☆・・・《最近 観た映画(5)》
これら、3月に観た作品です。
4月は、おそらく、映画館で映画鑑賞は出来ないでしょう。
こんな長期間、映画館に行けないのは、ここ四十年、なかったことです。
(今年の27作目)『ヲタクに恋は難しい』…3.0
福田監督にしては笑えなかった。
鷲巣詩郎担当の音楽を使ったミュージカルシーンも、物語の水増しのイメージしかない。
高畑充希は確かに、演技・踊り・歌、何をやらしてもうまい。
でも、それが笑いに繋がるとは限らない。
対して、賀来賢人の登場シーンだけは笑った。
(28作目)『弥生、3月 君を愛した30年』…3.0
全10話、1話ごとに1年づつ10年を描いた、変わり者の主人公と仲間たちを描いたテレビドラマ『同期のサクラ』の作り手が手がけた、姉妹編とも言うべき作品。
こちらは、30年の毎年3月だけを描いた紆余曲折の恋愛物語だ。
描かれない年もあるし、時間が前後したりもする。
感動のクライマックスだけをつなげたような泣ける展開。
感動するけど、個々の話はありきたりだ。
大量の寄せ集め感動話で、こちらを圧倒する。
ヒロインの#波瑠 は美しく、見惚れた。
(29作目)『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒』…4.0
マーゴット・ロビー演じる、このハーレイ・クイン、俺、全く魅力を感じない。
美形なのだが、全くそそらないし、物語も、いまいちパッとしないで進んでいく。
なんか、物語上、ハーレイクインを含めて5人の女が登場するが、いずれも、容姿にグッとくるものがなく、物語上 冴えないし、女優面では俺を引きつけない。
と、思いきや、終盤で一気に、あれよあれよと、その5人の、社会からの「はみ出し者たち」がチームを組み、悪党に挑む。
超盛り上がり展開!(^O^)v
(今年の30作目)『おいしい給食』…3.5
深夜ドラマ版と平行して作られていた映画版。
給食に命を賭けている教師と一生徒の、どちらがより給食をおいしく堪能出来ているか、の毎日のバトルの物語。
前半は面白い。
いつもテレビの画面で見ていた給食バトルが大画面で見られるのだ。
笑いに不向きと思われた市原隼人の見事なコメディアン振り、生徒役のドヤ顔。
たまらなく面白い。
しかし、後半は劇場版ならではの事件が起き、その解決に2人は奔走する。
それが妙にリアルに描かれ、悩む2人に、私は、こんな2人は見たくなかった、と思わせられるのだった…。
……映画興行界のドル箱の時期のゴールデンウィークも、映画館は閉鎖だろう……。
(2020/04/13)