インディオ通信

古代アメリカの共感した者の備忘録8年。

魚釣りが上手い者は、有能か?

2008-06-08 14:13:24 | 考えるインディオ
 一晩寝たら、魚を釣る情熱が冷めた。というより、今のシーズンは豆アジ(アジん子)すら育っていないから、美味しいのが食べたければ、船に乗り沖へ出るしかない。
 天候も悪い。結果が分かっている行為に燃える気になれない。
 師匠と来週釣りへ行くか。

 それにしても魚釣りは色々考えさせられる。
 一を知り、十を知るというか、十の妄想である。

 魚を食べるには、スーパーで買うか、自分で釣るしかない。何かお金を手に入れるのに似ているような…。

 魚(金を持った人間)が泳いでいる。堤防(商店街)で糸をたらす。自営業者は、釣り人だ。創意工夫を練って、とにかく釣らねば明日はない。

 一方、雇われ人は、釣ったのを頂く人。雇われ人は「会社」という船から投げた網を「よいしょ、よいしょ」と引っ張るだけの役目なのかも知れない。「営業マン」などは、船から一本釣りをしているのかも。

 インディオは思ったのだ。
 企業で採用する者は、釣りが上手い奴は有望だから採用した方が良いのだと。
 ペーパーテストなんて、ちっちゃな会社の採用でやるべきではない。
 
 …

 採用担当者(社長)「きみの特技は何だね」

 インディオ「魚釣りとエゾジカ狩りです」

 採用担当者(社長)「よし、合格だ」

 インディオ「あの、失礼ですが、給料の方はどうなるのです」

 採用担当者(社長)「固定給で50万ぐらいは出したいが、何せわが社は立ち上げたばかりだから…」

 インディオ「50万! では、最低でも30万ぐらいは頂けるのですね」

 採用担当者(社長)「何小さいこといっているのさ。君の能力だったら完全歩合だった方が儲かるんだよ」

 インディオ「か、完全歩合で食べていけるんですか…」

 採用担当者(社長)「特技は狩りだろ。な~に、わが社の商品でお客を狩るだけの話さ」

 




魚を追って北上…

2008-06-08 00:12:08 | インディオ号の足跡+旅・魚釣り
 インディオは朝早く、竿を持って一人釣りに出かけた。場所は、昨年釣りの師匠と行ったところだった。

 場所がいいから山ほど獲れるだろう…と予想していたが、一匹しか釣れなかった(メバルに似た?で不味そうで、空揚げにしても食いたくないので逃がしてやった)。釣りバカ日誌のロケ地である佐伯市の方へ行くべきだったかもしれない。が、地形が複雑で磯釣りは難しそうだったら、堤防を…。しかし甘かったようだ。

 魚は賢い。ひょっとしてインディオより賢いのかもしれない。まき餌は食われ、ハリには食いつかない。サビキ(7つぐらいハリがある!)で籠(餌が波に揺られて出る仕組み)なら間違いないと思っていたが、釣れないのだ。周囲の釣り人もいつもと様子がおかしいのか、帰っていく。

 風が強かった。欲深いサビキは糸が絡まり、ほぐれてもまた風が糸をほつらす。 そのうち、8000円の釣竿の先端が折れた(細すぎた)。インディオは壊れた竿を手に、風の弱い場所に移動した(インディオ号の後ろ)。駐車場から糸をおろす。釣れるわけがない。

 インディオは更に北上し、竹田津港まで行った。カップルが会話をしながら釣りをしていただけで、別のおじさんが帰ると人気がない。岩か藻に仕掛けが絡まり、サビキも籠もなくなった。

 坊主では帰れない。インディオはさらに遠くに行き、豊後高田まで来た。堤防に行くと釣れる雰囲気がなく諦め、先週行った温泉に浸かり、ラーメンを食べ、帰った。

 深夜に師匠のアパートに報告に行った。

 インディオ「師匠の言った通り、北へ行きましたが全然釣れませんでしたよ」

 師匠「北はダメだよ。南だよ」

 インディオ「…」

 まあいい。
 明日は必ず釣ってやる。