南風が強い。気温15℃、空は霞んで黄砂が飛来しているような気がする。街に散歩、山こービルにできた仙台三越の小型店を見にいく。意外に狭く、自分のような年代のものには、購買意欲をそそるようなものはない。
散歩の途中の川の辺にオオイヌノフグリを見つけた。ことし初めて出会う早春の花である。空色で星がまたたくように咲く花が好きだ。
いぬふぐり雪置きしあとまだぬれて 市瀬 元吉
普段は山の方に散歩に行くが、少し街の様子も見てみる。日中あまり歩くことはないが、街はの姿は刻々と変わっている。なかに、蔵の店がかつての形を変えないので、そのままの姿を残しているのは貴重である。名店も次々と姿を消し、公園に置いてある機関車が黒く光っていた。