新入生にとって期待と不安の中に開かれた高平小学校の入学式(4月10日午前9時30分から)に来賓として出席させていただいた。
幼稚園の年長組では大きくなったなと思いながらも、小学校に来てみるとやっぱり可愛らしい。上級生に手をひかれての入場では、足取りも軽やかな子ども、かなり緊張しているだろうと思われる子どもなど、子どもたちの心の響きが伝わって来るようだった。
高平小学校では、29名の新一年生、前項で144名。三田市内でも年々子どもが減り続け、15年前と比べると約半分の800名台。
子どもが減り続けているのは、決して若い人の責任ではない。
政府は企業に対して「正社員」化を求めていくとしているようだが、一体だれが今日のような非正規労働者を増やしてしまったのかを、しっかりと反省し、労働者派遣法の抜本改正をすべきではないだろうか?
それなのに、民主党は自民・公明とともに、製造現場での派遣労働や登録型の派遣労働など、あまりにも企業にとって都合のよい働かせ方を法律で追認している。20代30代の若い世代では二人に一人が非正規労働者。これでは結婚・子育てができるはずもない。
一刻も早く「正社員が当たり前の働き方」を確立させ、社会の安定と若い人が希望を持てるようにしなければならないと、改めて考えさせられた。