インディオ通信

古代アメリカの共感した者の備忘録8年。

田舎の可能性 ~物々交換について~

2012-05-08 05:49:37 | 経済
  寒くもなく、暑くもなく、快適に過ごせるシーズンになってきた。田舎に帰って寝ていると、カエルの声が嵐となって夜の夢の中に紛れ込んでくるようだ。田植えのシーズンであり、苗は若葉の如くすくすく成長し、あと半年後には稲穂が実るだろう。

 興味のある人はこちらへ→ 米の収穫(2010年の秋)

 ただ、両親が米をあまり食べないため(玄米食で、パンとかも「買って」食べている!)、昨年収穫した米が大量に残っている(新米がとれた時にきっちりなくなるのが理想である)。それを毎月五分の一ずつぐらい減らすとして、新米が出回ることには価値が下がるだろうから(?)、今のうちに整理整頓すべきか(出来ればこれまでと違う人に配りたい)。

 そういえば、昨年も、コメを売りさばく一環として、ミカンと物々交換した。相手は向島のみかん農家で、コメを欲しがっていたので(カネを出したくない)、米30キロとミカン75キロ(早生と遅の二回に分ける)で成立した。新鮮な農作物同士だと、物々交換というのは、非常に有効であろう。

 もともと田舎では、物々交換なるものが頻繁に行われており、たとえば、吾輩の実家では、ジャガイモ(立地上、猪に食べられるので敬遠している作物)をもらって、大根をあげたりしている。

 もっとも、それは人間関係を深めるための一環なのかもしれず、たとえタダで野菜を渡したとしても、見返りは求めていない(というか、お返しは暗黙の前提か?)。

 野菜の高騰 ~前兆か?~にあるように、実際に農家は捨てているからもったいないし、日本人の多くは根本的な所で、「全てのものをおカネにしよう、おカネを儲けよう」とか思っていない(ネイティブ・アメリカンに似ている)。

 とはいえ、何でもカネに変えようとする世の中だから、出来れば現金化したいが…、今、食料は安いのである。

 日本のコメ農業(食料については新しい仕組みが必要である)

 農産物は、いかにして現金になるか?(昔の稚拙な発想?)  

 そういえば、福島の原発とかの影響で、アメリカがコメの生産量を増やすようだ。4年以上前、『エコノミスト』で「日本が餓え死にする、らしい。」という内容に触れたが、いざという時には食料が入ってこない可能性が高い。

 物々交換というのも、生命のあり方とか、日本のあり方とか、そういう別次元の問題意識から、発展していくのかもしれない。

 調べてみると、過去にもいろいろ書いていたのだわい(googleですぐ検索できたぞ)

  農村の物々交換経済について考える(ラマダーンの長い夜)で言われる通り、田舎と都会の生活は、おカネでは比較ができません(イイ所だけ取りたいですね)

ドル安で日本は…

2011-07-31 23:55:34 | 経済
  ガソリンが151円(レギュラーℓ)になっていた。石油とて輸入品だから、1ドル76円の状況では少しぐらい安くなっていても不思議ではないのに、値上がりしているわけである。つまりドルが一方的に安すぎるだけで、円の値打ちが高くなったわけでもなく、しかしそれでも海外旅行はかなり安上がりになるだろう(意味不明な文だ)。ドル本位制が崩れているのか。

 何かアメリカで債務不履行(デフォルト)が危惧されているが、実際に格付けが下がって、米国債が売られれば、さらにドル安が進むだろう。確かに日本国債とて1000兆円以上発行されていてヤバイわけであるが、ほとんどが日本国民が所有しているため、いきなり一気に売られて破滅に陥ることは考えにくい(??)。

 しかし米国債はそうではないため、一気に売られる恐れがあるだろう。債券価格が下がれば、金利が上がるわけで、住宅ローンやら社債とかの金利も連動しているだろうから、ゼロ金利政策のはずのアメリカの金利が実質的に上がるわけである。

 金利が上がれば、カネを借りるのが苦しくなり、投資も減少し、ただでさえ悪いアメリカの景気が、絶望的なまでに悪くなっていくのであろう(増税をしても同じことなのか)。ドルは基軸通貨であるから、世界中に波及し、日本もとてつもない状態になるに違いない。

 まずアメリカを立ち直らせるために、ドルを究極まで安くして債務を帳消しにし、良くなったら徐々に再びドルが戻ってくるというシナリオであろう。大の虫を生かすために、小の虫を殺すような展開ということは…、日本はドル安で殺されるわけか??

 それでも、日本は韓国とかと違って内需が大きいし、内部で上手く凌げそうな気もするのだが…(しかし石油とか、小麦とか資源が少なすぎるし、やはり小の虫だったり…)。
 

経済の氷河期

2011-07-14 05:42:17 | 経済
 今、1ドル79円のようである。78円台にまで上昇したらしい。イタリアの財政不安で、ユーロが売られたようである。

 かつて、カスタネダの泥沼にはまっていなかった頃、ドル安の要因 ~70円台に突入か~なる記事を書いたが(これで結構アクセスされている!)、70円台に定着し、そのうち60円台に突入するのかもしれない。かといって、それだけ円の価値があるのかどうか、疑わしい。輸入品である?石油の価格は下がらないし(金の価値も高いし)、通貨の価値そのものは減っているようだ。

 輸出企業は海外へ逃げていくしかないのか。国内産業の悲鳴が至る所から上がっているのだろうが、朝、窓を開けても、他の動物の鳴き声しか聞こえてこない。人間は我慢強いし、「その先何とかなるかも」という楽観性も持っているため、何とか生きているのであるが、会社経営とかは借金に金利がついて雪だるまになるため、限界というものがあるだろう。

 赤字だから潰せるわけでもなく、ただ借金を返済するために事業が継続されていく。資本主義社会は、作ったり売ったりするのは勝手であるが、売れるかどうかは全く保障されていない。自由の代償といってしまえばそれまでだが、経済環境というのは自分の力ではどうすることも出来ない。

 日本経済の氷河期なのかもしれない。どんなに頑張ろうと、恐竜は絶滅し、一部の哺乳類だけが生き残れるというわけか。朝っぱらから変なことを考えているが、そんな苛酷な状況の中で、呪術というものが生まれて生きたのかもしれない(やっぱし話がこっちに進む)。

 「世界はまずエネルギーであり、物質であるということだ」とドン・ファンは語るが、我々は具体的な事物を追いすぎているのかもしれない。無限なる宇宙のエネルギーの一部を、せっせと物質化し、換金している我々は、いったい何ものなのだろう。

 よりよく生きるということは、より良い物質生活に浸るというように洗脳されているような気がする。最低限のものさえあれば、後は精神的なところによるのが大きいのではないか。人間は意識の生き物。

 もっとも、その最低限のものを手に入れるのがなかなか難しくなってきているのだろうが…。
  

日本のコメ農業

2010-10-22 20:31:04 | 経済
  奄美大島災害について書きたいところだが、どうしても農民としては米の価格やら農業の現状が気になって仕方がない。米を買って食べる人(見込み客?)に妥当な値段で売っているわけであるが、話しているうちに消費者はスーパーとかにかなり不満があるようだ(だからまた売れた)。

 消費者は安くて美味しい米を食べたいわけであるが(当然)、価格競争で勝たねばならないスーパーは全農の米(広島なら「いーねくん」の奴)とかは高いので仕入れられないから(?)、得体の知れない米を流すことになる。「くず米」も大量にブレンドされることは必須で、消費者は「しまった、ケチるのではなかった」ということになるのである→ (くず米 充実貧乏生活

 品質という点でも、評価が難しい。我が家も毎年一等米であったが、今年は二等に下げられ(ニュースにあるように今年は猛暑でどこも恐ろしいことになっている)、親父は怒っていた(現場を実地で見ろ)。しかし二等だからといって、別に一等よりまずいわけではない。ただ極僅か多く虫が齧ったりしているだけである。傷が入っているのだが、農作物は工業製品と違う。農薬だらけでピカピカの作物と、虫が食べてボロボロだが農薬があんまりない作物では、どちらが評価されるべきか。ネットで調べても色んな記事がある。佐渡島の酒ブログ 1等米と2等米の違いとか、農薬耐性とか、植物自身の持っている毒素とか、  お店ばたけ 週刊ウンチク第184回(2004.9.16)「カメムシ歓迎!堂々の2等米、三つ星の3等米」

 また欧米のように、「大規模農業で経営の合理化を!」と言われても、日本は狭く、一気に刈り取れそうな平地のいいところは大都市と化している。オーストラリアとかから見れば、日本全体が棚田みたいなものか。

 大型機械を買っても毎月のローンが払えないし(収穫まで収入0円…)、そもそも活かす場所が少ない(いや、北海道辺りは別格か?)。日本の農業政策も、大規模な専業農家を支援するようだし(個別補償政策)、「作れば作るほど赤字になる」という現状を打開しようとしているのだろうが、作物があれだけの低価格では、どれだけ効率的な経営、合理化を進めようと、日本では高が知れているのではないのか。

 それでも消費者の方では「日本産は高い!」と思っているわけで、もっと値下げが望まれるわけであるが、生産者の方では「あんな値段では作れるか!(廃業して買ったほうがましだ!)」と、思っているのである。実際、この資本主義システムの中で、日本の農業(特にコメ)が維持できているのは、ほとんどが兼業だからであって、それ以外の何ものでもない。

 一番いいのは、自分たち(or 適正価格で予約を入れてくれている人)が食べる分だけ作る方法で、中途半端に余計な田んぼを持っていても、苦労するだけだ(我が家のケースも20年前と比べて収穫を半分に減らしている。基盤整備もあったが)。

 ということで、今年はバカ安いJAへの売値(概算金という)になっているから、「もう、作るのや~めた」ってな兼業農家が続出するのではないか。専業農家がそれらを引き継いでやって行けるかといえば、政府が税金をジャブジャブ出して支えなければ無理だが、米の値段は下がらない、財政赤字は増える…、あんまし意味がないような気がする。

 産業が空洞化して、第二次産業から第一次産業へ雇用がシフト、なんて、上手い具合に行くとも思えない。やはり食べ物なんて、人間の身体に影響を与えるものだから、新しい仕組みが必要であるに違いない。

 玄米とか、減農薬とか、食べるだけで医療費とか大幅に減ると思うのだが…(あまりにも多くの人がカップラーメンとか菓子とか買いすぎているような…それで経済が回っているのだろうが…)

ドル安が進行する…

2010-08-24 20:04:39 | 経済
さっき朝日コムを見ると、「米ドル(19時50分) 84.30円」とあり、驚いた(豪ドルかと思った)。毎日ドル安がどこまで進行するのかウオッチしていたが、さすがにこの値段には何か物が言いたくなってくる。そんなに円が強いのか? 国内経済がこれだけ荒んでいるのに…。

 為替相場は完全にアメリカの事情で動いているので仕方がないのだが、金は血と同等な面もあるので、一方的に攻撃されていると考えられる。為替介入でやり返せばいいのだが、数年前の教訓で多分やらないだろうから、70円台に突入するのも時間の問題か。

 104円でも十分に円高であると思うのに、84円なんて論外で、国内産業は悲鳴を上げているどころではないだろう。相場にも手を出していないし、そんな系統の仕事でもないから、日常生活であまり実感がないが、これでは世界市場で戦えないと、国内産業が海外へ逃げて行ってしまうだろう。

 新しい産業が次々湧いて出るわけでもないから、雇用の受け皿がなくなるわけで、一体、日本人はどうやって自分達を養っていくのか。いや、日本人も海外へ出て行くしかないというのかもしれない(異国の地に転勤か?)。これから稼ぐ人たちはそれが一番オーソドックスになってくるのかも。

 すると、国内に残された人たちは…。安い給料の仕事の奪い合い…、それが今、繰り広げられているのか。

 

恐るべきネットショップ

2010-01-15 17:43:46 | 経済
これまで、低反発マット、ジャンベ、炊飯器ぐらいしかネットショップを利用していないが、これからは1万円、いや5000円以上の商品はネットで買うことになるかもしれない。それほどまでにネット価格は異常に安い。

 テナント料やら、人件費やらが、あまり要らないとはいえ、デフレ経済を激化させる温床となっている。ネットをやり始めた人々が、同じ商品なのに(ヤマダ電機・ビッグカメラより)安いと気づけば、確実にそっちへ流れる。

 現に(この間買った)日立【黒鉄厚釜】1升圧力IHジャー炊飯器を扱う「家電のSAKURA」(なんというなネーミングだ!)は大阪日本橋となっているけれど、事務所があるだけか(??)。

 田舎(高速道路の近く)に倉庫を構え(もちろん激安)、商品をただ右から左へ流し(薄利多売)、

 取引量をMAXにし、フル稼働することによって利益を増やす(はした金も積もれば…)、

 ただモノによってSAKURAやらタンタンやら価格が違います(そこで儲けるのか?)

 消費者は価格比較サイトを見ています(賢い魚は捕らえられません)

 なら、本当の目玉商品はすぐ「在庫なし」になるかもしれませんね(毎日チェック)

ワークシェアリングはどうか?

2009-12-26 17:27:39 | 経済
 景気が良いときは、カネが行き渡り、平和な生活が送れるが、不況、今のような末期日本?の場合、修羅場が至る所で見られる。倒産・失業しても、他に受け皿がなかなかない。すると、どうしても今の職場で残りたい、というようになる。

 たかがバイトでも、状況によって、人が要らないケースも出る(当然だ)。ゴロゴロしているより、行けば金になるから、「行きたい」というのは当然か(?)。

 最初の契約や人間関係(管理者との)、能力?などを考案して、人間が絞り込まれるわけだが、所詮、バイトだから「僕は休むよ」って言えば、別の人間に廻っていくわけだ(カネも)。

 ある意味、一種のワークシェアリングかもしれないが、事態はそう単純ではない。確かにリストラを減らすため、人を思いやり、譲る心は大事かもしれないが、現実問題、生活が苦しくなる。特に住宅ローンなどを抱えている家族持ちとか、何としてでも稼いで支払わなければならない。

 みんな生きるのに必死になると、自分が優先になる。当然かもしれないが、相手もそう考えるので、平和なわけがない。やはり現代社会は、カネを求める争いというのが真相で、大不況になるとそれが露骨になってくる。

 出来るのなら、自分で仕事を創って、困っている人に譲るのがいいのかもしれないが。

 今のところ、それが出来ないのでとりあえず、バイトに行ってきます(ゴロゴロしてもカネになりません)

 だいぶ信用がついてきましたね(慣れたら楽しくなりましたか)

価値が揺らぐと何に換えれば…

2009-11-26 17:47:43 | 経済
 カネを求める活動は、突き詰めれば、「価値を巡る争い」なのだろう。

 300万円なら、車を買ったり、ダイヤや金を買ったり、株やドルを買ったりする(ごみ投資家)。

 300億円でもやはり同じで、対象が大都市の不動産になったり、生産設備になったり、世界中の株や債券になったりする(機関投資家)。

 仮にインディオが300億円とか渡されたら(有り得んが)、困る。その価値を維持できないからだ(ダンスホールとか建造して、消滅させてしまいそうだパッパッパ)。

 ある程度の大金になると、維持費がかかる。300万円の車でも税金・保険・メンテナンスがいるし、3000万円のマンションでもやはりそうだ。300億円渡されたら数億円ずつ増やしていかなければ、維持できない(だろう)。

  例えば、春ごろのNHKの『マネー資本主義(パソコン取込済)』に出ていた、厚生年金基金(全国中央市場青果卸売;8500人加盟)では、昨年度(5000兆円の価値が消滅した金融危機で)、運用資金の5分の1に当たる64億円の損失を出したようだ。ヘッジファンドで運用していたようだ(日本の年金基金の7割が頼っていたようだ)。

 老後の生活を支えるカネを溝に捨てたわけだ(とんでもないことだ)。年金基金は手堅い国債を買うのが王道だったが、高齢化の進行で、給付金と掛け金が逆転したわけだ。低成長時代、5%以上の利回りがなかなか出せない。給付を減らすか、掛け金を増やすしかない(素直にこれをやるべきだった!!)。

 絶対的な価値というのが、この世には無いから皆苦労しているし、面白いのかもしれない。いや、太陽とか大地とか神々といった存在が絶対的な価値なのだとしても、掴みどころが無いから崇拝が薄いのかもしれない。

 大地から出てくる金とかダイヤモンドなどは、大昔から価値があるわけで、今のように混乱している時代には、そっちの方に価値を転換すべきなのかもしれない。
 
 実際、金価格は過去最高レベルまで高騰している(年金基金は金を買うべきだった…)。確かに金は金利がつかないが、発行体リスクが無いし、紙切れと違ってそのものに価値がある(工業用とか装飾用とか)。

 江戸時代は小判とか銀貨とか、本当に価値のあるものをカネにしていたが、今はただの紙切れ(紙幣)。円高(実はただのドル安)の今はいいけれど、日本国も借金は多いし、インフレとかで価値がなくなる日が来るのかもしれない。

 その前に、まずは米ドルが調整されているようですね(為替レートはアメリカの都合で動きます)

 それで日本経済が沈没するのね(米ドルはどこで反転するのかしら)

 米ドルがだんだん豪ドルに近づいていますね(ポンドやユーロが昔の米ドル水準ですか)

穴吹工務店倒産! 下請けは…

2009-11-25 17:08:59 | 経済
  穴吹工務店が倒産したようです(広島にも至る所にあります)

 高松に住んでいた時期もあり、超優良なイメージがあり、ありえない現象のような気が…(サーパスマンション=鉄人28号=最強?のイメージが…)

 ちなみに福岡がマンションの発祥の地だった(九州企業特報)ようで、スケールからして影響は建設関係では全国に及ぶようだ。

 広島では既に昨年、アーバンコーポレーションが倒産(投資経済データリンンク)している。

 もう既に死んでいたゼネコン(総合建設業)が表面化しただけなのかもしれない。今の時代、マンションが売れないのは当然といえば、当然か(倒産も当然か)。そうなると、下請け、孫請けは、あの手形では資金繰りが出来なくなるのか?(道連れか)

 香川県が下請け支援策をやる(産経)ようだが、命を救っても、仕事を与え続けなければ何の意味もないような気もする。

 今の時代、何が難しいかといえば、仕事をとってくることである。元受にピンはねされようが(1割どころではないが)、不利な契約であろうが、仕事があるから会社は存続できる(個人にもいえるが)。

 穴吹の信用や、サーパスのブランドで、お客は大金を叩いてマンションを買うわけだ。そしてそれを実際に作ることができる(ほとんど下請けがやるのだろうが)。企画(設計)→ 宣伝→ 販売(契約)→ 工事という流れがあるわけで(たぶん)、

 新しい元受(大手ゼネコン)を見つけなければ、下請けは存続できないわけだ(今さら参入できるわけ無い)。いや、自分で仕事を創ることもできないこともないが、この経済環境で、100万単位の仕事を獲ってくるというのは…
 
 1万円単位の仕事なら、何とかなるかも知れんわい(各自がどっかで雇われましょう)

 何か自営業で稼いでください(ネット上で小説を書いて売るとか)

 元受(大手総合出版社)の力がないと難しいですね(作家も所詮、下請けです)
 

デフレ経済 ~たけしのTVタックル~ 亀井静香出演

2009-11-23 22:56:39 | 経済
  今日は夜がフリーなので、久々にテレビタックルを観た。地元の政治家(亀井さん)が出演し、下請けの製造業者など年末を乗り越えられない方々?も大勢登場していた(志願か? スカウトか?)。

 実に興味深い内容で、デフレ経済(商品下落→ 業者圧迫→ 賃金下落…)を解説していた。確かに今、商品が安い(というより、激安店が多い)。体力をつけるため、今日も結構な買い物をしたが、特に下の3品目は安すぎるような気がする…



 アジ2匹(山口産);298円
 サバ(三重産);198円
 有機ワイン;598円

 高いガソリンで漁をして、こんな価格で漁師は生活できるのか? いや、前からアジは一匹150円くらいだったかも知れん(さっそく、刺身にして食べた)。

 これで約1000円だから、夜に1時間バイトでもすればいいわけであるが、今はそのバイトすらないようである。亀井静香の地元(この尾道界隈)はまだ恵まれているようで、四国(高知らしい)から若者が出稼ぎに来ていて、夜のバイト代は親に廻すらしい(なんという親孝行者だ!)。

 亀井氏によると、高度成長期とは逆で?今、経済がどんどん縮小している。値段を下げ、節約し、仕事を減らし、給料を下げていく。そんな家庭に子供手当てなどしても意味がない。ここで、でっかく経済対策をやらないといけないとか(?)。抽象論ばかりで、具体的な解決策は聞かれなかった(たぶん、何もないのだろう)

 まだ(激安店のある)都会は物価が安いからいいが、田舎のスーパーは高く、1000円では何も買えない。しかも田舎には役場や農協のほか、雇用がほとんど無いわけで、貯蓄マネーや年金マネーがただ廻っているだけか(いや、一方的に消えるだけか)。
 
 例のごとく、農業や林業、介護やら非現実的な解決策を主張をしなかったし、さまざまな意見が聞けたし、なかなか本音な番組でよかった。解決策では、110円ぐらいの円安にすればいいとか(勝間さんが主張)あったが、米ドルが刷られまくっているので、逆な方向に進むような気がする。ということは…

  来年はもっと悲惨な経済環境になるということか(もっと節約し貯蓄せねば)

  贅沢なものを食べすぎですね(味噌汁と沢庵、玄米だけで生活してください)

 

米雇用統計と中国製品

2009-11-07 17:00:10 | 経済
昨日は閲覧数:649PV 訪問者数:166IPと、閲覧数が異常に多かった(発見されたか!?)
 たまたま気まぐれでクリックされただけです(最近、文章が短く読み応えがないのかも)
 

 さて、再び米ドルが89円台に突っ込んだ。相場を動かすアメリカの雇用統計で、ついに失業率10%台になったからだ(ロイター:10月米失業率が26年半ぶり2ケタに悪化

 もっとも日本でも実際はそれくらいあるだろうし(それ以上か?)、アメリカでも実際は20%近くの失業者がいるのかもしれない(?)(所詮、データです)

 同じ国でも、地域によってもかなり違うだろうし、業種によっても差があるに違いない。

 アメリカはマネー資本主義の国家だから、金融部門が崩れると、ドミノ倒しに失業者が増えるだろうが、産業部門がGMに象徴されるように、競争力が弱いから(?)ドル安にして調整せざるをえないのかもしれない。

 問題はドルと人民元がリンクしているから、中国の輸入商品がどんどん入ってくるということである(ドル基軸通貨の問題点)。

 ということは、日本とか宙に浮いた国が一番わけで、自国でつくった商品を輸出するどころか、
「安い、安い」と中国産の商品ばかりを消費していけば、日本国内でマネーが廻らなくなり、とんでもない事態に陥る(企業倒産、失業)わけである。

 とにかく今は、中国からの輸入品がとことん安い

 グンゼの下着はどうですか中国製と比べて

 汗を吸い取りますねぇ(グンゼばかり洗濯して使っています)

 さて、日本は一体どうなるのか、民主党政権下で。福祉国家日本? 民主党も何となく、言葉だけが先走っているような気がするのだが(たぶん、あの政治家達は農業や介護など経験したことがないはずだ)。

ワインとドル安と米国債

2009-10-12 22:58:31 | 経済
 ダイレックスなる激安スーパーで、この前のと同じワイン(やや辛口)を買った(598円!)。酸化防止剤無添加のワインは、保存がヤバイからすぐに飲まなくてはならない(美味いからすぐ無くなる)。どんどん買わせる罠があるのか。

 陳列を眺めると、日本産のワインはやや割高だ。720mlで600円は(アルコール度数10)、焼酎や日本酒に比べて、やや高いかもしれないが、昔はもっと高かったような気がする。やはりドル安で輸入品が安くなっているのだろうか(??)

 ドル安の話に移って(ここで閲覧者が減って)、『エコノミスト』なる雑誌をみると、どうやらアメリカの財政赤字とドル安はかなりの相関関係がある(少し時間差あり)ようで(ニッセイ解説のグラフ4)、それによるとオバマ政権下で財政赤字が拡大しているので、かなりのドル安が進むことになる。

 日本の財政赤字(莫大)は、日本人が日本国債を買っているから、成り立っているが、アメリカの国債は半分以上、外国人が買っているわけである。「介入」とかで日本政府も米国債を買っている。

 もともとアメリカの実体経済(物を作って売る)は、世界一の貿易赤字(消費が減って赤字も減っている)。それでも成り立っていたのは、マネー経済(カネでカネを増やす)の国家として、世界中からマネーが入ってきたから。

 実体のない、ただのバブル景気だったから、その実体に向かってドルが調整されているだけである。アメリカの財務省は、オバマ景気対策で、大量に国債を発行するが(FRBが米ドルを大量に刷りまくる)、アメリカ人は半分しか買わないから、日本や中国、ヨーロッパなどの人が買わなければ、国債の値段を下げるしかない(米ドルが暴落するしかない)。

 景気が良くなってくると、普通の人なら、世界を見渡して、中国とか、ブラジルとか、成長しそうな国があるから、米国債など買わずに、そっちに株やら社債を買う。そっちが怖くなったら、米ドルに戻すようだ。

 ドル安の原因 ~70円台へ突入するか~ (同じことを言っているだけじゃない)

 金利が0.25%では、米国債がもっと美味しくなる水準まで価格が下がらなければ、買う気にならない。そのためには、もっとドルが下がらなければならない。

 ということは…、輸入ワインがもっと安くなるということか(イタリア産は?)

ドル安の原因 ~70円台へ突入するか~

2009-10-08 23:25:38 | 経済
  台風が去り、寒くなった(今、25度)。「伊勢湾直撃でどうなる!?」とマスメディアは騒いだが、大事には至らなかったようだ。むしろ、騒ぐのは新型インフルとか、1ドル88円の為替相場ではないか?(こっちに移るか)

 ドル安が酷い。加工貿易国の日本にとって、異常事態である。藤井大臣は口先では介入するかもしれないが、介入の効果も怪しいので(一時的?)、放置されたままになるか。為替レートは理論こそあれど、短期的にはどっちに転ぶか全く分からないので、一度70円台へ突入するかもしれない(オーバーシュート〔行き過ぎ〕)。
 欧州系銀行の外国為替営業部長は「12月には1ドル=83円まで下落すると予想している」。(ヤフーニュース)

 2007年の7月に118円だったものが、2009年10月には88円に…

 118円-88円=30円!!(たった2年でここまで価値が下がるドルって…)

 日本ブログ村には「為替ブログ」があり、FX(担保金を出して外国通貨を売買する)の日記とかあるが、プアー花子のFX大苦戦日記とか見ると(なけなしの金が…)、

 「日本政府は1円の円高で5千億円の評価損が出る、10円の円高で5兆円、だから政府がドル買い介入しろ!」、と主張する(ドルを持っていればそういう発想になる)。

 製造業でも、例えば日産は1円の円高で年110億円の減益要因になるらしい(日経ネット)。

 それでも藤井裕久財務相は通貨政策について、

「人為的な為替安政策はおかしい」と述べ、円売り・ドル買い介入に否定的な考えを示した。1ドル=88円台前半まで上昇した円相場に関しては「トレンドは異常でも何でもない」と指摘。

 全ては需要と供給で決まる。ただ、ドルが買われずに余っているだけである。

 第一、ドルの金利が低い(0.25%)。$(ドルは美味しくない)。米株や米国債で持っていても、需要が怪しいからダブルで価値が下がるかもしれない。ユーロ(1%)オーストラリア(3.25%)とか新興国の株、いや、石油や金など、別の価値あるものに変えて持っていた方が良いのではないか、という発想になる。

 マネー経済から離れて、実体経済でも、アメリカという国は経常収支(貿易収支など)が赤字である。$$(アメリカの物が売れん)。しかもアメリカの不況と財政支出で米財政赤字、最悪の124兆円に 09年度見通し、歳入など低迷(日経ネット)、FRBはドルをじゃんじゃん刷っている。$$$(ドルの売り手が狂っている)。誰も欲しがらないから、ドルが余っている。

 日本も負けずに円をじゃぶじゃぶ刷ってばら撒けばバランスが取れるかもしれないが?、資源輸入国だし、アジアでの信用を保ちたいし、軍事力はないし(カネだけが頼り)、アメリカとは立場が違うのか。

 昔のように円高でも公共事業があればまだ違っただろうが、

 補正予算を凍結したからのではないか。

 ドル安はどこまで進むのですか(FXで死にそうです)

 100円台に復活しますよ(いつか)

いつの間にか89円台…

2009-09-27 12:35:53 | 経済
 帰省とかで、しばらく更新していなかったが、為替レートが1ドル89.54-89.60円と高騰しているようだ(26日5時時点)

 アメリカ経済との相対だから、どこまで円高が進むのか分からない。もう少し待てば85円ぐらいになり、輸入品が安く買えるかもしれないが…

 レギュラーガソリンは129円だった…(一番必要なものなのに)

 輸出企業だけでなく、漁師や運送業者も悲鳴を上げている。それでも値段を魚や運送料に転嫁できまい。競争が厳しいから。都会だけでなく田舎もそうか。

 わが田舎では若者などあまり見かけない。たまたま出会うとな目で見られる(田舎の習性だわい)。博打的に戻って、「個性的な家を建てます」の広告を打っている方もおられるようだが、地震か台風などの災害でもない限り、難しいだろう(案外獲れたり)。

 もはや田舎は自給自足の場で、商売をする場ではなくなっている。これまでは不況でも公共事業で凌いでいたのだが、財政悪化、さらに民主党政権誕生。未曾有の不況の中、ダム建設などがストップし、土建会社も悲鳴を上げている。

 そうなると、多くの労働者がヤス給料で悲鳴を上げるから、栄養あるまともな食事にありつけまい。かえって、栗やら柿やらリンゴやらとって食べている農民の方が幸せなのではないかと栗ご飯を食べながら考え…、

 いや、ただ己が貧乏なだけではないか、と考えるのであった。

 円高の恩恵でも考えてみるか(浮かばん)
 

モラトリアム制度はどうか?

2009-09-19 13:51:40 | 経済
 新政権がさっそく揉めているようだ。カメイ静香が金融・郵政担当大臣になって暴れているようだ(?)。我らが選挙区の代議士です(特定郵便局の守護神です)

  亀井vs藤井、内紛ぼっ発 徳政令にダメ出し(ZAKZAK)から抜粋するに、

 モラトリアム制度は、金融機関に対し、中小企業向け貸し出しや個人向け住宅ローンの返済猶予を促すもの。金利分さえ支払えば、元本返済を3年程度猶予する。

 亀井氏は記者会見で、モラトリアム制度創設の法案を10月の臨時国会に提出する考えを表明。「金融機関が(貸し渋りなどをして)社会的使命を果たしていない。だから国が出ていかざるを得ない」と制度導入の正当性を強調した。

 これに対して、藤井氏が「そんな(制度を導入するという)話になったら政府全体の問題になる。確かに昭和初期に(この制度を)やっているが、そういう状況なのか」と疑問を呈した。この藤井発言を受け、それまで売られていた銀行株が買い戻されていった…

 
 モラトリアムを調べると、「天災、恐慌などの際に起こる金融の混乱を抑えるため、手形の決済、預金の払い戻しなどを一時的に猶予すること。日本では関東大震災後(1923年、震災手形を参照)と昭和金融恐慌(1927年)の際のモラトリアムが知られる」とある。今は一時的なパニックだから、とりあえず3年間(猶予期間)は経済環境が収まるまで生き長らえてもらおう、ということか。

 大地震が起こったわけではないが、リーマンショックが酷かったから、その直後なら説得力があった(?)。

 いや、民間の間(銀行⇔企業)でも、モラトリアムに似たようなことは沢山やっているので、今さら国が介入して末期癌状態の会社を沢山生き長らえさせても、意味がないのではないか? 

 むしろ銀行がなかなか潰さないので、「潰さないとモラトリアムにするぞ!(元本を回収なしだぞ)」と迫っているようにも思われる。逆に倒産が増えるのか。

 景気回復に民主党の政策で目新しいものはない。モラトリアム制度導入で、まずはとにかく毛細血管の、マネーの流れを良くしようというのだろう(ただの延命措置。これで民間の設備投資や雇用が増え、GDPが増えるわけがない)。

 モラトリアム制度に従い、カメイさんの言う「社会的使命」で、回収できない相手に貸し出す銀行があれば、その銀行は潰れるから、銀行を潰さない制度も同時に必要である。それは日銀のマネーを垂れ流しすることだから、銀行の国有化という話になる。

 しかしそれは税金でやることだから、増税は避けられないわけで、消費税を上げないなら、大金持ちからカネを奪ってこなければならない(しかし資本主義・自由主義の世でそんなことは出来ない)。増税しなければ、財政赤字だけ膨張していく。

 そんな国に、外国のハゲタカが大切なマネーを預けるわけはないから、資本を引き上げていく。株価が大暴落し、円安になるのである。

 製造業は円安はいいかもしれない。しかしガソリンがℓ200円ぐらいになるし、消費者は困る。1ドル150円ぐらいになるとアメリカからクレームが来るだろう。すると、既に25%CO2削減やら難題だらけの鳩山政権が…。

 モラトリアム制度の法案が10月の臨時国会に提出されれば、鳩山政権爆発の導火線に火がついたようなものだろう(もっとも、民主党内から反対ですぐに消されるが)。

 大臣の独断より、国会議員の数が優先されます(国民新党は3人です)

 結局、カメイさんのパフォーマンスなのですね(成立させたいのは郵政保護の法案だけです)