☆先週に引き続き、姪っ子と<ワーナーマイカル・村山>に、『ガンダム』シリーズ、その第2作目のリバイバルを観に行く。
面白かった^^
2時間半の作品を2週続けて見るという事は、もうどっぷりその世界に埋没できるってものだ。
30年前の作品の「絵の荒削り」も魅力的だ。
ジャブローにて、シャア専用ズゴックに率いられたアッガイ軍団に、ジャングルの蛇が驚いて、自分の縞模様を残して逃げてしまう…、と言う、いかにも古いアニメ的表現なども、十全に、好意的に楽しめると言うものだ。
◇
この作品もボリュームたっぷりで、ランバ・ラルとの戦いの経過や、その後の、美しき婦人ハモンさんによる弔い合戦。
その間の、アムロの脱走や、アムロのマチルダさんへの淡い恋と、その終幕。
リュウの死。
そして、カイとミハルの悲恋などが、ダイジェストの早足感なく描かれていて、非常に感情移入できた。
誰もがそうであろうが、このミハルのエピソードには、泣きが入るだろう。
いつもシニカルなカイが、なんだかんだと優しさを垣間見せ、戦渦に巻き込まれたミハルら姉妹弟を気にかけてしまう姿もいいし、
ハスッパでいて、何とも情の濃いミハルは、男心をくすぐる。
二年ほど前にマンガ版で、その物語の魅力を再認識したものだが、あらためてアニメーションで見ると、声優の間嶋里美さんが実に魅力的ないい演技をしている。
(参考)
[『機動戦士ガンダム THE ORIZIN ⑮』を買って読んだ](クリック!)
◇
この作品の惜しい点は、人間関係が割と丁寧に描かれているのに対し、「ガンダム」の魅力の一つである<敵・モビルスーツ>のバックボーンをおろそかにしている点だ。
一作目の、ほとんど「ザク」オンリーのストイックさに比べ、この二作目では、グフにドム、そして、水中専用として、ゴッグ、ズゴッグ、ゾッグ、アッガイと大盤振る舞いの登場機体だ。
しかし、グフ、ドムが、かろうじて、画面において、ザクとの相違(ヒートロッドやホバークラフト)を示していたのに対し、水中専用モビルスーツの特性が、外見の違いにしか見られないのは痛い。
ゴッグなどは、機雷にあたっても「さすがゴッグだ、なんともないぜ」と言葉で語られはするが、ベルファスト上陸後の、超重量級の姿が映画では描かれないので、ゾックともども「顔見せ」で終わってしまっている。
ちょいと残念。
◇
私の記憶では、ジャブローの戦いは、映画版では、もっと凄まじいものだと記憶していたのだが、それほどではなかった。
その記憶は、作中でかかる井上大輔の名曲(『哀・戦士』 クリック!)の激しさによって、その後、記憶が膨らんだのかもしれない。
あるいは、その当時では、画期的な大決戦だったのかも知れない。
その後の、インフレーションを起こした創作の数々に目が慣れて、今はそう思うのかもしれない。
◇
作中で、シャアが二度、「カリフォルニア」のことを「キャリフォルニア」と言っていたのが、私の心に鮮烈に残った^^;
(2009/09/05)
面白かった^^
2時間半の作品を2週続けて見るという事は、もうどっぷりその世界に埋没できるってものだ。
30年前の作品の「絵の荒削り」も魅力的だ。
ジャブローにて、シャア専用ズゴックに率いられたアッガイ軍団に、ジャングルの蛇が驚いて、自分の縞模様を残して逃げてしまう…、と言う、いかにも古いアニメ的表現なども、十全に、好意的に楽しめると言うものだ。
◇
この作品もボリュームたっぷりで、ランバ・ラルとの戦いの経過や、その後の、美しき婦人ハモンさんによる弔い合戦。
その間の、アムロの脱走や、アムロのマチルダさんへの淡い恋と、その終幕。
リュウの死。
そして、カイとミハルの悲恋などが、ダイジェストの早足感なく描かれていて、非常に感情移入できた。
誰もがそうであろうが、このミハルのエピソードには、泣きが入るだろう。
いつもシニカルなカイが、なんだかんだと優しさを垣間見せ、戦渦に巻き込まれたミハルら姉妹弟を気にかけてしまう姿もいいし、
ハスッパでいて、何とも情の濃いミハルは、男心をくすぐる。
二年ほど前にマンガ版で、その物語の魅力を再認識したものだが、あらためてアニメーションで見ると、声優の間嶋里美さんが実に魅力的ないい演技をしている。
(参考)
[『機動戦士ガンダム THE ORIZIN ⑮』を買って読んだ](クリック!)
◇
この作品の惜しい点は、人間関係が割と丁寧に描かれているのに対し、「ガンダム」の魅力の一つである<敵・モビルスーツ>のバックボーンをおろそかにしている点だ。
一作目の、ほとんど「ザク」オンリーのストイックさに比べ、この二作目では、グフにドム、そして、水中専用として、ゴッグ、ズゴッグ、ゾッグ、アッガイと大盤振る舞いの登場機体だ。
しかし、グフ、ドムが、かろうじて、画面において、ザクとの相違(ヒートロッドやホバークラフト)を示していたのに対し、水中専用モビルスーツの特性が、外見の違いにしか見られないのは痛い。
ゴッグなどは、機雷にあたっても「さすがゴッグだ、なんともないぜ」と言葉で語られはするが、ベルファスト上陸後の、超重量級の姿が映画では描かれないので、ゾックともども「顔見せ」で終わってしまっている。
ちょいと残念。
◇
私の記憶では、ジャブローの戦いは、映画版では、もっと凄まじいものだと記憶していたのだが、それほどではなかった。
その記憶は、作中でかかる井上大輔の名曲(『哀・戦士』 クリック!)の激しさによって、その後、記憶が膨らんだのかもしれない。
あるいは、その当時では、画期的な大決戦だったのかも知れない。
その後の、インフレーションを起こした創作の数々に目が慣れて、今はそう思うのかもしれない。
◇
作中で、シャアが二度、「カリフォルニア」のことを「キャリフォルニア」と言っていたのが、私の心に鮮烈に残った^^;
(2009/09/05)
懐かしいですな!
ミッドが町内秋祭りの演芸大会で、この歌をカラオケで毎年毎年歌ってた事を思い出しました。
今年は、昔のバンドメンバーを集めて「哀・戦士」音頭をアレンジしますかね?