みけん・み~すけのやさしい技術士ブログ

あなたと、技術プロフェッショナルな人々をリンク! みけん、み~すけのコラボレーション・ブログは技術士への扉です!

広島カープを「軟水人間論」で語る、佐々木健先生の新刊

2017-08-26 09:37:19 | 環境学習

友人が夫婦旅で奥入瀬に行って、それは素敵だったというので、
扉絵を変えてみた。

まだ夫婦二人の時代に東北を旅して、奥入瀬を散策したり、
小岩井牧場でいきなりの雷雨にあったり、わんこ蕎麦を競争で食べたり、
田沢湖に本家み~すけ(=子猫のぬいぐるみ)を満願成就のために捧げ物にしようとしたり、
「夏子の酒」の舞台のような田んぼで歌を歌ったり、そんなことを思い出したりもした。

広島カープのマジックが一度消えてたが、昨日再度点灯して、ホッとしている。

カープの我慢の野球は、広島の軟水ゆえだとのことで、
これを「軟水人間論」というのだそうで、唱えたのは佐々木健先生だ。

先生の新刊、
「そうだったのか!
 驚きの名水のチカラ: 名水博士が語る水と健康、食、酒……」

地人書館(2017)に詳しい。
とりあえず、アマゾンで注文だ→https://www.amazon.co.jp/dp/4805209135

先生は、光合成細菌の研究者。
研究の一部は、下記の「生物工学会誌」生物材料インデックスで紹介されている。
https://www.sbj.or.jp/wp-content/uploads/file/sbj/9403/9403_index.pdf

先生は、20年以上にわたり、広島国際学院大学にて、学生たちとともに、
綺麗で美味しい水の保全活動に取り組まれてきた。

東日本大震災の後は、原発事故により漏洩した放射性物質を、
光合成細菌を用いて吸着浄化するプロジェクトにも学生とともに取り組まれた。
下記の報文にまとめられている。
https://www.sbj.or.jp/wp-content/uploads/file/sbj/9206/9206_tokushu_3.pdf
https://www.sbj.or.jp/wp-content/uploads/file/sbj/9108/9108_hobun.pdf
https://www.sbj.or.jp/wp-content/uploads/file/sbj/9206/9206_tokushu_5.pdf

今回の水の本には、旨い酒造り、広島のもみじ饅頭とか和菓子作り、
錦鯉の色を鮮やかに保つ秘密、和食の味を「のせる?」コツ、
お習字の墨の色を美しくする秘訣など、色々と興味深いことが載っているが、

やはり、カープを日本一にする秘密は、本書を読まんといけんよ。

とりあえず、ポチッとしてください。 アマゾンから買うて~や。

https://www.amazon.co.jp/dp/4805209135

 健先生の旧作も紹介しておこう。

「広島中国路・水紀行 」は美女がわんさか出てくるらしい。
みなさん、(今でも)さらにお美しいらしいよ。

佐々木健:「広島中国路・水紀行 」(渓水社 1989)
佐々木健 :「名水紀行―山頭火と旅するおいしい水物語」春陽堂書店(1992)
佐々木健:「広島県の名水 水質にこだわった名水50選」(名水バイオ研究所 2005)
広島銘水研究会 佐々木健他編:「原爆献水 -ヒロシマでは平和祈念と環境保全はかさなる-』
(名水バイオ研究所 2010)

下記に連絡すれば、購入できると思うので、よろしくです。
http://meisui-bio.net/book.html

宇宙とバイオ

2017-08-02 06:26:12 | バイオ

アニメの宇宙兄弟のテーマ曲が流れると、わくわくする貴方に。

人類最後のフロンティアであり、宇宙産業は我が国の国際競争力強化の鍵となる。新規参入や他分野とのコラボレーションを促進することで、新たなビジネスの芽が伸びていく。宇宙とバイオに関わる4つの話題をお届けします。

"未来へのバイオ技術" 勉強会「宇宙とバイオ」

2017年9月11日(月) 14:00~17:00 終了後、交流会あり
会場 (一財)バイオインダストリー協会
定員 60名
主催 (一財)バイオインダストリー協会
協力・協賛 (国研)宇宙航空研究開発機構(JAXA)、(公社)日本生物工学会、(公社)日本農芸化学会(いずれも予定)

「宇宙で1年生き延びた放射線耐性細菌Deinococcus radiodurans 〜たんぽぽ計画の最新成果から」
山岸 明彦 氏(東京薬科大学 生命科学部 教授)
たんぽぽ計画(Tanpopo mission)は、生命および有機化合物の惑星間移動の可能性、および地球の低軌道における地球由来の粒子を調査する宇宙生物学的プロジェクトである。 その目的は、パンスペルミア仮説と、生命そのものおよび生命の源が惑星間を移動する可能性の検証である。地球から脱出した微生物が宇宙環境で生存し、他の天体までの移動できるのか、という問いにも答えを出せると期待されている。講演では、世界で最も放射線に強い細菌として知られるDeinococcus radioduransが、真空の宇宙空間で強い紫外線や放射線に1年間さらされても生き延びたという最新の知見を中心に計画の全体像を紹介する。 
「宇宙と地上における人の健康とプロバイオティクスの継続摂取」
長南 治 氏((株)ヤクルト本社 中央研究所 研究管理センター 所長)
ヤクルト本社と宇宙航空研究開発機構(JAXA)が2014年から7年間をかけて行う共同研究で、宇宙空間において乳酸菌を継続摂取した際の人体への効果を検証する。プロバイオティクスは、腸内環境を改善するなど、人体に有益であることが知られているが、国際宇宙ステーションに長期滞在する宇宙飛行士に、ヤクルトの主な乳酸菌である「ラクトバチルス カゼイ シロタ株」を定期的に摂取させ、飛行士の糞便や唾液サンプルなどを持ち帰り、腸内菌叢や免疫機能を解析している。打ち上げまでの経緯と今後の展開について講演する。 
「「きぼう」日本実験棟を利用した高品質タンパク質結晶生成実験の新しい展開」
木平 清人 氏((国研)宇宙航空研究開発機構(JAXA) 有人宇宙技術部門 きぼう利用センター)
「きぼう」日本実験棟で行われている応用利用分野の実験は、「出口の見える実験」を目指している。高品質タンパク質結晶生成実験では、実験で得た成果を医薬品や新素材など地上の製品開発へ応用したり、我々の生活改善に利用するなど、社会に還元できるような具体的な成果が期待されている。本講演では、タンパク質結晶化プロジェクトの最新動向について紹介する。
 「宇宙医学・栄養学~無重力による筋萎縮のメカニズムと次世代サルコペニア予防食の創製」
二川 健 氏(徳島大学 医学部・医科栄養学科 教授)
徳島大学がJAXAと共同で行ってきた宇宙医学・栄養学研究に基づく筋萎縮治療法開発の成果と、SIP「次世代農林水産業創造技術」で開発してきた海藻廃棄物からの次世代サルコペニア予防食の創製について講演する。我々は、無重力環境は筋細胞内に酸化ストレスを誘導し、ミトコンドリアの機能異常をきたすことを見出した。それらを正常化することが無重力による筋萎縮の改善に通じることを紹介したい。
※本研究は、内閣府の戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)「次世代農林水産業創造技術」(管理法人:生研支援センター)、科学研究費補助金新学術領域「宇宙に生きる」により実施したものである。

参加方法
講演会参加費 JBA法人会員、JBA個人会員(アカデミア所属)、協賛学会会員:無料
  但し、JBA法人会員でない企業(事業者)に所属する個人会員は5,000円(税込)
非会員:10,000円(税込) 
交流会参加費 無料

くわしくは

https://ssl.alpha-prm.jp/jba.or.jp/pc/activitie/tip_biotechnology/guidance/002611.html

をご覧ください。