みけん・み~すけのやさしい技術士ブログ

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菌類研修会「教科書にはない菌類のヒミツ」

2012-06-30 08:21:13 | セミナー

日本菌学会(主催)ならびに玉川大学農学部(共催)では、講演と実習を通して、生物、理科の先生方に、教育現場で、生徒たちに菌類ならびに他の微生物の重要な役割について、いかに紹介し、いかに教えるか、興味を持ってもらうかについてのヒントを提供するために研修会を企画しました。ぜひ、多数の参加をお待ち申し上げます。

詳しくは下記をご覧ください。

http://mycology-jp.org/~msj7/cgi/whatsnew/webdir/97.html

 

■ 講演会 ■
日 時:8月20日(月)10:00〜16:30
場 所:玉川大学 大学研究室棟B10
参加費:資料代 500円   
募集人数:100名(教員を優先、定員になり次第締め切ります)

講演会プログラム
菌類の仲間とその生き方                      細矢 剛(国立科学博物館)
菌類の教育実践1                           溝上 豊(横浜サイエンスフロンティア高校)
菌根菌の生き方と生態系                      岩瀬剛二(帝京科学大学)
菌類バイオテクノロジー、伝統的発酵から将来へ    奥田 徹(玉川大学)
菌類の教育実践2                            吉永 潔(元埼玉県立庄和高校)
菌類の教育実践3                            渡辺康孝(玉川学園高等部中学部)
質疑討論

■ 実 習 ■
日 時:8月21日(火)10:00〜16:00
場 所:玉川大学 農学部 大学7号館 生物実験室
参加費:資料代 500円
募集人数:20名(教員を優先、定員になり次第締め切ります)

実習プログラム
「様々な菌根の形態観察」 岩瀬剛二(帝京科学大) 「根粒細菌の観察」 渡辺京子(玉川大学)
ラン菌根、外生菌根、アーバスキュラー菌根など菌根の観察および根粒細菌の観察。

 

デンマーク・ライフサイエンスセミナー『個別化医療加速のためのバイオインフォマティクスの役割 』

2012-06-30 08:08:37 | セミナー

日   時:  平成24年7月5日(木)13:30-18:00 (懇親会を含む)

場   所:  日本製薬工業協会 5階会議室

    (東京都中央区日本橋本町3-4-1 トリイ日本橋ビル) http://www.jpma.or.jp/access/

参 加 費: 無料

主   催:  デンマーク大使館 (Invest in Denmark/投資局)

共   催:  コペンハーゲン・キャパシティ(Copenhagen Capacity)

後   援:  日本製薬工業協会(予定)/一般財団法人バイオインダストリー協会

お申込先:デンマーク大使館

 TEL: 03-3496-3001(代表)   FAX: 03-3476-4234   E-mail:  rumiid@um.dk

 13:00   開場・受付

 13:30   開会挨拶 駐日デンマーク大使  A. カーステン・ダムスゴー

        『デンマークのライフサイエンスを取り巻く状況』

       デンマーク外務省投資局アジア担当ディレクター  ヘンリック・イェンセン

       『ヨーロッパ3大バイオ・クラスターの一つ、ベディコン・バレーの現状』

       コペンハーゲン・キャパシティー 事業開発マネージャー ルース・クリューバー  

 14:10   『2型糖尿病におけるゲノム解析の現状と課題』

岐阜大学大学院医学系研究科/医学部内分泌代謝病態学 

堀川幸男 臨床教授(医学部附属病院 医療連携センター 副センター長 併任)

 (概要)

全ゲノム関連解析(GWAS)により現在まで約20-30種類の遺伝子多型でコモン2型糖尿病発症との関連が認められ、人種、民族を超えた高頻度、低浸透率の糖尿病感受性アリルが存在することが証明された。しかし従来の糖尿病発症の臨床危険因子(年齢、肥満、家族歴など)に比べて、遺伝子多型の発症予測における有用性は現時点では低く、依然40-60%といわれる遺伝率のほんの数パーセントしか説明できない。現在、次世代シークエンサーの登場により、発症における遺伝素因が強いと考えられる若年発症家族性糖尿病(MODY)の原因遺伝子アリルなど、GWASでは獲得できなかったと考えられる低頻度、高浸透率型のエクソン変異アリル同定が積極的に進められており、この場合は、変異タンパクの生理機能解析などからコモン2型糖尿病のインスリン分泌不全病態の解明に繋がることが考えられる。その過程で、糖尿病標的臓器での網羅的遺伝子プロファイリング(トランスクリプトーム)や相互作用タンパクを網羅するタンパクネットワーク解析などプロテオーム的アプローチが重要であることは言うまでもない。 

14:55   『代謝疾患に関わる遺伝子の影響力』

              コペンハーゲン大学 ノボノルディスク財団基礎代謝研究センター、ヒト代謝遺伝学

       Prof. Torben Hansen (トーベン・ハンセン教授)

            (概要)

For the past 2 decades, genetics has been widely explored as a tool for unravelling the pathogenesis of cardio-metabolic disorders. Many risk alleles for type 2 diabetes and hyperglycaemia have been detected in recent years through massive genome-wide association studies and evidence exists that most of these variants influence pancreatic beta-cell function. However, risk alleles in five loci seem to have a primary impact on insulin sensitivity. Investigations of more detailed physiological phenotypes, such as the insulin response to intravenous glucose or the incretin hormones, are now emerging and give indications of more specific pathological mechanism for diabetes-related risk variants. Such studies have shed light on the function of some loci but also underlined the complex nature of disease mechanism. In the future, sequencing-based discovery of low-frequency variants with higher impact on intermediate diabetes-related traits is a likely scenario and identification of new pathways involved in type 2 diabetes predisposition will likely offer opportunities for the development of novel therapeutic and preventative approaches.

Furthermore, in order to understand the impact of gut microbes on human health and well-being we recently described the Illumina-based metagenomic sequencing assembly and characterisation of 3.3 million non-redundant microbial genes from faecal samples of 124 European individuals. The extensive gene catalogue has enabled us to perform studies of association of the microbial genes with human metabolic phenotypes.

 15:40-16:00 休憩

 16:00   『遺伝子ネットワーク解析が切り開く個別化医療への道 -未来は既に始まった!!』

       東京大学医科学研究所ヒトゲノム解析センターDNA情報解析分野 分野長

       宮野 悟 教授

          (概要)

2013年、「私」のDNAシークエンスを10万円で1時間で得られる時代が始まる。だれもが自分のゲノム情報を手に入れることができる。そして、スーパーコンピュータでゲノムや遺伝子発現データを解析し、「私」のがんのシステム異常を捉えようとする研究が進んでいる。「京コンピュータ」などのスパコンで初めて暴き出せるがん研究の一端を紹介する。特に、数理モデリングとスパコン用いた解析により、抗がん剤に応答して動的に変化する大規模遺伝子ネットワークを暴き出すことや、数百のがんサンプルの遺伝子発現データから個人のがんの個性・多様性を分子ネットワークとして抽出することが一部できるようになった。これを地図として用いることで、個別化された分子標的の探索などへの応用可能性を考えている。

16:45   質疑応答

 

17:15   意見交換会・懇親会

 

18:00   閉会

 

 

*) セミナーには通訳はつきません。ハンセン先生の講演は英語で行われます。

*) 都合によりプログラムが一部変更される場合がございますのでご了承ください。

微生物政治学?!「微生物コミュニケーション」(8/7)

2012-06-28 20:47:44 | セミナー

 

造反やら分裂やら、新党結成やら、政治のゆくえが気になる毎日です。

  もしかすると、微生物の方が人間よりずっと知的な社会生活を

営んでいるかもしれません。

<微生物政治学> あるいは <微生物社会学>を学びませんか?

 【微生物の議会】クオラムセンシング(quorum sensing)とは、

微生物特有の集団行動で、自分と同種の菌の生息密度を感知し、

それに応じて物質の産生をコントロールする機構。

quorumとは議会における定足数(議決に必要な定数)のことを指す。 

【麹菌の危機管理】麹菌は普段、隔壁に空いた穴を介して細胞間で

コミュニケーションしているが、溶菌などの危機に際しては、被害

が広がるのを防ぐ防護システムが働くという。 

【異種との融和】酵母と乳酸菌は共存し、互いに認識し合い、自分

たちに有利な環境を作り出している。

人間社会を彷彿とさせる微生物のふるまい(現象)と応用展開に

ついて論じたい。

        "未来へのバイオ技術"勉強会 

    「微生物コミュニケーション-解明と応用」

 

日 時:2012年8月7日(火) 14:00~16:50

(終了後、簡単な交流会17:00~18:00)

会 場:(一財)バイオインダストリー協会(JBA)第1会議室 

    東京都中央区八丁堀2-26-9グランデビル8F

地図 → http://www.jba.or.jp/about/access/index.html

詳細 → http://www.jba.or.jp/top/2012/0807_miraibio_biseibutu.html

 

「クオラムセンシングによる微生物コミュニケーションの解明と応用」

宇都宮大学大学院 工学研究科 物質環境化学専攻 教授 池田 宰 先生

 

「"多細胞生物"麹菌の危機管理術~細胞間をつなぐ穴をふさぐメカニズム」

東京大学大学院 農学生命科学研究科

  応用生命工学専攻 助教 丸山 潤一 先生

 

「酵母と乳酸菌のコミュニケーション」

関西大学 化学生命工学部 生命・生物工学科 教授 片倉 啓雄 先生

 

記事のタイトル 大隅良典特任教授、第28回京都賞を受賞 「オートファジーの分子機構と生理機能の解明」

2012-06-26 20:30:20 | 科学技術

 東京工業大学フロンティア研究機構の大隅良典特任教授が、第28回京都賞を受賞されました。(2012.06.22)

 http://www.titech.ac.jp/topics/news/detail_2982.html?id=topics

 「オートファジーの分子機構と生理機能の解明」に関する 優れた貢献に対して与えられたものです。

 詳しくは→「京都賞」www.kyotoprize.org

オートファジーは酵母で見つかった現象ですが、

神経変性疾患、感染症、心疾患さらにはがん化などの病態との

 関係が次々と報告されており、医療、創薬の観点からも

今一番注目されている研究分野の一つです。

7月5日にオートファジーの 勉強会が開催されます。

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未来へのバイオ技術"勉強会

「オートファジー研究-基礎から疾患に挑戦する」

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 日 時:2012年7月5日(木)15:00~17:20

      (終了後、交流会17:20~18:30)

会 場: (一財)バイオインダストリー協会(JBA) 第1会議室

    東京都中央区八丁堀2-26-9 グランデビル8F

地図 → http://www.jba.or.jp/about/access/index.html

詳細 → http://www.jba.or.jp/top/2012/0705_miraibio_autophagy.html

「第4回つくばグリーンイノベーションフォーラム」

2012-06-20 06:39:17 | 科学技術

「第4回つくばグリーンイノベーションフォーラム」が、筑波大学にて開催されます。

本フォーラムは、つくば地区の大学・研究所と企業の方との橋渡しを目的として企画

されました。是非、企業関係者の皆様に参加をご検討頂くようよろしくお願い申し上げます。

 

(開催概要)

主催: 筑波大学プレ戦略イニシアティブ

「グリーンイノベーションのためのキーマテリアル高度デザイン拠点」

開催日:  2012年06月29日 (金)

受付開始時刻:  12:00

講演時刻:      13:00~17:25

懇親会:        17:30~19:15

開催場所:      筑波大学 総合研究棟B 1階 0110公開講義室

交通:          つくばエキスプレス つくば駅下車 

                関東鉄道バス 筑波大学中央行きまたは 筑波大学循環(右回り)

                第一エリア前下車 徒歩1分

ホームページ:

http://www.tsukuba-greeninovn.org/activity/forum/tgi-forum-4.html

申込み先:    ホームページより

http://www.tsukuba-greeninovn.org/form/index.php/forum_4th/index