長谷川よしきのブログ

格差社会を無くし、誰もが幸せを実感できる社会を目指して!
平和が一番! ともに力を合わせましょう!

ワークフェア三田 就職面接会

2010年10月21日 | ブログ

Workfair_3 「ハローワーク三田」提供

 昨年11月に続き、今年も11月9日(火)午後1時(受け付けは12時30分から)から駅前のキッピィーモール6階にて「三田元気アップ就職面接会」と銘打って開催される。

 今年3月には医療・介護中心の就職面接会が開かれたが、今回は幅広い分野の参加企業による面接会となるようだ。是非ともたくさんの方に参加していただき、就業に結び付けていただきたい。

 10月21日午後、ハローワーク三田を訪問し、忙しい所長さんに時間をとっていただき、丁寧に最近の状況や計画されている「ワークフェア三田」の内容についてお話を伺った。

 昨年は20社を少し切る参加の企業だったが、今年は25社もの企業に参加をいただく予定とのこと。大変な努力をなさっている。

 私の近辺でも顔見知りの方が失業なさり、なかなか就職できず困っておられる。管総理は1にも2にも3にも「雇用」だとおっしゃっているが、その中身や具体策が見えてこない。

 所長さんとは少々意見が違うが、雇用を増やすことと併せて、大企業の金余り(昨年1年間だけでも11兆円もの上積み内部留保をしており、その使い道がない)状況の一部を使って、下請けや関連企業への発注単価を引き上げ、中小企業の利益を確保できるようにすることと併せ、それによってそこで働く人の賃金を引き上げることがどうしても必要だ。

 「安心できる社会」「安心して働ける社会」にならないといけないね!このことは、所長さんとも一致。「ヨーロッパでは何故個人の貯蓄が少ないのだろう?やっぱり納めた税金が国民の生活のために使われているのだから、貯蓄の必要がない。だから、稼いだお金はその大半が使われる。安心して使える。」

 派遣社員の働き方では将来の見通しが持てず、少ない収入が消費に回らない。やはり正社員として将来を見通せ、安心して、しかも主体的に、意欲を持って働けるようにしなければならない。・・・安心して働ける環境を取り戻さねばならない。

 景気を回復させなければ、雇用も増やせない。景気を回復させるということは、「お金」が動くようにすることが大切。今のように、低賃金で働いていては、生活することだけで精いっぱい。積極的に金が動くような購買力がよいという状況ではない。この購買力を付け、お金を動かせるようにするためには、やはり「物を買う力」=「購買力」をつけねばならない。そのためには「賃金の引き上げ」が必須。

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   いずれも「ハローワーク三田」提供の資料

 近畿の失業率は全国平均より1ポイント以上も上回る高い失業率、一方で有効求人倍率では、この三田市(正確には神戸市北区を含む)は全国平均を大きく下回る0.36%(8月)である。

 もともと大阪や神戸のベッドタウンのため、求人そのものが低い状況ではあるが、三田の活性化のためや、何より「生活」できる地域にしていかねばならない。

 自治体としてハローワークとよく連携しながら雇用を増やす努力をされているが、大本の国としての雇用の在り方、企業の在り方を根本から改善していくことが必要である。

 大企業にだけ異常にお金が集まったり、「金余り」の状況では決して大企業そのものも中・長期展望が持てない。国内での経済回復を図るために、国内で企業の存続ができるようにしていかねばならない。そのためにも、内需を回復させる購買力の引き上げ、中小企業応援の施策を政府は具体的に打ち出すことが重要。あわせて、「安心できる働き方」「一生懸命になれる働き方」「展望の持てる働き方」となれるよう、誰でもが基本的に「正社員」「正職員」として「当たり前の働き方」ができるために、「労働者派遣法の抜本改正」が必要


収穫祭 文化 交流

2010年10月18日 | ブログ

1 葦で描いた風景画

 10月17日(日)地元・木器では収穫祭が行われ、新米、黒豆、野菜が農家の方の手で売られていた。(写真を撮ったのに、PCに移し替えるとき、うっかり消してしまった!)試食した黒豆は一瞬ビールを飲みたくなるほどのおいしさ。(塩を入れてゆでる時、サヤの両端を切ると豆まで塩分がしみ込んでおいしくなるとのこと)黒豆、新米10kg、きゅうり、なす、ピーマン、レタスを買い込んできた。新米は帰宅していた娘にプレゼント。

 午後は、郷の音ホールで開かれていた「葦を使った絵画展」を鑑賞。輪郭を葦で描き、パステルカラーで色づけされた絵画。私好みの絵画がずらりと展示されていた。同じ郷の音ホールで、市民オーケストラによるクラッシック音楽が午後2時から演奏される予定になっていたが、民商の皆さんによる「いも掘り、バーベキュー交流会」に参加のため、会場を後にした。

1_2 皆さんとの楽しい語らい

 駆けつけた時は、すでに「いも掘り」は終わっており、既にバーベキューを楽しまれていた。合流し、早速ビールを持ってきていただいたものの、車の運転を控え、残念ながら麦茶で乾杯。大変厳しい商売!それでも「から元気」を出して笑顔の交流会。

 会員さんの中には、何人もが仕事をたたんでいかれている。「赤字」でも仕事を続けていかねばならない。高い国保税の負担がずっしり。そこへ、政府は各自治体に対して「一般会計からの国保会計への繰り入れを止めるように」と、今年5月19日付で通達を出していた。

 国保の「広域化」を先取りした形となっている。「広域化」「一般会計からの国保会計への繰り入れを禁止」しようと、政府は狙っている。どこまで庶民をいじめるつもりなのか!庶民の痛みをわかろうとしないのは、自民党も民主党も同じなのか。


鳥獣被害対策 視察、 「ゆめひろば展イン三田」

2010年10月15日 | ブログ

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 10月15日、午後からの都市環境常任委員会による視察に参加させていただいた。丹波市にある「森林動物研究センター」を訪問し、センター次長の浅田氏他職員から説明をいただいた。

 私の住む高平地域でも近年鳥獣被害、中でもイノシシやシカによる農作物の被害が深刻となってきている。農家の深刻さはさることながら、消費者である非農家の問題としても、重要な課題である。十分な予算と対策を講じる必要がある。

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 今回の視察では、特にシカによる被害と対策について学んだ。単に農作物の被害だけでなく、森林の崩壊がシカによって進んでいることも深刻であるとのこと。

 本来生息している山での個体数が増え、森林での背の低い植物を食べつくし、背の高い樹木の種が落ちて生えてくる新芽を食べてしまうため、樹木自体が生育できず、森林の維持ができなくなってきている。つまり木がなくなり、山が崩壊してしまうのである。

 これまで、兵庫県ではシカの捕獲・処分を年間2万頭として取り組んできたが、それではシカ個体が増えてしまい、さらなる捕獲・処分数を増やさねばならないとして、3万等へとその数を増やすことにしたとのこと。

 電気柵や網柵で田畑を囲んだり、集落そのものを柵で囲む(人間が檻の中で生活)方法をとりながら、捕獲も進められてきたが、やはり個体数そのものを減らさねばならない。(生物の絶滅にならないよう、十分な注意が必要)

S7 今回、新しく開発された方法は、「ドロップネット」方式で、2面を網で囲んだ中に餌でシカをおびき寄せ、一定数が入り込んだところで、遠隔操作により、網を一気に落とし、シカを捕獲する方法である。それを繰り返し、捕獲数が減少したら、解体して、次の場所に移動させるというものである。組み立てや解体が比較的少人数ででき、地域でも対応しやすい。

 県の事業として実施自治体が十分に地元農家とも協議しながらするめられることが期待される。「生物多様性」の観点からと「食と地域」を守る観点の両方を考えながら進める難しさがあるのも事実。

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「トークゆうゆう」の田中さん

 15日、お昼少し前に福祉保健センターにて開かれている「ゆめひろば展イン三田」を鑑賞させていただいた。失語症の方たちの作品が展示され、素晴らしい能力が新たに開花された作品の展示がされていた。言葉を失いながら、それでも自分を信じ、ご自身でもそれまで気がつかれなかった新たな能力が花開き、見事な作品を創作されている。

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 脳梗塞や、交通事故である日から突然「言葉を失う」ことに、誰でもがなり得る。「失語症」のことを多くの人に理解していただきたい。外見では全くわからないからこそ、本人は苦しんでおられる。


川西市長選挙・市議選挙応援

2010年10月12日 | ブログ

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 10月10日阪急能瀬口駅まえにて衆議院議員宮本たけし氏を迎えての街頭演説が行われた。市長候補の大塚寿夫、4人の市会議員候補・黒田みち、住田由之輔、北野のり子、森本たけしが訴えた。宮本たけし氏は、尖閣諸島問題で、歴史的事実を示し、我が国の領土であることが明らかであるとして、中国の主張に全く道理がないという日本共産党の主張を説明した。

 川西市では、これまで中央北地区開発に250億円もの税金を使い、今後10年間に更に100億円もの税金を投入する一方、福祉・医療政策は近隣他市に比べ、たとえば乳幼児医療補助では3歳未満児までの無料化しか実現されていない事実を示した。大きく立ち遅れた福祉・医療・教育施策にこそ市民の納めた税金を使って市民の暮らしを守ることが「市役所の仕事」であるとして、その実現に大塚市長の誕生とそれを支える4名の市会議員がどうしても必要であることが、それぞれの候補者から訴えられた。

 「市民が主人公」であり、「ぶれない政党」、「クリーンな政党」(1990年の市長選挙買収事件では、日本共産党以外の議員がかかわり、全ての会派から逮捕者を出した)として、私利私欲でない日本共産党の存在が必要。

3 宮本たけし衆議院議員との2ショット

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川西に行く途中の波豆川地区の「コスモス畑」 色鮮やかなコスモスが包み込んでくれます


議会改革検討委員会 定数削減?

2010年10月09日 | ブログ

 ご多分にもれず、三田市でも「市議会定数」について、議論が続いている。10月8日付け各紙で報道されているようだが、「議会改革検討委員会」での議論の内容は伝わってきていない。3通りの意見(①定数削減すべき ②定数削減やむなし ③現状維持)となっていた。

 しかし、①も②も実は、「世論の流れがそうだから、三田市でも財政状況をみても削減やむなし、または、削減すべき」というもの。こういったことで、市民の大切な声を議会に反映しにくくなったり、議会としての「チェック機能」が後退することになってもよいだろうか?

 つまり、「何故市議会の定数を削減する必要があるのか?」、「議会は何のためにあり、何故議員が必要なのか」、「議席を減らすことで、市民への影響、行政との関係はどのようになるのか」、「行政と議会といった、2元代表制度の一方である議会の議席を減らすことで、行政との関係はどのようになるのか」などの議論が中々されない。

 「市民にいろいろ言われて削減するのではなく、議員自らが身を削らねばならない」ともっともらしいことを言われるが、「議員自らが判断といっても、その議員を選んでくださった市民の意見はどうだろうか、支持者の皆さんにこのことで真剣に議論なり、意見を伺っているのだろうか」。

 ある会派(民主党)などは、12月中に結論(定数削減という)を出さなければ、市民から直接請求が出される動きがある。そうならないために、12月までに、結論を出すべきと主張しながら、途中で会派と相談した結果、「3月までに結論」と訂正。しかし、3月までに、具体的な削減数をも含め、明確な方向性を議会として示さなければ、自分たちも市民と一緒になって定数削減のための行動を起こすとまで明言された。しかし、その会派から明確な削減理由は示されていない。これまた、「流れ」が定数削減というだけ。

 一体、議会というものをどのように考えているのだろうか?「何でも賛成」だけであれば、確かに議会など必要はないだろう。一方で、7日の委員会で委員長を務めている政党は「共産党は全国どこでも何でも反対」と言い、私から「今の発言は正確でない。発言を撤回してほしい」と求めると、あっさりと撤回した。勿論、このやり取りは議事録に残るはず。

 私たちは、決して「何でも反対」ではないし、その事実がるのなら、示してほしい。三田の市議会でも、多くについて賛成しており、市民の立場から、賛成できない場合は、反対だけでなく、対案を示している。

 議会が議会としての役割を果たさなければ、阿久根市の市長のように暴走し、市民の大切な税金がどのように使われるのか、チェックできない。

 人口3万5千人のときの24名が人口11万4千人になっても24名に抑えられたままで推移してきている。本来なら、定数上限の34名になっても法廷の範囲内。現実に、市民の中へ入って、しっかりと実情を把握し、市民の生の声を受け止めて議会に反映させたり、行政が進めているその内容が、市民にとって本当に良いものかどうかを議会で判断することが必要である。しかし、現実には私自身も地域を歩き、訪問を続けても続けても、時間が足らない。その議員がさらに減らされたら、対象人口が増え、もっと時間が足らなくなってしまう。

 「一人の議員を減らせば1千万円の節約となる」と言われるが、一般会計が約350億円、特別会計、企業会計を合わせて合計約650億円のうち、たとえば議員4名削減して4千万円。しかし、4名削減したことにより、議員が一人当たり平均1500票をいただいたとすると、4名で6000票、つまり、6000人分の声が消されてしまうことになる。勿論そんな単純なことではないけれど。しかし、一人の議員の議席はそれだけ重い意味を持っている。

 議会の定数削減する場合は、もっと議会の本質や責任ある説明ができる議論をし、結論を持たねばならない。そのことなしに、「定数削減が流れ」ということで、「削減やむなし」では「それではあなたの議席は、そんなにも軽いものですか?」と問いたい。