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常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

待っていた雨

2020年06月15日 | 農作業
今年の梅雨入りはいつもの年と違う気がする。宣言から1週間、昨日になってようやく雨になった。前線の北上が、ゆっくりしている。平年であれば、東海や関東が梅雨入りしても、東北の梅雨はそれからかなり日を置いてからだ。今年は、関東と東北南部が同時に梅雨入りとなった。確かに関東では、所によって大雨が降って梅雨らしい雰囲気はあったが、乾燥しきった畑が雨を待ってもなかなかお湿りが来ない。そういえば、咲く花の時期も早まっている。このブログで花を主題にしている方が多いが、関西や関東とは花の咲く時期にタイムラグがあるが、今年はそれがないのだ。関西で咲いた花の写真を拝見していると、それから数日してこちらで開花をしている。何かで見たような気がするが、一週間ほど開花時期が早まっているらしい。

雨上がりの陽ざしのなかで、除草作業をした。畑は梅雨をたっぷりと吸って、いいお湿りになっている。野菜の苗も順調に成長をはじめたが、雑草も負けずに伸びている。放置すると、野菜は雑草の勢いに敗けて、成長が止まってしまう。この時期こそ、しっかりとした除草が必要だ。キュウリの枝分かれが始まって、根本の方に実をつけ始めた。先端の実は、大きくせずに収穫する。未熟で小さいが、味噌をつけて食べるとびっくりするほどおいしい。シュンギクも疎抜きをして、小さいものを食べる。野菜作りをしていなければ味わえない味だ。

ビヨウヤナギとキンシバイ、夏に咲く黄色の花だが、どこが違うか聞かれることがある。一つは葉の形、ビヨウヤナギは柳の葉に似て長い。もうひとつは、雌蕊の長さ。写真で見るように、奥の方にひっそりと隠れているキンシバイに比べると一目で違いが分かる。この花が咲くと、いよいよ本格的な夏である。

山々に闇充満し夏に入る 飯田龍太
コメント
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