☆面白かった。
実は、私、『1』では中盤から非常に退屈感を感じていた。
それは、古代ローマの公衆浴場技師のルシウスが、現代日本にタイムススリップし、日本の浴場状況にいちいち感嘆するというギャップネタに笑うといった流れが、映画版故に、後半から大きなエピソードとなり、それが、さすがに歴史の一大事件となっていくとき、本来 こっちが求めていた『テルマエ・ロマエ』ではなく思えたのだ。
だが、今回は、ヘルスセンター的な風呂、簡易風呂、娯楽施設としての風呂、社交場としての風呂と、ルシウスは何度も古代ローマと現代日本を行き来し、その物理的精神的利便を学び、そのたびにギャップからくるリアクションで笑わせてくれるのだ。
たびたび、風呂とは関係ない食べ物やトイレネタ等も非常に笑える。
そして、その合間・合間の古代ローマの事情が明らかにされていき、それがクライマックスに無理なく大事件として現われる。
おそらく、誰もが、日本人が海外の国に行くと、現地の人にとって当たり前のことが、自分には特別なことのように思えることがある。
その気持ちは、現地人にさえ感謝され得る重要な視点だと思うのだ。
それを感じさせてくれるシリーズである。
古代ローマの街を行くルシウス・・・。
その風景が、妙にしっくりと、見ているこちらの心をとらえる作品だ。
(2014/04/26)
(笑いが単純な分、直球で心に届くんだけど、原始的だからそれを喜んでる自分を表に出しすぎたくなかったりもして複雑)
そういや、いろいろ規制があるのか、ローマの子供風呂でも幼女はいなかったですよね。まあ、まずいか。まずいよな。
おお、確かに。
私は上戸彩も好みじゃないので、この映画にはそういった楽しみ方はなかったっス。
でも、阿部寛の身体は素直に凄かった^^;