☆・・・観て来ました。
「沈黙」シリーズ最新作、セガールがバッタバッタと悪を倒してくれまする・・・、ではなく、リーアム・ニーソンは出てきますが・・・^^;
宣教師によるキリスト教布教に伴う、江戸時代の日本での悲劇の物語。
感動する良作でしょうが、宣教師による日本人に対しての「上から目線」の傍若無人が背景にあったのを考慮しての鑑賞をして頂きたいもので、もちろん、そんなことは描かれない・・・、だからこそ、神は「沈黙」していたと言えましょう。
特定アジア人とは別の意味で欧米人も、自分に都合の悪い過去は都合よく忘れ、自分の受けた「結果」だけを悲劇に仕立てあげます(ああ、原作は日本人だ・・・^^;)。
・・・と、聖書から名前を取り名付けられた私が言っておきます。
さすがにスコセッシ、淡々と描写を積み上げ、また、自然を美しく描きます。
イッセー尾形演じる奉行の演技は、私がここ数年で見た怪演の最高峰と言えましょう^^
小松菜奈は、これにて世界に羽ばたくのかなと思いきや、ちょいと役柄が過酷過ぎましたな。
私はこの作品を、見ようによっては『ラストサムライ』や『ロード・オブ・ザ・リング』のような異世界物としては楽しんだ。
主人公二人の司祭の姿が、フロドとサムに見えてくるってもんです^^
(2017/01/21)