『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。
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[映画『未来のミライ』を観た]

2018-07-20 12:23:46 | 新・物語の感想

「未来のミライ」予告3

☆・・・正直、この監督にしては地味な作品である。
 やや、唐突に、序盤からファンタジー要素を垣間見せ、後半で、これまた唐突に感動させる展開は、「末期」の宮崎駿のようだ(「千と千尋」「ハウル」、・・・一つ間違えれば破たん!)。
 が、なんか知らないけど、エピローグでは、その力業で、ちょいとウルってきた^^;
 一族の現在過去未来が描かれ、最終的に、一族の系譜が現われてくる。
 タイトルの「未来のミライ」ちゃんなどは、思ったよりも活躍しない。
 こんな展開の話とは思いもしなかった。
 小さな家族の一人息子・クゥちゃんの家庭に、妹・ミライちゃんが訪れることから物語が始まる。
 幼いくぅちゃんは、家族をミライちゃんに取られちゃうような気がして、癇癪を起こし駄々こねる毎日。
 これを見て、多くの方はくぅちゃんに可愛さを感じると思うが、私は、なんかイライラする^^;
 対して、赤ちゃんミライちゃんは可愛い^^
 家族の絆、一族の繋がり、を日々の生活の中で描くという…、アニメにしては硬派な展開で、しかも、主人公を幼児のくぅちゃんにして、思い切り、生活スケールを小さくしているのだが、それでも、こちらにテーマを感じさせてくれたのは凄いし、
 幼児が見ても楽しく、理解もできよう作品に仕上げたのも見事。
 ファンタジーめかしてるが、こんなことを書くのは野暮ってもんだが、全てはくぅちゃんの幼少時の空想で、実際は、建築デザイナーのお父さんの作った、一風変わった現代建築に住む、父親母親・ミライちゃんの家族、そして、たまに来訪するおじいちゃんやおばあちゃんなど、一族の言動・所作の断片から、クゥちゃんは、人として成長していき、生きるすべを学んでいくというストーリーなのだろう。

 それが教育というものだ。

                              (2018/07/20)

コメント
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