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アラフは扇動者、教育を知らない

自慢、嫌がらせか個性か

2018-04-08 20:04:39 | Weblog
「何かを自慢する事は嫌がらせである」とする向きがある。 私はこれを否とする。 自慢自体は個性の発露であり、自慢する人は「嫌な奴」かもしれないが「嫌がらせをする人」ではない。

相撲協会の処理。 私が提案したのは「社会における男の側」での処理で、これは程度と悪事の継続性に応じて責任者筋の追放処分、一定の組織解体、殺処分などがあると。 現在行われている(かに見える)処理は「社会における女の側」でのそれで、スキャンダル処理型、集団による糾弾。 「みんなが嫌っている奴らにみんなで言葉の石を投げつけよう」というリンチの一種。
リンチに対してリンチが返ってくる。 道理であり、報いなのだろうだがそうするに、今リンチに参加する多数の民衆はどうなる? 魂を持たない有象無象である彼らが戦争で死滅するのもまた道理であり、そうした中少数が魂を得、そして神様は大量の粘土を得ると。

大相撲、挨拶のために土俵に上がった市長がくも膜下出血だかで倒れた件で、駆け寄った医療関係者の女は「偉い人」ではなく「普通の職業人」なのだ、と書いた。 クズが多数な中、時々普通の、まともな人が「偉い人」であるかのように持ち上げられる事がある。 この「偉い人として持ち上げる」行為が醜悪だと言いたい。 担ぎ上げて利用したいだけなのだ。 そして即座に「それは駄目だ」と言う人が、本当に少ない。 テレビなどで事ある毎、例年行事として繰り返される「追悼」だのなんだのがまた醜悪。 大勢がこれを道徳だなどと思い込んでいる。 止めてしまえ。 芸人たちが四六時中頭をはたき合う方がまだ健全だ。 そちらの方がまだ醜悪さが軽微。

ちょっと追記。 街中の事故等で看護婦がすぐ動くのに対し医者がすぐには動かない事が多い件について。
全身医か専門医かの違いがあるわな。 仕事ならやるが仕事じゃないなら専門外の事には手を出したくはないのが心情だろう。 責任の差もある。 看護婦は「緊急故に」と言ってしまえば診断ミスの責任はゼロとなるが、医者は違う。 目の前の人間がミンチに近い状態だったとしても責任を問われる。
もう一つ。 医者に男が多く看護師、日常的には看護婦と呼ばれるわな、に女が多い理由の考察。 これ「産婆」にあるんじゃないかと思う。 女の股から赤ん坊を引きずり出すのは東西様々な地域で女の役割とされてきた。 もっと言うと、患者の側もそう。 中世までの平均寿命を30年、妊娠期間と前後のケアが必要な期間を大雑把に一年、平均出産数を3とすると人類の半数が30年中3年程度、女特有の体調不良を患っている事となる。 怪我は男が、妊婦は女が診るという構図がそのまま医者と看護婦の構図に横滑りしたのが現代社会で、今はそういう状態からそうではない状態への過渡期にあると。
「看護婦は男女差別だ」と女が言ったとしよう、では若い男の医者、若い男の看護師が妊娠する女を診るのを歓迎するのかどうかと。 歓迎しないというのならそれは女の側で差別を作り出しているという話となる。

WoTで一位を取った。 昨年の10月からだったか、月毎に個人ランキングと戦車別ランキングというのが見られるようになって、とある車両の2月、3月それぞれの最終集計で一位となったと。 ゲーム中に戦車の種類が数百あってマイナーな戦車だと取れる時は取れるものなので、真面目に精進している証ではあっても傑出している証ではない。
さて一位を取った、と書いた。 これは自慢の類である。 イヤミに感じるとする人も居るだろうこうした発言、はたして嫌がらせなのだろうか。 私は、一定の範囲内では嫌がらせではなく個性と嗜好の表明だとする方。
さて「一定の範囲」とはどのくらいのそれなのだろうか。 自分自身のそれである事、同調圧のような強制性がない事がそれだろう。 自分自身のそれ。 これは「個性の表明」であるかどうかの境目でもあるが、例えばマラソンランナーがマラソンで一位を目指すのは当人の勝手だが、身内や学校関係者がそれを求めるのは圧力だ。 やりたいと言うソイツに協力するまでは良し。 「俺が協力したソイツが」となるとこれは支配性の発言。
なるほど。 一般の横方向への自慢は誇示にはなる。 なったりする。 同好の士に対しては誇示ではあるが、元々「同じルールでやっている」立場。 スポーツやゲーム等での実力の上下関係は前提条件のはず。 知っててやっている。 そして同好の士以外に対してのそれは、同調圧が無い限りは誇示としての意味がない。 他方、「子の業績を親が誇る」ような場合は、親の子に対する支配性を他の親に誇示する形となる。 これは個性の発露ではなく、そして他人に支配性強化を仄めかす形となっている。
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