歯医者では、スタッフ皆さんがへんな洋食屋のお客さんなので漏れ無く良くしてくれる。お茶こそでないが、今日も先週に続きマウスピースを作ってくれた。実は、依頼したら5000円であるがオイラが食事中以外、日中も睡眠中も付けて気に入っているのを感心して予備と予備の予備と三個作ってくれている。先生が謂うには、変わっているらしい。大概の患者は作っても使わないで置きっぱなしとの事である。やはり道具の活用が大事ですなっ！で、製作者も益々喜んでくれている。で、床屋だが散髪台に腰掛けた瞬間に眠気が襲う。一言断って居眠りである。特に、顔剃りとマッサージタイムは熟睡に陥るなっ！起こされて、うつらうつらして2000円。起こされてとは言え、床屋も商売だからいつまでもオイラが散髪台に寝ている訳にもいくまい。一服して、暑い最中を港に向かう。
床屋へ着く、いつも刈って貰う理容士さんは先客が居てオイラはテレビを観ながら待つ。其の間に辿り着いた汗も退いて気分も楽である。朝一の歯医者での話を思い出すが、お盆過ぎに先日の抜歯の後を入れ歯にするとの事。ひょっとしたら半年前からのマウスピースは入れ歯の稽古かも知れないなっ！あの慣れる迄の鬱陶しさを克服し、更に鬱陶しい入れ歯に慣らす為だったろうか？マァ、オイラは何でも「受け留める術」を身に付けたので恐れはしていない。むしろ、遠近両用眼鏡や入れ歯の使用でオイラにも徐々に「老人力」が付いてきたなっ！と受け留めている。思えば、若い者には「老人力」を身に付けるのは無理。50才位からでないと身に付かない力や術が有るのも此の年に為って実感した訳である。老いも力や術だと考えたらちゃんと身に付けたいモンである。
今週の休日も朝一の歯医者からの始まりだ。後に、床屋でさっぱりとしてかなり暑いが、日ノ出町からの京急四駅の渡り散歩をして自宅までという計画だなっ！昨夜の豪雨で休日もてっきり家遊びゴロゴロ昼寝食べっぱなしかと思っていたが快晴だから急遽カメラバッグに機材を詰め、散歩用の身支度を済ませて歯医者である。夏は、やはり風物から温度つまり暑さを撮りたい訳である。陰の短い陰影や「氷」の暖簾漂う定食屋の店先や半袖・タンクトップの後ろ姿やアスファルトに澱む陽炎や萎れた街路樹等々を探し徘徊する。汗もかなりかくだろうが健康には良いとして歩き積める。