先週末からの雪で山はすっかり真冬のよそおい。2月の15日に雪のために撤退した白鷹山にリベンジの山行。1000mを切る白鷹山だが、新雪が尾根付近で膝上まである。目標のアメダスまで雪中の急登り2時間半、アメダス付近は強風で雪が吹き付けた。時おり雲の上から太陽が見える。風が止むときもある。だが、高度を上げるに従い、気温が下がるのを体感する。
尾根筋では風が強い。木に着いた雪が風の飛ばされると、前が見えないほどの雪が吹き付ける。暫時止まって、風の反対に身体をむけて吹雪のような雪をやり過ごす。今日の山行は5名、ラッセルは自分と体力のあるtさんの二人。条件は雪と風でよいとは言えないが、厳冬期とは違った暖かさがある。雪の状態もラッセルをするのに向いているように感じられる。
帰路も往路をなぞって下山する。下山は苦手である。登るときに感じない勾配が、下山のときはいやというほど見える。こんな急な道をよく登ったものと思いながら下るが、木のない急勾配は、常に転げ落ちるような恐怖感に捕らわれる。だが、ほかの仲間は苦もなく下っていくのを見ると、自分の技術の未熟なことを痛感する。何度も下るごとにその恐怖感も軽減されていくようだ。2時間半かかって登った道は下山は30分だ。
白鷹山アメダス。ここで高度は986m。晴れたひには、ベランダから白鷹山山頂の北側に見える。間近でで見ると、実に大きい。今日は、風雪が強烈の吹きつけていた。カメラで風雪は写らないが、風を受ける仁王像のようであった。
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