インディオ通信

古代アメリカの共感した者の備忘録8年。

世界最強の商人

2014-12-25 19:26:15 | 実用書
 雅太は風邪をひいた。頭痛がし、今、生姜と蜂蜜でこしらえた甘酒を薬代わりに飲み、安静にしている。
 毎年、誕生日前の一ヶ月は良からぬことが起こるが、これもそうなのかもしれぬ。が、風邪は体内の毒を出すらしく、体内浄化の一環として、不可欠なのかもしれぬと、強引に納得したりする。

 クリスマスといえば、今年はアマゾンで本を注文した。無論、雅太が自分用にである。

世界最強の商人 角川文庫
オグ・マンディーノ
KADOKAWA / 角川書店


 もう一冊ある、『その後の・・・』も買う。雅太は商人ではないが、人生の基本は営業であるわけで、読むべきだろう。ただ普通の成功本とは違い、「乞食は次の食事にありつけるかどうかだけを考えるが、私は人生最後の食事について考えるのだ」云々、意味深い言葉が続く。そして、「私は今日が人生最後の日だと思って生きよう」と第5巻で語りつくすのである。

 「死を常に意識する」のは、古代メキシコのシャーマンと同じだし、この本そのものが、かなり似ているような感じがする。最強の商人は、ドン・ファンのごとき呪術師であり、金よりも高いものを求めているのだろう。人を愛し、人から愛されれば、お金は結果として向こうからやってくるのだろう。

 (第4巻より)

 私はこの大自然最大の奇蹟だ。私は他人を真似るということをもうやめよう。その代わりに、私は市場で私の独自性を十分に発揮するのだ。私はそう宣言する。そう、私は私の独自性を売り込むのだ。私は今から自分の違いを強調しよう。・・・

  と抜粋したところで、雅太は「自分の独自性とはなんなのか」と考え込むのであった。

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