省エネ型生物的炭素固定。
あらゆる生物機能の統合により初めて達成されるのだそうです。
特に、微生物-植物複合微生物系に注目です!!
“未来へのバイオ技術”勉強会 4月度月例会
<協同企画:新資源生物変換研究会>
「省エネ型生物的炭素固定
~温室効果ガス排出削減とバイオマス増産のための
グリーンイノベーション~」
あらゆる生物生産系において、炭素循環の律速段階である”炭素固定能“を高めこれを活用するための技術開発が必要である。
植物光合成能の増強、CO2排出を最小限に抑え炭素固定により生物生産性を向上させる省エネ型炭素固定を利用した生物生産系、炭素固定の増強や温室効果ガス排出を抑制する化合物の同定、微生物と植物の複合生物系を利用したバイオマス生産など、あらゆる生物機能の統合により初めて達成される省エネ型生物的炭素固定の利用技術開発は、食糧増産・温室効果ガス排出削減など、グリーンイノベーションの基本骨格である。本勉強会では、多様な微生物機能、微生物-植物複合微生物系、化学の視点から,数人の講師に最新の研究成果や研究動向を紹介して頂き、今後のアウトプットと方向性について議論したい。
両講演者は共に RITE CO2固定化・有効利用技術検討委員会メンバーで、経済産業省技術戦略ロードマップにおける生物的炭素固定の位置づけについても簡単に触れる。
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日 時 平成22年 4月20日(火) 16:00~17:40
(終了後、簡単な交流会17:40~19:00)
会 場 (財)バイオインダストリー協会(JBA) 第1会議室→〔MAP〕
東京都中央区八丁堀2-26-9 グランデビル8F
アクセス:
・地下鉄日比谷線「八丁堀」A4出口 徒歩1分
・JR京葉線「八丁堀」B1出口 徒歩4分
主 催 (財)バイオインダストリー協会
【 プログラム 】
世話人 新資源生物変換研究会
阪井康能(京大)・莪山眞與(三菱ガス化学)、浅見忠男 (東大)
16:00~16:55 「省エネ型炭素固定に有用なC1微生物機能」
阪井 康能 教授(京都大学農学研究科)
C1微生物は、メタンやメタノールを単一の炭素源として生育するが、様々な植物に常在し、作物の収量増産にも役だっている。さらにその炭素固定反応はエネルギーを必要とせず、炭素循環の中で炭素をCO2まで完全酸化することなく細胞に固定する。このようなC1微生物がもつ省エネ型炭素固定系やバイオマス増産機能を、1)植物など異宿主生物への遺伝子導入、2)植物?微生物共生系によって達成しようとしている演者らの研究例について、省エネ型生物的炭素固定という概念の解説とともに紹介する。
16:55~17:40 「省エネ型炭素固定を可能とする植物をデザインする」
佐藤 文彦 教授(京都大学生命科学研究科)
シロイヌナズナ、イネをはじめ多くの植物のゲノム情報が明らかになり、従来の一遺伝子の改変による生物機能の改変から、代謝ネットワーク、転写ネットワークをデザインし、新たな機能をもつ植物を設計する時代が到来している。
植物は、光合成的炭素固定により温室効果ガスであるCO2の削減に寄与するとともに、バイオ燃料等有用物質生産の素材を提供するものでもある。今、何が可能であり、何が課題であるのか、最新の情報を交え、話題提供する。
17:40~19:00 交流会・名刺交換会
申し込み方法は下記。
http://www.jba.or.jp/top/2010/0420_miraibio_shouene.html
あらゆる生物機能の統合により初めて達成されるのだそうです。
特に、微生物-植物複合微生物系に注目です!!
“未来へのバイオ技術”勉強会 4月度月例会
<協同企画:新資源生物変換研究会>
「省エネ型生物的炭素固定
~温室効果ガス排出削減とバイオマス増産のための
グリーンイノベーション~」
あらゆる生物生産系において、炭素循環の律速段階である”炭素固定能“を高めこれを活用するための技術開発が必要である。
植物光合成能の増強、CO2排出を最小限に抑え炭素固定により生物生産性を向上させる省エネ型炭素固定を利用した生物生産系、炭素固定の増強や温室効果ガス排出を抑制する化合物の同定、微生物と植物の複合生物系を利用したバイオマス生産など、あらゆる生物機能の統合により初めて達成される省エネ型生物的炭素固定の利用技術開発は、食糧増産・温室効果ガス排出削減など、グリーンイノベーションの基本骨格である。本勉強会では、多様な微生物機能、微生物-植物複合微生物系、化学の視点から,数人の講師に最新の研究成果や研究動向を紹介して頂き、今後のアウトプットと方向性について議論したい。
両講演者は共に RITE CO2固定化・有効利用技術検討委員会メンバーで、経済産業省技術戦略ロードマップにおける生物的炭素固定の位置づけについても簡単に触れる。
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日 時 平成22年 4月20日(火) 16:00~17:40
(終了後、簡単な交流会17:40~19:00)
会 場 (財)バイオインダストリー協会(JBA) 第1会議室→〔MAP〕
東京都中央区八丁堀2-26-9 グランデビル8F
アクセス:
・地下鉄日比谷線「八丁堀」A4出口 徒歩1分
・JR京葉線「八丁堀」B1出口 徒歩4分
主 催 (財)バイオインダストリー協会
【 プログラム 】
世話人 新資源生物変換研究会
阪井康能(京大)・莪山眞與(三菱ガス化学)、浅見忠男 (東大)
16:00~16:55 「省エネ型炭素固定に有用なC1微生物機能」
阪井 康能 教授(京都大学農学研究科)
C1微生物は、メタンやメタノールを単一の炭素源として生育するが、様々な植物に常在し、作物の収量増産にも役だっている。さらにその炭素固定反応はエネルギーを必要とせず、炭素循環の中で炭素をCO2まで完全酸化することなく細胞に固定する。このようなC1微生物がもつ省エネ型炭素固定系やバイオマス増産機能を、1)植物など異宿主生物への遺伝子導入、2)植物?微生物共生系によって達成しようとしている演者らの研究例について、省エネ型生物的炭素固定という概念の解説とともに紹介する。
16:55~17:40 「省エネ型炭素固定を可能とする植物をデザインする」
佐藤 文彦 教授(京都大学生命科学研究科)
シロイヌナズナ、イネをはじめ多くの植物のゲノム情報が明らかになり、従来の一遺伝子の改変による生物機能の改変から、代謝ネットワーク、転写ネットワークをデザインし、新たな機能をもつ植物を設計する時代が到来している。
植物は、光合成的炭素固定により温室効果ガスであるCO2の削減に寄与するとともに、バイオ燃料等有用物質生産の素材を提供するものでもある。今、何が可能であり、何が課題であるのか、最新の情報を交え、話題提供する。
17:40~19:00 交流会・名刺交換会
申し込み方法は下記。
http://www.jba.or.jp/top/2010/0420_miraibio_shouene.html