1617名が成人の仲間入りをしました。三田市で、今日午前10時30分から郷の音ホールで市主催の成人式が開催され、来賓出席しました。
女性のほぼ全員が振袖の華やかな衣装、紅潮した笑顔にも新成人としての意気込みを感じる方々が多くおられたように感じました。
新成人となった方の中からお二人(大木みえさん、丹羽温子さん)が「新成人のことば」を述べました。
大学で社会学を勉強しながら空手の全日本チャンピオンを目指している大木さんは、「若い時の苦労は買ってもせよ」と自身の成長を実感しながら「いつまでも向上心を持って努力」していきたいと述べました。いまだに苦労から逃げようとしている私には、ただただその気持ちをぜひとも持ち続けてほしいと願うばかりでした。
また、丹羽さんは、様々な分野の博士(大学教授たち)の下で勉強をされ、感謝を表すこととして、「他人(ひと)の役に立つことをしよう」と決意されている。「人は、環境による格差はあってはならない」と鋭い感覚を持っておられる。まさに、新自由主義が謳歌している日本で、真実を見つめ、「かねがすべて」ではなく、「ひとりひとりの人間を大切にする」社会を目指して、頑張っていただきたい!
式典が始まる前、会場外では、新成人に選挙の大切さを訴えておらる選挙管理委員の人たちとともに、私たちも「秘密保護法」についてと「ブラック企業」についてのシール投票に取り組みました。
秘密保護法では、多くの若者が、その内容をほとんど知らない状況。戦前の治安維持法そっくりのこの法律で、若者が自由を奪われ、命まで奪われることの無いように、撤廃を求めていかねばならない。これほどまでに重要な法律について、ほとんどの若者が知らないことに驚くばかり。
ブラック企業については、さすがにほとんどの若者がその「ことば」を知っていた。
「こんなことは許されない」「規制していくことが当然」との言葉をいただいたり、「アベノミクスの経済特区を進める自民党に相対するのが共産党ですね」と男性がネットを見て答えてくれました。勿論、この方は、「ブラック企業を規制する法律が必要」にシールを張ってくれました。
中には、一人の男性が、「自分が働く会社がブラック企業だったら、会社を変わったらよい」と、「自分が選んだ会社だから、仕方がない。自分に責任がある」とも言っていました。
「日本が世界の中で一番企業にとって活躍しやすい国にする」(安倍首相)が良いのか、「日本が世界の中で一番働く人にとって働きやすい国にする」のが良いのか。まさに、民意と政治の距離が遠ざかるばかり。
若い皆さんと、ご一緒に働く人を大切にし、希望の持てる国にしていきましょう!