天命を知る齢に成りながらその命を果たせなかった男の人生懺悔録

人生のターミナルに近づきながら、己の信念を貫けなかった弱い男が、その生き様を回想し懺悔告白します

映画『チャップリンのすべて 魂の翼』チャップリンは廻りの猛反対無視し映画『独裁者』で不朽の演説を語る

2014-06-21 19:28:05 | 日記
今日の続編日記は、藤沢市氏総合市民図書館から借りて見ているDVD記録映画『チャップリンのすべて 魂の翼は今も 生誕120年記念』(監督:皆川智之 監修:大野裕之 2008年GPミュージアムソフト製作)で語られた、チャップリン代表作の信念を持った映画『チャップリンの独裁者』ラストシーン変更のことです。添付した写真は、その著書の表紙です。
私は、今日何気なく図書館で借りたこの映画を見ていて、チャップリン研究家の大野裕之氏が語った、当初の脚本では、独裁者(ヒトラーを想定)と間違われたユダヤ人の床屋(チャップリン)の有名な演説シーンは無かったとの言葉に、私はとても驚きました。当初は興行収益を考慮して、最後にはハッピーエンドに終わり、ヒトラーを強く糾弾しない穏便な脚本だったとの事です。
それを、チャップリン自らが、現在の映画の姿に変更したそうです。廻りのスタッフ皆が、その変更で観客が大幅に減ると危惧して、猛反対したそうです。しかし、その猛反対を押しのけて、チャップリン自らが演説骨子を立案して、現在の不朽の語り”人間の魂は翼を与えらていた”にしたのです。
このように、歴史上で、全世界から敬愛の念を抱くような人物は、皆、確固たる揺るぎない自らの信念を持っています。それに引き換え、河野洋平元官房長官は、逆に事務方の原稿(脚本)を無視して、自身の面子のみを優先し勝手に改竄し政府全体のような発言しています。私は、全く人間の出来の違い(注:偉大な映画人チャップリンと単なる親父の地盤を引き継いだ二世の国会議員を比較するのちょっと無理があるが)に、今唖然としています。
さらに、晩年のチャップリンは実娘を主人公にした天使の”翼”をテーマにした映画製作を企画していたそうです。人生の最期まで、映画人として生きていたチャップリンらしいエピソードです。
だから、河野氏も最期はマトモな政治家として人生を全うしたいなら、この記録映画『チャップリンのすべて 魂の翼は今も 生誕120年記念』を是非鑑賞してほしいです。そうすれば、信念無き政治家は、誰からも愛されないとおのずと分かるはずです。
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