せめて夕方には色気の在る艶っぽい曲を弾きた
い訳ですなっ！

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カホン奏者来店、食事が終わりやおら叩き始める。オイラ、しばし眺めて聴いて安定したところでギターを抱える。楽器も表現の手段だから調子次第であるが、技術というよりも指が、耳が、感覚が慣れて来ないと単独はまだしもアンサンブルの場合はまず間違いなく併せるのは困難である。オイラも、弾いてはいないので意気なりは些か調子は出ない。んなっ時は、ウェイブから始めるのが常だが何しろやっとの事でリズムを直したので恐る恐る弾き始める。今回は修正後の始めての併せ稽古だからいつものフルコーラスにもう一つコーラスを加えて８分バージョンで例の修正箇所は五回弾かせて貰う。途中、修正に難有りと感じカホンのソロを二度程勧誘して曲中で気持ちもリズムも修正しながらの８分である。ウェイブが終わり、二三曲を併せるが最近はウェイブの修正に時間を採り他のレパートリーをあんまり弾いてはいないのでカホンに併せてもどうも弾けないでちょっと悩んだなっー！だいたい、カホン奏者は速い曲が好みなので(確かに、打楽器の醍醐味である)オイラも
カホンに併せようとして速弾きの曲を弾くのだがカホンに付いていけないで止まっちゃったりして誤魔化して弾いていたな。マァ、逆に最近ではオイラの方が稽古を着けて貰っているなっー！