リスタートのブログ

住宅関連の文章を載せていましたが、メーカーとの付き合いがなくなったのでオヤジのひとり言に内容を変えました。

一番売れたのはKARAだった

2012-03-02 06:32:15 | オヤジの日記
高校一年の娘の影響で、K-POPは、よく聴く。

いい曲もあるが、画一的すぎて、共感できない歌も多い。

そして、ソロ歌手が少ない、シンガーソングライターが少ない、バンドが少ない点が、私には物足りない。

打ち込みサウンドをバックに歌って踊り、誰もがキメ顔(あるいはドヤ顔)でポーズを作る。
それが個性だ、と言ってしまえば、それで話は終わる。

要するに、それが好きか嫌いかで、どっぷりハマるか冷淡になるか分かれるところだ。

好き、ということなら、アーティスト志向のBIGBANGや2NE1は、好きだ。
(アメリカの音楽を意識しすぎている部分はあるが)
東方神起もまだ伸びしろがあると思う。
少女時代のプロ意識の高さは、賞賛されていいと思う。
そして、長い間、第一線で活躍するBoAを私は尊敬している。


ただ、ファンの方には申し訳ないが、KARAの存在意義がわからない。

歌は下手だ。
踊りも際立つものがない。

ルックスは、一番好みが分かれるところだろうから、あえて言わない。
可愛いと思う人には、可愛いんだろうと思う。

人気があるのだから、スター性は、きっとあるのだろう。
しかし、私には、それが伝わってこない。

あの程度の踊り、歌だったら、日本のアイドルだって、十分太刀打ちできる。
あえてKARAを選ぶ必要はないのではないか、と思ってしまうのだ。

昨年、K-POPの歌手で一番のセールスを記録したのがKARAだというのを知って、余計わからなくなった。

結局、聴き手側がK-POPに求めたのは、日本よりレベルの高いと言われる韓流の歌手ではなく、日本のアイドルと同レベルのKARAだったということなら、ただ目新しいものに飛びついただけということになる。

ぬるま湯に使った、日本のアイドルに飽きたファンが違うレベルを求めてK-POPに群がるのなら、そのファン心理は理解できる。
日本にないタイプの歌手をK-POPの中で選ぶのだったら、それなりに納得できる。

しかし、CDセールスを見る限り、そうではなかった。

少女時代は売れた。
東方神起も売れた。

しかし、ファンが一番求めたのは、KARAだった。

そこが、わからない。


友人の8歳の娘は、KARAは知っていたが、少女時代も東方神起もチャン・グンソクも知らなかった。
そして、KARAのことを日本人だと思っていたというのだ。
彼の73歳になる母親も、KARAを日本人だと思っているらしい。

それは、もちろん限定的な現象である。
皆がKARAを日本人だと思っているわけではないことは、承知している。

しかし、それはKARAが売れた、ある程度の理由にはなる、と私は思うのだ。


昨年の現象は、ファンが、K-POP的なものより、日本の従来のアイドル的なものを求めた、ということ。


昨年のブームで、K-POPが起こした風が、大きな木を揺らすものだったのか、あるいは、ただ葉だけを揺らす微風だったのかは、今年一年で、結果が出るだろう。


画一的でない、そして日本的なアイドルではない、BIGBANGらに負けない(アメリカ志向の強くない)アーティストが出てきたら、K-POPの存在意義は高くなる、と私は思っているのだが。