21世紀は「光の時代」であると言われているそうだ。
東京工業大学大学院 理工学研究科 化学専攻 石谷研究室では、
人工光合成系の構築を目指した多電子酸化還元系の開発の一環として、
光エネルギーの高品位化システム(人工Zスキーム)の構築を
試みている。
http://www.chemistry.titech.ac.jp/~ishitani/index.htm
現在実用化されているほとんどの光触媒は、太陽光に5%しか含まれていない
紫外光しか吸収せず、太陽光の主成分である可視光は有効に活用できない。
実にもったいないことだ。
可視光を利用して有用な化学反応(例えば、水による二酸化炭素の還元)を
行うために、緑色植物の光合成が行っている光エネルギーの高品位化(Zスキーム)
を人工的に行うシステムの開発を目指しているとのこと。
3月28日には、日本農芸化学会大会シンポジウム(京都女子大)で、石谷研究室の
最新研究成果が聴けそうだ。
平成22年度 新資源生物変換研究会シンポジウム
「炭素固定機構の分子基盤と産業応用への可能性を探る」(3/28)
「光触媒による二酸化炭素資源化の現状と課題」 石谷治先生(東工大)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます