『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。
ここでは、気軽に読めるエントリーを記していきます^^

[映画『スプリング・ブレイカーズ』を観た(寸評)]

2013-07-23 22:55:26 | 物語の感想

☆大学生の、いわゆる「アーパー」な娘4人が、「スプリング・ブレイク(春休み)」に青春の自由を求め、罪悪感なく強盗を犯して資金を得、海岸の町にグレイハウンド(か、どうかは知らんのだが)で旅立つ。

 自由を満喫する4人。

 そもそもが、露出度の高い服装だったが、この頃から、ずーっとビキニ姿である(^_^;)

     

 で、ハメを外しすぎた4人は警察の厄介になるも、保釈金はない。

 そんな4人を救ったのが、胡散臭い地域の大物売人で、4人は、自由のうちに、その男に囲われていくのだった。

 男をジェームズ・フランコが演じ、私は、その芸達者ぶりに感激した。

 基本、私は、爽やかセクシーには、さほどのエロスを感じないので、ジェームズ・フランコの、チンピラにも見える容貌の中の瞳の優しさに物語の深みを感じた。

 まあ、4人の娘に幼さが残っている点も、その無防備さも良かったけんども。

     

 さて、作品自体だが、傑作といえよう。

 全編これ、セリフで語ることを極力排したドキュメント的な作りでありつつ、

 時間軸を前後させ、ひたすらに、イメージ上の「スプリング・ブレイク」をポエティックに描写し続ける。

 最終的に、押しつけのテーマはないのだが、次第次第に、時間が前後するモンタージュの中で物語は高まっていく。

 この作品に、感性の分岐点を刺激されまくる若者も多いのだろうなぁ・・・。

 しかし、向こうの学生、ちょっとハッチャケ過ぎな気もするぞなもし。

 メインの女のひとりは、散々に半裸でエロをまき散らしつつ、求めてきた男に対して、処女死守の態度をするし、

 ちょいと、アメリカン・ギャルの貞操のボーダーラインが気になるのだった・・・。

                            (2013/07/23)

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[映画『サイレントヒル リベレーション』を観た(寸評)]

2013-07-23 10:02:39 | 物語の感想

☆面白かった。

 いちお、ホラーなんでしょうが、モンスターがいきなり飛び出てきて、こちらを驚かすてな展開は全くなく、

 全て、「サイレント・ヒル」と言う異界と、そこに蠢く異形の者たちの構築で、こちらの気持ちを不安にさせるという面白さに満ちていた。

 世界構築が、とにかく徹底的だった。

 主人公が、さらわれた父を求めて「サイレント・ヒル」を探索し、多くの場景の中を進むのだが、その多くのセットの、ことごとくの細部までが、こちらの感情を不安定にさせる要素で満ちていた。

 それぞれの造詣が、シュールでゴシックな前衛芸術みたいで、目が離せない。

     

     

 内容などはほとんどない。

 しかし、全編、異界&クリーチャー博覧会を眺める風情で、不快が楽しくてしょうがない。

 また、主人公(アデレイド・クレメンス)が、「イイオンナ系の少女」で、それも新しかった。

     

 私は無性に、「♪チェ・チェ・チェ チェックポイント!」の藤井一子を思い出してしまった。

          

                                              (2013/07/23)

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