インディオ通信

古代アメリカの共感した者の備忘録8年。

来年こそゲートウエイ・エクスペリエンスを

2014-11-02 18:05:05 | 実用書
  雅太の頭の中は、常時カスタネダの文言が踊っている。全巻丸暗記するのを趣味とするくらい、刷り込んでいたわけである。
  雅太は人一倍「耽溺しやすい」性格なのかもしれず、どう考えても常識では考えられない内容を、真実であるに違いない、と洗脳していたわけである。日本の人口からして、100人以上はドン・ファンシリーズを聖書としているかもしれず、目指すところはダブルの開発ということになろう。

 現代は余計な情報が多いので、「戦士たち」は常に綱渡りをしているようにも思われる。資本主義社会の中で翻弄され、自由というより、奴隷な方向に、強い風が吹いている。雅太も全くそうで、日常生活のエネルギーの大半は、それに注がれてしまっているわけである。

 雅太の机のわきの本棚に、群青色のCDが束になって並んでいた。ちょうど3年前、2011年末に調達したゲートウエイ・エクスペリエンスである。調達前は大いに期待したわけであるが、今となっては睡眠音楽として、放置されたままとなっている。今でも、「これを聞けば、寝るだろうから…」と手を付けずにいる塩梅であった。体外離脱をするには、マジカルパスやらサウナ&コーヒーのほうがよほど効果があり、さらに「夢日記」を詳細につければ、だれでも可能であるとさえ思われてくる。ということは、ヘミシンクは別の効果が表れることになるのであろう。

 ただ、『呪術師の飛翔』でヘミシンクに似たような内容が登場するのは驚いた。「呪術師のマスター」の章で、「レゾナントチューニング」そのものの教えがエイブラーさんの口から語られているのである。雅太は、あの本はゲートウエイに対応しているではないかと思い、それならば、「ダブル開発のためにゲートウエイを有効活用できるのでは」と考えたりする。ネリダも「音が霊体を引き付ける強力な手段である」と語っている。

 現代の科学技術、音響効果は、ひょっとしたらダブルの開発を促進させるのではないか、と思ったりするのだ。そもそもこれだけの情報社会であるから、「これがいい」「あれがよかった」という感想が2チャンネルとかで飛び交っているはずである。面倒なので雅太は調べていないが、ゲートウエイ経由でもダブルは開発されうるのであろう。ロバート・モンローなんて、夢見の門をほとんど突破したのではないかと思ったりする。つまり、彼は非有機的存在へと姿を変えたのである。カスタネダによると、古代メキシコでは何千人もの呪術師が非有機的存在へと姿を変えたという話だが。

 毎年のことではあるが、雅太は戦略を変えてみようと思ったのであった。

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