四国イベント特集<2>「大学発・選り抜きバイオセミナー」は、
四国TLOからのお薦め技術情報。
http://www.jba.or.jp/top/2009/090617_yorinuki_06.html?event_id=69
平成21年 6月 17日(水) 16:00~17:45
(※終了後、名刺交換会 17:45~18:45)
会 場 (財)バイオインダストリー協会(JBA) 第1会議室
〒104-0032 東京都中央区八丁堀2-26-9 グランデビル8階
TEL: 03-5541-2731 / FAX: 03-5541-2737
◇アクセス:
・地下鉄日比谷線「八丁堀駅」下車 A-4番出口築地方向すぐ
・JR東京駅よりタクシーで1メーター圏内
【 プログラム 】
16:00~16:10
1.「株式会社テクノネットワーク四国(四国TLO)産学連携の仕組み」
四国TLO 技術移転部
16:10~16:55
2.「機能性電極素子としての超好熱菌由来
色素依存性デヒドロゲナーゼ:機能と構造および応用」
香川大学農学部 応用生物科学科 教授 櫻庭 春彦 先生
色素依存性デヒドロゲナーゼは、糖・有機酸・アミノ酸など各種生体成分から電子を取り出し、これを人工の酸化還元色素に渡すことができる。
この反応を利用すれば、人工色素をメディエーターとして、酵素反応と電極を直接結びつけることが可能となるため、物質の濃度を電気化学的信号として簡便に検出するバイオセンサーの素子や生体物質を起電力とするバイオ電池の素子として利用できる。
しかしながら、従来から研究されてきた常温生物由来の酵素は総じて不安定であり、機能性素子としての応用研究は極めて少ない。
演者らは、100℃付近で成育する超好熱菌にアミノ酸などを基質とする複数の色素依存性デヒドロゲナーゼを発見し、これらが非常に高い安定性を持つことを明らかにした。
また実際に酵素を電極に固定化し、室温下でのセンシングに十分利用可能であることや、常温生物由来の酵素に比べセンサーの加工時に酵素の劣化が起こりにくいことを見出している。安定性に優れた超好熱菌の酵素を利用することで、バイオセンサーやバイオ電池の応用開発において新たな展開が期待できる。
17:00~17:45
3.「21世紀対応型動物実験モデルである発育鶏卵を用いた抗がん剤
および抗酸化剤の創製」
徳島大学大学院 ソシオテクノサイエンス研究部
准教授 宇都 義浩 先生
発育鶏卵とは孵卵状態の受精鶏卵であり、細胞実験とは異なり生体の複雑な反応を再現できるin vivo(正しくはin ovo)実験系として、欧米で従来のラットやマウスに代わる21世紀対応型モデルとして再評価されつつある古くて新しい動物実験モデルである。
演者らはこれまでの経験から創薬研究における細胞実験の限界を認識し、この発育鶏卵を、よりトランスレーショナル研究でのファーストスクリーニング用として利用しユニークな多機能性抗がん剤の創製に取り組んでいる。本セミナーでは、演者らがこれまでに分子設計・合成した放射線増感剤、血管新生阻害剤や抗酸化剤のin vitro/in ovo活性について紹介いただき、フェイズ・ゼロ(phase zero)のマイクロドーズ試験段階までの創薬研究における発育鶏卵の動物実験モデルとしての可能性や有用性について議論したい。
17:45~18:45 名刺交換会 (おつまみ、お飲み物つき)
参加方法 ◆参加費 : 無料
四国TLOからのお薦め技術情報。
http://www.jba.or.jp/top/2009/090617_yorinuki_06.html?event_id=69
平成21年 6月 17日(水) 16:00~17:45
(※終了後、名刺交換会 17:45~18:45)
会 場 (財)バイオインダストリー協会(JBA) 第1会議室
〒104-0032 東京都中央区八丁堀2-26-9 グランデビル8階
TEL: 03-5541-2731 / FAX: 03-5541-2737
◇アクセス:
・地下鉄日比谷線「八丁堀駅」下車 A-4番出口築地方向すぐ
・JR東京駅よりタクシーで1メーター圏内
【 プログラム 】
16:00~16:10
1.「株式会社テクノネットワーク四国(四国TLO)産学連携の仕組み」
四国TLO 技術移転部
16:10~16:55
2.「機能性電極素子としての超好熱菌由来
色素依存性デヒドロゲナーゼ:機能と構造および応用」
香川大学農学部 応用生物科学科 教授 櫻庭 春彦 先生
色素依存性デヒドロゲナーゼは、糖・有機酸・アミノ酸など各種生体成分から電子を取り出し、これを人工の酸化還元色素に渡すことができる。
この反応を利用すれば、人工色素をメディエーターとして、酵素反応と電極を直接結びつけることが可能となるため、物質の濃度を電気化学的信号として簡便に検出するバイオセンサーの素子や生体物質を起電力とするバイオ電池の素子として利用できる。
しかしながら、従来から研究されてきた常温生物由来の酵素は総じて不安定であり、機能性素子としての応用研究は極めて少ない。
演者らは、100℃付近で成育する超好熱菌にアミノ酸などを基質とする複数の色素依存性デヒドロゲナーゼを発見し、これらが非常に高い安定性を持つことを明らかにした。
また実際に酵素を電極に固定化し、室温下でのセンシングに十分利用可能であることや、常温生物由来の酵素に比べセンサーの加工時に酵素の劣化が起こりにくいことを見出している。安定性に優れた超好熱菌の酵素を利用することで、バイオセンサーやバイオ電池の応用開発において新たな展開が期待できる。
17:00~17:45
3.「21世紀対応型動物実験モデルである発育鶏卵を用いた抗がん剤
および抗酸化剤の創製」
徳島大学大学院 ソシオテクノサイエンス研究部
准教授 宇都 義浩 先生
発育鶏卵とは孵卵状態の受精鶏卵であり、細胞実験とは異なり生体の複雑な反応を再現できるin vivo(正しくはin ovo)実験系として、欧米で従来のラットやマウスに代わる21世紀対応型モデルとして再評価されつつある古くて新しい動物実験モデルである。
演者らはこれまでの経験から創薬研究における細胞実験の限界を認識し、この発育鶏卵を、よりトランスレーショナル研究でのファーストスクリーニング用として利用しユニークな多機能性抗がん剤の創製に取り組んでいる。本セミナーでは、演者らがこれまでに分子設計・合成した放射線増感剤、血管新生阻害剤や抗酸化剤のin vitro/in ovo活性について紹介いただき、フェイズ・ゼロ(phase zero)のマイクロドーズ試験段階までの創薬研究における発育鶏卵の動物実験モデルとしての可能性や有用性について議論したい。
17:45~18:45 名刺交換会 (おつまみ、お飲み物つき)
参加方法 ◆参加費 : 無料
新型インフルエンザのワクチンだって、大量に有精卵が必要なわけで、人工的に造るわけじゃないだろうし、ニワトリは1日一個しか卵産めないだろうし、大量生産は大変な気がする。