みけん・み~すけのやさしい技術士ブログ

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「オオサンショウウオの遺伝子音楽」いよいよCD化!!

2005-02-28 12:25:07 | バイオ
「オオサンショウウオの遺伝子音楽」いよいよCD化の作業も大詰め。
おりしも、音楽の素になった遺伝子解析を実施した、
広島国泰寺高校 理数ゼミ生物班3年生の皆さんも明日、卒業の日を迎えます。

サンプルCDを、自宅でちょうどいいボリュームにして聞いてきみました。
内容をちょっと御紹介しますね。

オオサンショウウオの遺伝子メロディー
1.HoxA13 遺伝子 
 作曲:三浦郁夫 (広島大学大学院理学研究科両生類研究施設) と広島国泰寺高校生物班
 編曲・演奏:Trevayne Fernandez ( Australian Music Examination Board )
2.ヒトのHoxA13 遺伝子          
 作曲:三浦郁夫 (広島大学大学院理学研究科両生類研究施設) と広島国泰寺高校生物班
 編曲・演奏:Trevayne Fernandez ( Australian Music Examination Board )
3.ミトコンドリアのNon-Coding領域 
 作曲・演奏:石原えりか (広島国泰寺高校理数コース1年)
4.ミトコンドリアのATPase8 遺伝子
 作曲:坪北紗綾香 (エリザベト音楽大学大学院音楽研究科音楽教育学専攻)
 演奏:松本 愛 (エリザベト音楽大学大学院音楽研究科宗教音楽学
(オルガン) 専攻修了)
5.反復配列 ( Xba repeat )
  -どこから来たの なつかしい愛の調べ( DNA )- 
 作曲:杉 真理  
 編曲:小泉信彦 

1.と2.は、同じ「指を作る遺伝子」で、1.がオオサンショウウオ、2.がヒトです。
オオサンショウウオは、井伏鱒二のせいか、
のたりのそり、というイメージがありますが、
この楽譜は、神話の世界のサラマンダーのように、
軽やかで不思議な動きをする、神の遣い、という
イメージです。
2.の「ヒト」メロディーがマイナーコードであることに、この世の中の憂いを感じます。
指をつくる遺伝子というところも含蓄があります。
人の世の幸せも憂いも、全て自由に動く器用な指があってからこそ、
ですものね。
最初に聴いたときの感想を転記します。

●娘(4歳)の感想です。口述筆記します。

みうらせんせい、このおんがくはとてもかんどうしました。
おおさんしょううおは、とてもたのしかったです。
にんげんのおんがくも、だいすきだったです。
かなしいおんがくでした。
なみだがでました。
それで、みうらせんせいにあいたいです。

●私の感想です:
音符からは、失礼ながら、このような繊細な音楽が奏でられるとは、
予想していませんでした(合唱団だったので、譜面はちゃんと読めますが)
オオサンショウウオはかわいらしく、50cmなどの堂々とした体躯の個体ではなく、
幼生を思い浮かべました。

ヒトの音楽のほうは、哀しみと憂いに満ちたメロディで、
でも、心が洗われるようでした。
種としてのヒトの哀しみといいますか、楽しみもあるけれど、
苦労もあるといいますか・・・。
「指を作る遺伝子」に着目されたとのことですが、
ヒトという種の喜びも悲しみも、全て、
自由に動く「指」があってこそであり、
深遠な哲学というか、自然の摂理というか、
何と申しますか、「神の手」のなせる業のようなものを感じ、
涙が出てきました。
名曲です!!
ピアノの伴奏もとても綺麗です。


3つめの曲は、生物班の生徒である石原えりかさんが作曲されたピアノ曲です。
最初楽譜を見せていただいたときは、
不思議と水の中に居るような感じではなく、
雨上がりの草むらの中で
シロツメクサの群生(というほど大げさなものではないですが)から
四葉のクローバーを
鼻歌を歌いながら探している、、、
(最初のモチーフは、クローバーを探して、
視線がうろうろしているのですよ・・・)
そんな印象を持ちました。
ここのところ雨が多かったせいかもしれません。
伴奏によって、印象も変わるとは思いますが、
そんなふうに感じました。
三拍子でかろやかです。
オオサンショウウオも陸に上がりたかったのでしょうか?

大学の工学部の学生実験棟のあたりに、
今はどうかわかりませんが、クローバーがたくさんあったのですよ。
工学部図書館からブドウ池(という池があったのです)あたりまで、
実験棟が続いているのですが、
そのあたりで酒盛りしたり、テニスの壁うちする学生がいたり、
講義室のあるあたりから、階下をながめて、
本部からごくたまにくる女子学生を見つけて
(工学部だけが遠く離れて、東広島市に移転したのです。
「バイオな気分」ご参照ください。)
喜んだり、、、していたものです。
  
4つめは、宗教音楽を専攻しておられる音楽家の方が
作曲されたもの。地元広島の名門エリザベト音楽大学の方が、
作曲と演奏をされた壮大なイメージの曲です。

娘は、パイプオルガンの曲が
荘厳で、原始的な怖さを感じたようで、
つっぷしていました。
進化に抗うものたちの叫びというか、
ミトコンドリアATPaseの遺伝子ですから、
生きる苦しみや地球に生きる生きものゆえの哀しみといったものを
訴えているような気がしてなりませんでした。

そのあとに杉さんの、美しい心を涙で洗うような曲があって、
この世に救いがもたらされたように感じました。
はじめて聴いたとき、娘は、しきりに
「なつかしい」と口にしていました。
4歳の幼い子に、そのような感情を湧き出させる曲の力とは、
どこから来るのでしょうか。

息子は三浦先生の最初の2曲が好きみたい。
えりかさんの曲は、「うる星やつら」劇場版第2作のビューティフル・ドリーマー
のDNAのシーンを思い出しました。
下記の、右の写真の上から3つ目のシーンですね。
不思議な感覚を呼び起こします。
http://www.kyo-kan.net/oshii-ig/urusei-bd/
さて、スーパーサイエンスハイスクールで、
オオサンショウウオの遺伝子解析を行った、
広島国泰寺高校 理数ゼミ生物班3年生の皆さんも、
明日、3月1日が卒業式ー!!
本当に熱心で、気持ちのよい若人たちです。
春から大学生ですね。
おめでとうございます!!!

(画像は、三浦先生からお借りした、オオサンショウウオ、DNA、そして遺伝子音楽のイラストです。)

限定醸造淡口醤油!!

2005-02-28 06:06:19 | 美味しいバイオ
 食べ物の話題が続きますが、前日にもコメントをいただきました、お醤油の話題。
 限定醸造淡口醤油「龍野乃刻(たつののとき)」は、春仕込み秋絞りという古式製法を守りながら、究極の品質の淡口醤油を目指したものだそうです。
 同社に務める大学の同窓生から教えてもらった製品です。

み~すけのバイオお蔵出しでもご紹介しましたが、特別限定醸造品で、限定数のみの予約販売豊かで味わい深い特別な甘酒(醴)を、贅沢にも二度にわたって加える(甘酒二段仕込みという)ことにより甘酒特有の爽やかな甘味と上品な香りを持つ醤油に仕上げたもの。
 2005年度の予約は5月からだそうです。
くわしくはこちら。

桜餅どうぞ・・・。

2005-02-27 19:12:40 | 美味しいバイオ
 桜餅大好きのみ~すけです。
 雛祭りも近いということで、桜餅なぞ食べました。道明寺。大好きです、桜餅!!
 道明寺というのは、関西系なのだそうです。餅米のつぶつぶ感が癖になりますね!
 こちらは、リンクフリーの「桜餅の葉っぱを食す会」のホームページ。
 桜餅の葉っぱは、桜餅の為に長年研鑚され、桜餅の為に栽培された桜の木から取れる葉を、
 半年も費やして塩漬けにしたものだから、その葉も美味しく味わいましょうねっ!という趣旨なのです。
 み~すけですか?もちろん、葉っぱも食べました!

島原手延べそうめんは寒期のこの時期に作られる!

2005-02-26 22:23:32 | 美味しいバイオ
長崎県島原の雲仙岳の麓、西有家町で、温暖な気候のもと、豊かな井戸水、厳選された小麦粉を使用して作られる、添加物を一切加えない健康食品がそうめんです。
 手延べそうめんは、11月から3月の寒期、いままさにその最盛期のようですが、2日間の工程を経て作っているのだそうです。島原手延べ素麺で有名な西有家町のホームページはこちら手延べ素麺の鬼塚では、島原手延べそうめんについての歴史や作り方も掲載しています。
 夏の暑いときにおいしいそうめんですが、今のような寒い時期に、丁寧に手作りされるのですねっ!

年度末にむけて

2005-02-24 05:07:54 | Weblog
2月も残り少なになってしまいました。
み~すけさんは几帳面なので、早々に確定申告を済まされたようですが、私は仕事がたまりっぱなし。ひとつづつ片付けねば。
昨日は、県内の商工会で商品開発の意見交換会があり、夜遅くまで活発な議論がありました。アドバイザーをお引きうけしているので、ほかのアドバイザーとともに参加者の議論を側面支援しているのですが、私自身もとても勉強になります。
3月も怒涛のように毎日が過ぎていきそうです・・・。
いずこも同じかと思いますので、くれぐれも健康に注意してのりきりましょう!

JABEE認定を目指す大学・高専の先生方に、「はじめての技術士チャレンジ!」

2005-02-23 06:48:48 | 新刊紹介・書籍
 技術士について一番やさしく解説した書籍、「はじめての技術士チャレンジ!」ですが、
 高専や大学の先生で、これからJABEE認定コース設立を検討されている方々、JABEE教材にと、お求めになるケースもあるようです。
 JABEE認定に際しては、やはり、認定コース修了者にとって、技術士第一次試験免除というのは大変大きなメリットのひとつですので、まず「技術士とは何か」から、スタートすることが多いわけです。
 特に、大学当局におかれましては、技術士についてのご理解が通常あまりありませんので、このような本を使って、説明する必要があるのでしょう。
 JABEE認定コースを受け持つ大学の先生方の教材としても、こうした「技術士本」や「技術士試験本」を、お求めになっているようです。

 JABEE認定の「客観的な評価基準」としては、“技術士の第一次試験出題と同程度の知識を得ること”がふさわしいと考えられているようでです。
 そのため、学生、教職員の皆さんが、技術士第一次試験のレベルについて知る必要があり、こうした書籍が参考用に求められているのだと感じています。

今日はネコの日・・・!

2005-02-22 22:25:02 | Weblog
 今日は、 にゃん・にゃん・にゃん と鳴く2月22日、ねこの日なんだそうですにゃん。
 本日のお写真は、み~すけのお部屋のトップページにも貼っている、昔のノートPC+み~すけ大明神。
 難関突破、恋愛成就によく効くお守りにゃのですにゃん。
きっと貴方にもいいことがあるにゃん。
そうそう、ここのニャンコの写真がとってもかわいいので見にいってくださいにゃん

ごきげんな北海道の声(^^;;)

2005-02-22 06:38:28 | 技術士

 昨夜、子供とお風呂からあがってみると、携帯に着信の合図が・・・。
 見てみると、北海道の大学の先生からでした。
 すぐコールバックしてみましたが、話中。
 しばらくすると、留守電が入ってきました(話中の時に、こちらに対して留守電吹き込んでいたのね、よくあることですが)。このパターンはあれだ!!呑んでおられる違げえねえ!!

 「これ、み~すけ、出ないとダメじゃないか。
  今呑んでるんだが、○○先生に代るわ」
 大恩ある○○先生が来道され、ご一緒に楽しんでおられるようでした。
 お声を聞くと、とてもはずんでいて、かつてないほどの上機嫌でした。
 今、北海道は物凄い雪だと聞いていましたが、雪も溶けそうに弾んだお声でした。
 
 学会の夜など、時々こうして電話がかかってきます。
 ●●さんと、△△クンと、◎◎先生と呑んでるんだよ、って。

 そのたびに、うらやましいな~と思います。
 日本各地で楽しい酒宴が催され、その楽しさをおすそ分けしようと、電話を下さるのです。

 今度の農芸化学会の春の大会も、北海道だな。
 また、皆さん集まってワイワイやるんだろうな。
 ほのぼの暖かくなりました。
 なんだか春が近いや。