☆・・・《ナカデミー映画賞ベスト9 (2022)》
映画館で観た本数 のべ135本。
9作品に絞るのは、非常に難航した。
①『燃ゆる女の肖像』・・・同性恋愛では「サマー・オブ・85」も良かったけど、こちらを選んだ。最後の最後に「どうにもならないことの存在」を知る。グッとこみあげた。
②『ラスト・ナイト・イン・ソーホー』・・・魅惑の世界に誘われる純朴な少女。あなたが自分の娘に見せる、教育教材としても良し。
③『存在のない子供たち』・・・過酷な現実と、生きる子供たちの、幼いゆえの鈍さからくるユーモラス。八方塞がりのハズなのに、意外にも大団円。
④『ファーストラヴ』・・・#芳根京子 が大好きだ。小さくて美形で、つまり美少女、にも関わらず、演技は激しく上手い。手に入れられないので、かわいさ余って憎さ百倍。
⑤『シン・エヴァンゲリオン劇場版』・・・アニメや特撮の「動き」を、生まれながらに熟知した監督の、観るものに心地好さを与えてくれるが故の大ヒット作なのだろう。謎なんか、なんも明かされていない(^_^;)
⑥『クルエラ』・・・大物量の映像効果と、それに見合う斬新な才能の集積。今のディズニーに、総合的に勝てる存在はないのじゃないか? そんなことを思い知らされる、オシャレで熱血な作品だった。
⑦『燃えよ剣』・・・きっちりと新撰組を描いてくれている。なんで、みんなは、・・・俺は、新撰組に魅かれるのか? ・・・自分の信じる道に殉じたからか? いや、彼らの信じた道が、明治新政府の誕生経緯よりも「正しい」からだろう。
⑧『スーサイド・スクワッド 極悪党集結』・・・とにかくポップでテンポ良く、しっかり笑えて感動させてくれる。DCはマーベルに対し、シリーズ勝負ではなく、作品単体の質で戦いを挑むのか。
⑨『キャッシュトラック』・・・昨年は、#ガイリッチー監督 を見直した年。「ジェントルマン」も良かった。この人は、クライムサスペンスにすると、感性がフル回転するようだ。
☆・・・選考から外さなくちゃならなくなった作品、多数あり。インド映画の秀作が1本も入れられなかった。「竜とそばかすの姫」「ひらいて」「愛と闇の物語」「クーリエ 最高機密の運び屋」「ミラベルと魔法だらけの家」等々も良かったよ。
再映していた「ルパン三世:カリオストロの城」「ゆきゆきて、進軍」は、あいかわらず凄いが割愛した。
(2022/01/02)