10月20日(日)「郷の音ホール」を会場として、「ひょうご消防のつどい」が開催された。
県下の消防功労者とその家族を含め、表彰する「つどい」が約800名の参加で行われた。
第1部では、消防協会長や三田市長のあいさつに続き、吉村誠司氏(一般社団法人 OPEN JAPAN顧問)による「震おさまれど、災おさまらず、3.11翌朝から被災地の中で・・・」と題して、講演をいただいた。
東日本震災後ただちに被災地へ向かい、想像を絶する厳しい現実を目の当たりにしながら、人命救助に当たられた。
「心から、人間を愛し、心優しい」方だと思う。「人の痛み」を自分の痛みとし、「人を助けられなかったこと」を心から悔み、被災地で人々に寄り添い、また果敢に命を救おうと冷静に行動された、そのお話は、私も涙なしには聞けなかった。
東日本大震災からすでに2年半以上が過ぎるも、復旧復興は遅々として進まない。特に被災された方々の日常生活が取り戻せない深刻な状況の見通しが持てず、政府による対策の遅れが問題。
わずか3年の大企業を中心とする法人復興税を政府は1年前倒しで中止する。いったい被災者へどのような説明をするつもりなのだろうか?