長谷川よしきのブログ

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学生のまち、金沢に学ぶ・・・委員会の視察

2016年05月12日 | ブログ



視察2日目は、金沢市が進める「学生のまち・金沢」の推進について、「金沢学生のまち市民交流館」を訪問し、金沢市職員から瀬悦明を受けました。

金澤は、明治19~20年(1886~1887年)に、全国5学区の官立の高等中学校が設置された5都市のうちの1つ。
学生のまちとしての歴史があり、現在では市内人口46万人のうち、37,000人の学生が在籍しています。
学生と市民との相互の交流や悪政と金沢のまちとの関係が深まることで、賑わいと活力が創出されることを目指しているのが、金沢市が目指す「学生のまち」です。
2009年4月に「学生のまち推進条例」を全国初の条例として施行されました。そこには、金沢市が目指すものとして、定義と基本理念が記されています。条例の推進体制として、「金沢まちづくり学生会議」と「学生のまち地域推進団体」が学生のまちを総合的に推進するための「金沢学生のまち推進会議」が位置付けられています。
ここには、市内に18の大学・短大・高等専門学校と29の専門学校が金沢市と近郊に集積しており、40団体の学生組織が「金沢学生のまち」の推進に関わっています。
「金沢学生のまち市民交流館」は大正期の金澤町家を改築して、学生の交流の場として活用されています。その購入や改築などに約5億円もの費用が投じられており、今年度の維持費として1,740万円(コーディネーターの人件費や維持管理費を含め)の市費が投じられ、学生のまち推進にいかに力を入れられているかを表しています。
また、協賛企業も20社にのぼり、学生の活動に財政的・人的支援もなされています。
学生の生活スタイル(かつては下宿生活をとおして、市民との交流が積極的になされていた)が学生アパート・マンションに変わるなか、市民との交流が疎遠になりがち。今後の在り方について、推進会議などで議論が進められているとのことです。

歴史や文化など大きな違いがある金沢市と三田市とを比較することは困難で、視察の成果をどれだけ生かすことができるのか、しかし、先進的な取り組みは学ぶべきものがたくさんありました。
市役所内の課を超えた意見と検討がなされ、市長からの「トップダウン」で「学生のまち推進」が提案された経過がありましたが、条例策定に当たっては、学生や大学教授も参画していたとのことです。
昨日の福井市でも同じことが言えるのですが、歴史に学び、地域の特性を活かし、将来を展望するには、市のあらゆる状況を縦横に把握し、市民との協働を進めるにあたって、行政としての立ち位置・役割をしっかり認識して進められていると感じました。

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