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透明マント、モルフォ蝶の羽、そしてルリスズメダイ、最後はカエル

2006-10-20 07:02:08 | 科学技術
 透明マントで物をを見えなくする理論が確認されたそうです。
 朝日新聞の記事です。
 確かにナーと思ったのは、モルフォ蝶が魅せるあのメタリックブルーの羽は、青い色素を持っているのではなくて、その鱗粉の多層膜構造により、光の干渉が起こるということを聞いているから。
 モルフォ蝶の羽の発色については、大阪大学の木下修一先生の研究室で「構造色」のひとつとして研究され、帝人ファイバーでモルフォテックスという繊維に応用されています。
 論文については、神山 三枝 “干渉発色繊維” 繊維学会誌, Vol. 60, No. 6, pp.P_321-P_323 (2004) .および、バイオサイエンスとインダストリー VOL.64 NO.9 2006に詳しいです。

 また、海の宝石と呼ばれるルリスズメダイも、青い色素を持っているわけではなく、からだの表面にある虹色素胞という細胞が、可視光線のうち青い光を反射しているからだとのこと。
 ルリスズメダイの体色変化については、東邦大学理学部の大島範子先生の研究室で明らかにされています。
 最後はカエル。
 夏になるとほんのり青いアジサイや、リンドウの花の色をした綺麗な青い青いアマガエルが新聞紙上を飾ったりしますが、カエルも青い色素細胞を持っているのではないのですよね。
 ということは、光を全部吸収するか、全部迂回すれば透明に見えるってことで・・・当たり前といえば当たり前だけと・・・?!
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