中世から現代への変化は進歩か、は文盲率の低下から進歩だと結論づけるのが、まあ妥当な線だと見る。 一方で、ハンドルを握ったサルをそれなりに見かける。 ニュースなら毎時だろう。
「中世の平均的な人間は、人よりもサルに近い」と置く。 現代人の感性としては頷ける部分があると想う。 天動説は人の考えが改まったのではない、人が入れ替わったのだと。 では入れ替わった人はサルではなくなったのか。
これは「教科書教育はサルを人に変えるか」であり、「スマホは」「輸送機関は」である。
「教科書教育、スマホ、交通機関は」への私の答えは、ものによる、となる。 テレビとインスタバエは人をサルに変えるが、パリ症候群はサルを人に戻す。
要するにだ。 無条件肯定するようなものではない、と言いたい。