『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。
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[今日の「楳図かずお展」人間(61)]

2022-03-26 23:58:17 | 新・物語の感想
☆・・・開催終了間近の楳図かずお大美術展に、マジ風邪で朦朧としながら、フラフラと行った。
 それは、まさに真悟が、母・真鈴の言葉を、父・悟に伝えるべく、不自由な身体をズルズルさせて、アスファルトを進んで行くように、だ。
 今回、101枚の連作絵画の形で、名作『わたしは真悟』の続編が、35年振りに発表されると言う、…行かずにはおられなかった。
 今でこそ、フランスで漫画遺産に選ばれたりと評価が高いけど、昭和61年の連載完結時は、静かに終わった。
 しかし、当時、猛烈に感動した高校3年生がいた、俺だ。
 「そしてアイだけが残った」シーンなど、瞬間に泣ける…。
 受験生なのに、スピリッツ編集部に感想を送り、雑誌末の読者欄に載り、3500円の稿料を頂いた。
 …六本木ヒルズの東京シティビュー!
 ここで展覧会が行われるのは、連載開始の40年前からの必然!
 ここからは東京タワーが見える。
 サトルとマリンの「共同作業」、〈333ノテッペンカラトビウツレ〉の現場だ。
 この「行為」により、産業用ロボットに魂が宿る。
 俺、コラージュされた、『真悟』の名シーンがランダムに流れるアートに「333」が映し出された時、東京タワーとの撮影に成功。
 偶然にも、真悟みたいな幼児も映り込んだぞ、サイコー!
 いやはや、最悪の体調で、俺は20分ほど、シャッターチャンスを待ったよ!
 ずっと立ちぼうけの俺が、急にシャッターを切ったので、周りの人が、俺の意図を察知し、すぐに同じ構図で写し始めた。
 俺は目的を果たし、すぐに、その場を離れた。
 その場所に殺到する真似っこたち(^_^;)
 新作「ZOKU・SHINGO」は、絵画媒体だけあり、初見では充全に理解できたとは言えない。
 ただ、「奇跡」は成就していたことが分かった。
 観てる間はそれでも夢中で、体調不良を意識しないで済んだ。
 しかし、館内を出てからどっと状態がぶり返した。
 
 大江戸線は、高低差も、新宿での移動距離も「地獄」のようだった、楳図ホラーのように…。
 
                (2022/03/26)

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