インディオ通信

古代アメリカの共感した者の備忘録8年。

ブログの改造と休刊について

2007-04-30 13:24:27 | お知らせ
 他のブログと比較して、あまりに見劣りするので、少しずつ手を加えることにします。改悪になるかもしれませんが、ご了承を。
 また、休まないよう(毎日更新!!)早めにUPしていましたが、来月は休むかもしれません(んなもん、勝手に休め!ってか…)。 
 なお、トラックバックは多少「インディオ通信」に関係なくとも、歓迎します(が、好感が持てないのは、非公開か削除にさせて頂きます)。
 
 ※う~ん、アクセスランキングを見ると、おなじみの訪問者が結構いらっしゃるようだ。
 コメントはまだ返って来ないが(恐ろしいのかな?)、閲覧数(PV)が凄まじく伸びてきた!(単に記事が増えただけだからかも)
 4月半ば刊行から昨日までで合計400弱のアクセス(IP)数!
 このインディオ通信に・・・・・。
 遺伝子がクリックさせるのか!?

 いや、ただ間違って入って来ただけなのかな~
 



本日で4月終了 …インディオが持っている本 2

2007-04-30 01:54:02 | 古代アメリカの資料
 次々に出てくるインディオ関連の本。
「お前は何でインディオの本をそんなに持っているのだ?」
 皆は、疑問に思われるだろう。
実は小生、インディオをテーマに「エンターテイメント小説(??)」を書いていたのだった(笑)。
作者はもちろん無名! が、自信はあった(…何を根拠に)。で、何度も版元に持ち込んだ(無謀にも、○○賞にもね)。が、どうしても世に出ん。なぜだ? 
断り方「もう少し修行を」(心の中)「んなもん、出しても、売れるわけねーだろ!(怒)」
まあ、今にして思えば、そうかも知れん。出版社も、一般人も、インディオやアフリカンなど関心を持たんだろう。ただ当人は、「絶対受ける!」と信じていた…(無邪気なインディオだ。趣味が違うと受けないのにね)。

まあいいや。小説書くのも、ブログを書くのも、根っこは一緒。
このインディオのブログが読まれなきゃ、小説だってねぇ

○『マヤ文明の謎』(1984)青木晴夫
 講談社現代新書 ¥660

 文は人なりというが、親切な人の文だなと思った(お顔写真もそんな感じ)。ティカル(超ヒーリングスポット?)での調査体験で始まり、生活や絵文字が丁寧に説明されている。最後の方(p204)で、こう語る。「…しかしアメリカ原住民のほとんどがアジアから移り住んだ人たちであることを思う時、過去のある時点では、我々のほうが近かった可能性がある。しかし地理的な距離よりもさらに重要だと思われるのは、文化上での類似である…」彼こそインディオ通信を作るべきだ。

○『アステカ文明の謎』(1979)~いけにえの祭り~ 高山智博
 講談社現代新書 ¥900

 5年前、古本屋で見つけて読んだ。読了後(読んでいる間もだが)、気分が悪くなった。
実に胸糞悪い本である(発禁処分にすべきだ!)。
正月に生贄Aの方法、成人の日に生贄Bの方法、節分に生贄C、お盆に生贄スーパーX…って感じなのがアステカ文明だが、それを詳しく解説している。いかに凄惨な世界であったかが良くわかる。
著者いわく(p154)、農耕民族でも生け贄的な儀式はやる。ただ、「鶏や羊の代わりに人間を生け贄にした点が特異なのだ」と言ってのけ、さらに(p173)「このようなことから彼らを簡単に野蛮で残酷な民族だという烙印を押してしまうのは早計すぎよう(理性ある現代人でも戦争で大量虐殺するのだ云々…)」とアステカに肩入れしているように見られた。最後のあとがきで、「腹切りが日本的美なら、生け贄はアステカ的美だ、これが理解できるか出来ないかは、価値観の問題だ、云々」で締め括られている。

う~ん、台の上で無理やり両手両足を押さえつけられて・・・・されるのが、美しいとは思えないのだが。
ただ悟ったインディオは、喜んで・・・・されたのかねぇ。

武士道は死ぬことなり。
インディオ道は生け贄になることなり。
ってか?



4月29日 …精霊を感じたインディオ

2007-04-29 00:09:41 | 身の回り
友人が運転する車で、延々と山奥を進み、両子寺(国東半島のど真ん中)へ行った。
ネットカフェで「インディオ通信」を見た友人(パソコン不所持)は、「内容が堅いなぁ」「長すぎる!」「一般受けしないね」とさらりと批評した(本人は食い物や温泉が良いと勝手なことを言っていた)。

一言一言が、インディオの胸にグサリと突き刺さった。「やっぱ、方針を変えようか」(確かにマニア向けか)。
そうだ。とっぴなこと?を取り入れ、来月?から改造しよう。

さて、ここは、日本でも指折りのヒーリングスポットであるように思われた。

この両子寺だが、実に立派なホームページがある(NETアクセスだけ多いか?)
http://www.coara.or.jp/~futagoji/ 冒頭抜粋
国東半島のほぼ中央に聳える両子山(721m)から放射状にくにさきの谷々は海岸へと広がり、約28谷を六つの里に分け、六郷と称し、この地に開かれた天台宗寺院全体を総称しして六郷満山と呼び、奈良、平安・鎌倉の昔より、宇佐八幡〈全国八幡の総本社〉の庇護と影響の下に神仏習合の独特の寺院集団と信仰が形成され、往時には半島一帯に185の寺院、洞窟、僧坊、を含めて約八百の大小の堂、また、石仏・石塔が、点在し、ほとけの里といわれる六郷満山仏教文化圏が開かれてきました…

大自然に目が覚めた(インディオの本能も)。
携帯電話(貧乏でデジカメを買えない)でパシャパシャ撮った。
岩の側に小さな仏像が多く置かれてある。
一応、有名な?観光地。が、GW初日の昼なのに、友人以外誰もいない。
得体の知れない生き物が鳴いている。大丈夫かなと心配しながら山を歩く。
怖くなって「引き返そう」と言い合っているとき、トレッキング姿のおじさんに出会って先にまだ先に道(?)が続いて、アスファルトに出られると知った。
「針の耳」や「鬼の背割り」など岩の隙間を通った。
ごつごつした巨大な岩石(霊魂が宿っていそうだった)、岩を栄養に樹木が生えている光景が印象的だった。
帰ってこのブログに写真を載せようと思っていたのだが、何かの手違いで、 ああ~っ、ひぇ~、
データが全て消えていた…(泣)。

まあいいや。
体全体で記憶したから。本当にグレートスピリッツを感じたよ、ここには。

まあ、神様と仏様がMIXされて祀られているから、パワーが凄いのも当然!?

以上、実にローカルな話であった。
地元の友人でさえ(初めて)、口を開けて驚いていた。案外、知られざる?穴場かも。
興味があれば、専門のホームページの写真を!(境内案内の地図をクリック)。

4月28日 …『マヤ・アステカの神話』を考える

2007-04-28 03:44:03 | 思想・宗教
 またまた堅苦しい本を掲げて恐縮である。

 おかしなブログ主が、勝手な妄想で「インディオの思想」をずらずら書いてしまったら(自己主張)、

 「はぁ?」「おかしいよ~」「バイバイ…」
 
 翌日のアクセス数が激減するものと思われる。
 恐ろしいので(臆病者!)、名のある本?を叩き台にし、コメントを述べる形にした。
 それにしても、何か、インディオ関連書物の解説ブログみたいになってきた(笑)。

 
  マヤ・アステカの神話
  アイリーン・ニコルソン(松田幸雄 訳)
  ¥2600 青土社

 5年前の今頃(GW)、無理して買い、妙な気持ちで読んだ。
 屁理屈が多く、回りくどく、観念的で、◎(やや難)か。
 神話がロマンチックに述べられている。が、物語ではないので、面白みがない。300ページを超えるこの本と付き合うのは、キツイかも。
 沢山の写真(モノクロ)とその解説があり、詩も挿入され、本文無視してそれだけ読む手もある(アホか! ますます面白くないぞ)。

  メキシコに住むジャーナリストの白人女性が、死ぬ一年前(1967年)に書き上げたものらしい。モーツアルトが死ぬ間際に作曲したレクイエムを思わせる。彼女も古代アメリカの神々に憑かれて書いたのであろうか。


 再びざっと読む。
「はぁ?」「おかしいよ~」「バイバイ…」したい箇所もある(が、凄い所も多い)。

 ざっと、速読する(こんな内容だっけ?)

 五年たった今、新鮮に思える。

 訳者あとがきを抽出すると(またか。これが、怠け者の読み方さ…)、
 
 ニコルソンがいうには、
 ①メソアメリカの神話は万華鏡のように輝く変幻極まりない世界を創り出していて、象徴はほんの僅かしかなく集中し、一つ一つが広範なものの見方や宗教理念に奉仕するために作られたかのように簡略化され、巧みに処理されている。そこでの神話は、創造には犠牲が伴うという献身的な愛の精神に基づくものであった。

 ②本書での彼女の主張であるが、ケツアルコアトルに象徴される愛の宗教が、支配民族の血の崇拝儀礼に堕落していった。すなわち、宗教が神官の堕落や間違った薬学の使用、自発的な犠牲から公認の捕虜殺人と化して堕落して、文明を衰退に導いた。特にアステカに厳しく、血の儀式は殉教的なものではないと認めない。

 ③スペイン人来航により、記録が破壊され、変形を受けた。そのとき既に宗教は堕落変形の兆候を持っていたので、メソアメリカ神話の正しい理解がなされていない。


 う~ん、血の崇拝儀礼は、支配民族(マゾヒスト)が推し進めただけである、ということは、マヤ文明は、最初から酷いマゾ文明ではなかったのか。

 ざっと読み、はっとしたのは、「第6章 黄金の人間」。
 神々が錬金術(?)で人間を作った、という感じ。
(ボールの中にトウモロコシなどの材料を混ぜ、かき混ぜ、最後に神の血を加えたってイメージかな)

 人間は品物を作るが、自分自身が品物だと思わないもんね。

 読み返し、なんか、ニーチェ『悲劇の誕生』を思い出した。

 ディオニュソス賛歌(インディオ的か!?)した後、こう書いてある。
「…人間はもはや芸術家ではない。人間自体が芸術作品になってしまったのだ。すなわち、全自然の芸術力は、ここに陶酔の戦慄のもとに啓示され、根源的一者(造物主9に最高の歓喜の満足を与えるのである。もっとも高貴な粘土がここで捏ねられ、もっとも高貴な大理石がここで彫刻される。人間だ…」

 ああ、眠い。
 かくしてマゾ文明の思想は、ニーチェの危険思想と繋がるのである…
 
 妄想が膨らみそうなので、今回は失礼!


  <来週に続く>
 

   

  







 

4月27日 …インディオならやっぱり、お香を聞かねば…

2007-04-27 00:35:51 | 呪術的なグッズ
 GWだ(喜)! …が、インディオは金がないので、できるだけ金を使わないよう、過ごさねばならない。
 山奥にある寺(一応、有名どころだ)にでも行って見るか(悲)…。

 さて、インディオ・グッズ(?)第二回目は、お香。
 無印良品でGET。
 安かったので、2個買った。
 
 お香・沈香コーンタイプ8個入り 
 良品計画 \260+税  

 話にならない安物でるが、妖しげな雰囲気が出て、それなりにパワーはある(と思う)。
 インディオは10年ぐらい昔、伽羅(沈香の上物)を買って焚いていたが、物凄く良かった(希少なはずなのに、\3000で何個も入っていた…)。中毒になりそうだった。
 お香は麻薬の一種かも。
 漢方薬にもなる。そういえばアロマセラピーがあった。あれを極めれば、それだけで食べていけるかも。


 手ごろなブツはないのか?
 ネットで調べる。
 数グラムで数万円するモノが、ごろごろしていた。
 どんな香りがするのが興味がある。
 しかし「買い物カゴ」に入れたら、餓死してしまう(笑)
 ヘロイン中毒者なら、有り金叩いてヘロインをクリックするかもしれない。
 
 そもそも人間の脳の中には、それ自体で麻薬が流れているという。麻薬はそれに作用するもの。だから一発打てば、日頃セーブしている脳内麻薬(笑ったり、飴を食べたりすると、蛇口のよう開き、ちょろちょろ流れる)を、どばーっと流すことが出来る(チョー快感!)。
 だが、その反動は・・・・・・・(ひぃえ~~、うおぉ~、くれ~~)。

 お香を焚いたぐらいでは、そうはならん。
 肉体的な快感というより、何かしら精神的な快感に結びつくからか。

 タバコは人間を下品にするが(不良少年)、線香はお経を読む人間を上品にするのでは(お坊様)。(やっぱ、品のない住職って、酒やタバコをやりながら仏教典を読むものだ。ただ人間の器もあり、「下品だから悪い」とは、単純には言えないかも知れない)。
 
 なぜ?
 気持ちよくなる対象が、抽象的・観念的なものになるからかもしれない。

  よって、お香+宗教= 宗教が気持ちいい

 そういえば、日本には香道や茶道、花道がある。あれも何か宗教儀式に似ている。○○流とか、作法が細かいもんね。
 インディオの母親(本人が聞いたら嘆くか?)も、お稽古事として茶道に励んでいるが、何かしら精神的な快感を得ているのだろう(インディオは、茶道の作法を知らない)。

 そういえば、インディオは香を聞くと、掃除をしたくなる。



                                                    
 
 











4月26日 …記憶に残る映画

2007-04-26 00:23:35 | 映画や小説、テレビなど
『モンタナの風に吹かれて』(1998年アメリカ ロバート・レッドフォード主演)

 手帳をぺらぺら捲って、タイトルを発見。
 思い出した。
 少し胸が痛くなった(いい感じで)。
 この名作、インディオは2005年の6月に観ている。

あらすじは(あいまいだが)、

絶望的な大怪我をした少女を癒すため、母親がモンタナへ連れて行く(一緒に怪我をした馬を連れて)。そこでインディアンとも言うべき主人公、レッドフォードが登場。
モンタナの美しい大農場で、少女が美しい大自然・動物に癒されていくのである(ちなみに、キャリアウーマンの母親がインディアンに惹かれていく…)

「インディオ文明と関係ないではないか!」と、クレームが出そうだが、大自然の田舎で動物と暮らす主人公の映画だから、何か深いところでリンクしているように思える。

これを観たとき、正直、「自然の中で生活がしたい!」と思った。
が、何もかも自分でやらねばならず、過酷だろうと想像がつく(大金も必要だろう)。
小金を稼いで、買い物して暮らしたほうが楽だもんね。

「お前は、インディオというなら、映画のように馬でも飼って暮らすべきではないのか!(怒)」と、言われると、やってみたいが、
う~ん、土地がない(もちろん金もない)。

実家の田畑を全部潰しても、どう考えても馬がパカパカ走れる広さではない(そういえば、道路端の田んぼを潰して「乗馬クラブ」を作って生活しているUターンの人がいた。あれで食っていけるのだろうか)

やっぱ、日本は狭い。
さっき、グーグルマップを見たが、モンタナの緑(面積)は、半端じゃないなと思った。

候補地として、北海道が浮かんだが(羊を飼って、羊毛、ジンギスカンで生計を…)、インディオは寒さに弱い(冬生まれは冬に弱いらしい)。

やるなら、九州の阿蘇高原辺りが面白そうだ。
が、借金して土地を借り(その前に、貸してくれるか!?)、馬を買い牧場を持っても、借金を返しながら、かつ、自分が食べていかなければならない(もちろん、社員も馬も食わせる)。

…う~、ますます「金に追われる人生」になる気がする(マイナス思考)。

遺伝子が暴れているのか、脱サラして、沖縄など日本の大自然地帯でペンションを経営する方も多いようだ。が、TVなどの報道とは裏腹に、心の奥底では金に悩み(半端でない)、沈まずにはいられないと察する。(いや、それを超え、大自然に癒されるのかな?)

自分も昔(といっても二年前)、ペンションではないが、相場で食おうと思って(甘い)、逆に食われたことがある。
恥ずかしい話、50万円は食われた(インディオにとって痛すぎた…)。
それ以来、「投資は戻ってくることを前提とすべきでない」と考えるようになった。

自分が本当に満足すれば、金が消えてもOK。

オーナーの皆様、
大自然に建てたペンション、 
ガラガラなら、インディオの踊り場でも作ったらどうです、
踊りに行きますよ

4月25日 …インディオ、今日から『呪術の実践』!

2007-04-25 00:18:39 | カスタネダ『呪術の実践』 !
 インディオ世界を語るに、呪術師(シャーマン)は避けて通れないだろう。
 本来なら、呪術師の記事を書き込むだけだろうが、このインディオ通信、目玉記事として(?)、ブログ主が実際に体験してみたい。
 たとえるなら、別府温泉旅行で地獄巡り(知ってます?)するだけ(見るだけ)ではなく、足湯とか入浴するのに似ている。やっぱ、実際に浸かってみないとね。
 
 が、その呪術、何をどうしたら良いのか、さっぱり分からない。

 そこで教科書として、『呪術の実践』(写真)を引っ張り出した。
 2,3年ぐらい前に既に持っていたが(運良く?、BOOKOFFで半額GET!)、めんどくさいので、放置していたものである。

   『呪術の実践』 
   MAGICAL PASSES
  ~古代メキシコ・シャーマンの知恵~
    カルロス・カスタネダ  結城山和夫(訳)
    二見書房 2400円+税

  実に怪しげなタイトル、いかれた踊り(?)をしている写真だらけの、得体の知れない本である。
  
 
   まえがき
  第一章 マジカルパス
  第二章 テンセグリティ
  第三章 テンセグリティーの六つのシリーズ
   1.意図を準備するためのシリーズ
   2.子宮のためのシリーズ
   3.五つの関心ごとのシリーズ ―― ウエストウッド・シリーズ
   4.左の体と右の体の分離  ―― 熱シリーズ
   5.男らしさのシリーズ
   6.特定のマジカルパスとの関連で用いられる道具
  訳者あとがき  


  ズラリと並ぶ個性的な目次の前に、妙な献辞がある。
 
 「テンセグリティーを実践する全ての人に捧ぐ。
彼らはおのおのの力をテンセグリティーへ集中することにより私をエネルギーの形成に触れさせてくれた。これは、ドン・ファン・マトゥスや彼の系統の呪術師たちには決してかなうことのなかったことである」
   
 わけが分からん(読解力がないのか?)。
 結城山氏が、英文を訳したのであろうが、インディオ(僕)にとっては、更なる通訳(笑)が必要であるように思われた。

 キーワードの「テンセグリティー」は第二章で説明されている。
 テンセグリティーとは、テンション(緊張、張力)とインテグリティー(無欠状態、正直)の合成語である。
 「体の腱や筋肉を引き締めたり緩めたりすることによってもたらされるのがテンションで、体を健全で完全かつ完璧な単一体とみなすことがインテグリティーなのだ」とあり、「テンセグリティーは一貫した体系的動きとして教えられている」と堅苦しい文章がぐだぐだと続いている。

 ページをめくる。得体の知れない動作をした外人の写真が、これでもかと載っていた(合計486個!)。何かしら、マヤ文字を見ているよな気分に陥った。

   
 たまらないので、最後のページの訳者あとがきを見ると…
 どうやらこの本、『呪術師と私――ドン・ファンの教え』(1968年)が、全米大ベストセラーになったから出版されたようだ(おかしいとは思っていたが、「カスタネダ」の名前で出したわけだ。『呪術の実践』で売れるはずがないもんね)
 
 訳者が分かり易く要約するところによれば(カスタネダ語に苛立って訳したのかも)、
 
 さて、そのマジカルパスであるが、カスタネダの師、ドン・ファンの語るところによれば、その目的は「エネルギーの移動」すなわちエネルギーを体の活力の中心
へ戻してやることにある。人間の体には特に大きな活力の中心が六つあって、そこではエネルギーが渦を巻いているが、性質としてエネルギーはそこからずれてしまう傾向がある。そのずれたエネルギーをもう一度活力の中心へ戻してやると、幸福感や充実が得られると同時に、使われていない生命力との絆を取り戻し、知覚レベルにおいて世界をこれまでと違った仕方で感知できるようになるのだという…。

  う~ん、この領域に到達しないと、真の意味でインディオになれないということか(?)
  まあ、すこしずつ実践しようと思う(牛歩のように)。
 今後、教科書の内容のほか、実践経過と、その効力を報告していきたい。

 そういえば、目次の後に不気味な注意事項があった。それも、かなり不安をあおるような(Meはさらに?頭がおかしくなるのだろうか…)。





4月24日(上弦の月) …インディオが聴く音楽

2007-04-24 00:50:15 | 音楽
 実はインディオ、20代前後、高尚なクラシック音楽にはまっていた。
 ダンス系音楽など、眼中にはなかった(差別的…)。
 それが逆転し、踊るために妙なCDばかり求めるようになった。
 そんな時でも、全部捨てられず、クラシックを数枚常時持ち歩いていた。
 
 ふるいにかけられ、最後に残ったのは、
 モーツアルトのレクイエム(暗~い。亡霊音楽か!?)と、バッハのオルガン(キリスト教洗脳音楽!)の2枚。
 最終選考で後者が残った。
 ただ一曲のために。

      トン・コープマン演奏
    パッサカリアとフーガ ハ短調 BWV582
      PASSACAGLIA IN C MINOR BWV 582

 うう…、聞くたびに痺れる。
 氷のように冷たい音楽である。
 『マヤ文明』という映画が出来るなら(ジャンルはもちろん、ホラー映画)、これがテーマ曲にピッタリだ。
 運命を思わせる低音が、悲鳴のような高音と絡み合い、う~ん、無感動で、落ち着いてくる。
 演奏者によって相当違うし、アナログ(現場)はもっと凄いだろう。

  場違いだったか。
 インディオ通信である以上、ダンス音楽を紹介すべきだったかもしれない(それほど精通していないが)。
 なにせ、羽飾りを付けている原住民は、軽い。
 大地を走り回る。神々を祝福して踊る。
 精霊に扮し、ばたばた鳥のように羽ばたいていたり(アフォーか…)。

 ダンス音楽紹介; 『give me up』、『into the night』(マイケル・フォーチュナティ)なんかリズムが良いから好きだ(短い)。


 インディオがパッサカリアなんて…。

 
 ちょっと次元が違うか…。

4月23日 …インディオが持っている本

2007-04-23 00:59:47 | 古代アメリカの資料
 中身のあるインディオ(?)になるためには、本を読まねばなるまい。
 この僕様は、インディオであると名乗っている以上、少しは読み漁った。
 今後、紹介する本であるが、胡散臭いのも多いし、難解なのもある。あまりに高価なものは(5000円以上する奴とか)持っていない(手が出ない…)。

 マヤ・アステカ、インカなど、古代アメリカ世界のマニアにとっては、物足りないと舌打ちされるだろうが、僕はマニアではない(…自分ではそう思っているが)。

 まずは堅苦しい新書からスタートしたい(そのうち怪しげな本もボンボン登場する!!)。

 勝手ながらレベルを付けさせて頂いた。(読み手によって違うだろうが)。
 ●難
 ◎やや難
 ○普通
 △易


○『古代アステカ王国』~征服された黄金の国~ 
 (中公新書)増田義郎699円+税

 インディオもの、日本最高権威?の一作。
 2002年の正月に一気に読んだ。アステカ王国がスペインに滅ぼされる「読み物」として通読できて面白かった。生け贄だらけで不気味だったが。
 妙な気分だが、怖いもの見たさで読み進んでいるうち、慣れてくる。
 大学の先生が書いたもので、図や解説が挿入され、入門書として推薦。

◎『マヤ文明』~世界史に残る謎~ 
 (中公新書)石田英一郎700円
 久々に本棚から引きずり出した。
 タイトルを見て一瞬、『マゾ文明』の方が良いのではないかと思った(笑)。
 マヤの宗教と暦数など載っているが、七割ぐらいしか読んでいない。専門的なので(分析的)、よっぽど興味がある人以外、通読はキツイと思う。
 筆者の石田氏も「だったであろう」とか「ではなかっただろうか」と推測した文を連ねている。石田氏は1968年に亡くなられたから、相当古いはずで、その後、新しい発見は沢山あっただろうに。謎は深まるばかりなのだろうか。


4月22日 … インディオの身の回り

2007-04-22 12:29:12 | 身の回り
 計画通りに物事が運んでいない。
 5年前、3年前の予定では、今のような場所(とある九州の僻地)にいる予定はまったくなかった。
 はっきり言って、頭が悪い(根本的なもの)のだろう(所詮、インディオか…)。
 ある程度、脳ミソが機能していれば、「人生の目的」を鮮明にし、何年間でどれぐらい仕事のスキルを上げ、何年でどれぐらいお金を貯め、何歳で結婚し、何歳で独立し、何歳で家を建て…、と緻密に計算しながら生きていくのであろうが、いつの間にか「場当たり的」になってしまった。
 もはや、インディオの人生、運次第である。
 そこで、宇佐神宮(写真;横で失礼)に出向いて、参拝したわけである(運は自分で作れる!?)。

 そもそも人生に目的などあるのか?
 「大金持ちになりたい!」「有名人になりたい!」といったギラギラした欲望を、インディオは持ち合わせていない。
 大体、この「インディオ通信」をUPしていること自体、向上心がないことの証である。

 「インディオになりたい!」だなんて「乞食坊主になりたい!」とほとんど同類だもんね。
 
 BUT、このままでは、僕が五十くらいになると、本当にホームレスになっている可能性が高い(人間は自分がイメージしたその通りになると、自己啓発書にある)。
 印税で食える「小説家」でも目指すしかないか…(本当に書いていたりして)。

 



本場のインディオが浸る(??)思想

2007-04-21 14:39:44 | 思想・宗教
ここ三ヶ月以上、まったく踊っていない。

三階に引っ越したため、近隣住民に配慮していることもあるが、一応、平日働いていることもあり、ぐったりして、土日は寝たり、静かに過ごしている。 
文明人であることに疲れ、未開人に憧れているのかもしれない。だが、彼らでさえ狩猟や農耕で疲れ果て、ぐったりしているのかも。  

さて、ジャングルには、スーパーマーケットがない。 
切り身にされパックにされている肉はすべて隠れ動き、人間から逃げ回る(逆に食べてくれと近づいて来る生き物は気味が悪い…)。 
精霊崇拝が徹底されているから、本来ならば、インディオは殺生をしてはいけないはずだが、やはり、たんぱく質や栄養が必要である(トウモロコシや豆類ばかりでは面白くない。肉が食べたい。毛皮も欲しいし、皮も太鼓や鞄に使える。物々交換世界では、交換価値が高い)。
もっとも狩りをする本能があるのかもしれないが。
  
よって、インディオ→ 狩をする→  血を見る→ いけにえ思想、となるのである。 

殺した生き物を神と崇め、感謝の印として人間の仲間を捧げる(人間も生け贄になる義務があるってか…。メチャクチャだ)。 
また先祖代々の言い伝えが「神々は人間の血を要求している」となっている。 

強迫観念に憑かれたインディオたちは、
ピラミッドの頂上の神殿の側で、・・・やっていたのである。  

精霊崇拝していれば、死など怖くはない。 
自分の体など、所詮、大自然からの借り物にしか過ぎない。 
大麻やペヨーテなどの幻覚植物を吸い、太鼓に合わせて踊り、インディオは世界(いや、宇宙)と一体化していた。  

う~ん、はまってしまえば、実に恐ろしい世界かもしれない。 
この集団的狂気、愛情に包まれていたらしいが、相当な残虐だったはず。  

ひどい宗教的洗脳+ひどい麻薬中毒=恐ろしい行為と結果   

どれぐらい異常だったのかインディオ(僕)でさえ良くわからない。 
「自分の指先をちょこっと刃物で切り、血を見て、ニコッとする」、どころではなく、「自分の指先をちょこっと刃物で切り、血を見て、全身を切り刻む」感じだったのか(?)。  
もちろん、インディオの部族は沢山あるから、マゾのレベルにも差はあり、農耕中心の部族(トトナカ族など)は割と平和であったのではないか。 しかし彼らは、トルテカ族やアステカ族といったハイレベルのマゾヒスト集団に、やすやすと制圧されたのであった。   

ちなみに、僕はあまり痛いのは好きではない。       

インディオが興味を持ったグッズ

2007-04-20 12:52:58 | 呪術的なグッズ
 月のカレンダー。
 ダイソー(違うかも)100円均一でGET! 
 大型店でないと見つからないと思う(たぶん)。
 昨年は壁掛けの陰暦カレンダーだったが、今年はこの写真のを、じっと見つめている。

 太陽の影響は分かりやすいが、月は不可解で神秘的である。

 「インディアンは満月の夜に出産が多い」と信じていたらしい(R.リバー『月の魔力』に詳しく載っていた。昔ベストセラーになった?らしく、BOOKOFFで手に入る。…運が良ければ)。
 月は引力で海を上げ下げするが、同時に大地も引っ張り(だから満月に地震が多い?)、人間の体液(海水と似ている?)も引っ張り、それなりに影響を与えるという。
 インディオは狼と同じように、満月を見て咆え(ホーッ)、矢筒を背負い、狩りに出かけるのである(たぶん。寝ているかも。実に危ない存在だ。夜は猛獣や毒蛇が出るし)。
 
  ★ 誰か、インディオが気に入るようなグッズを教えて~
   ただし、安いのを…(インディオは金を持っていない)。

4月19日 … インディオが気に入った映画

2007-04-19 13:01:10 | 映画や小説、テレビなど
 『ダンス・ウイズ・ウルヴズ』(1991年アメリカ)。ケビン・コスナー主演。
 白人が敵のはずのインディアンに引きずり込まれる物語。
 観てからもうかなり経つが、原住民に混じって踊っている孤独な白人(コスナー)が、自分に重なり合った。
 感動した!(と思う…)。
 ちなみに、アカデミー賞を獲得した作品。
 長すぎるのか、TVで流れない(たぶん)。
 レンタル店へ行くしかないが、置かれていない所も多い(誰も借りないから!?)。
 もう一度、観たい気もするが、う~ん、やめておこう。
 

4月18日 … インディオ通信 ~今後の展望~

2007-04-18 13:02:53 | お知らせ
 数日前に開設したばかりのブログ。
 本当は「インディアン通信」にする予定であったが、ググッてみると、「うっそ~、あるじゃないかよぉ!、まあ、物好きな人もいるものだ」というわけで、「インディオ通信」という生々しい(笑)ブログが誕生したわけである。
 
 インディオとは、辞書には「ラテンアメリカの先住民」と載っているので、「おや? 中南米辺りの○○部族の末裔が、パソコンを使って何か書いているのではないか?」と期待されてアクセスした人もいるかもしれない(残念)。

 さて、このインディオ通信、これからどうなるのか。
 ケセラセラ、なるようになるさ…
面白おかしく、できるだけ難しいことを考えたり書くのをやめて、小学校6年生ぐらいに戻った気分で投稿していきたい(決意)。
 
 予定(変更あり)
 月曜日;本の紹介
 火曜日;音楽、
 水曜日;呪術
 木曜日;映画
 金曜日;リアルなグッズ
 土曜日;思想、神話、宗教
 日曜日;自分の身の回りの事

 
  
 

2007年 4月17日 … インディオに戻っている現象!?

2007-04-17 12:01:09 | お知らせ
 大自然の中で、何も難しいことを考えずに、原住民として生きられたら、と馬鹿なことを考えている。
 それは何も僕だけに限ったことではないらしい。
 沖縄辺りの離島で暮らしたがっている人々、田舎暮らしがしたい人々が増え、テレビや雑誌で見かける。
 またダンス系の音楽が流行って売れている(ということは、陰で大勢が狂気の踊りに励んでいるに違いない)。
 そしてタバコ(僕は吸わんが)。酒はともかく、タバコの発祥はインディオに由来しているらしい。
 ニートやフリーターが増えている現象でさえ、なまけもの(失礼)インディオ回帰現象ではなかろうか。
 ぐだぐだ屁理屈をこねくり回しても仕方がない(あらゆる現象は、切り口次第でどのようにでも解釈される)ので、以下、本格的にインディオに戻るための材料を、自分なりに考えてみた(表1)。

(表1) 
 ①本;マヤ文明、インディアンに関するもの。
 ②映画;『ダンス・ウイズ・ウルフ』『サンダーハート』など。
 ③音楽;サイバートランスなどダンス系→ 趣味の問題。
 ④呪術;カスタネダなど→ オカルトの領域。
 ⑤リアルなグッズ; ジャンベを叩き、香木を焚く。羽飾りの扇子を仰ぐ。
 

 数々のグッズが実際に売ってある。身にまとって踊る際、「あ~あ、とうとう狂ったよ!」と言われないためにも、隠れて実践してください。
 見られたら(ひぃ~)、「演劇サークルの稽古をしていた!」とでも答えるか…(苦しい)。
 
 なお、精神系の病気(パニックなど)を持っている方々には、治療効果が期待できるでしょう。
 その他の方々は、ストレス解消の価値はあるでしょうが(その代償として、アホになること不可避)。

 
 (総括)果たして、インディオ回帰現象は喜ばしいだろうか?
 働かなければ食べていかれない人(僕ら貧乏人)にとって、危険な兆候であるかもしれない。
 日本国にとっても、良くないかも…(こんなのが増えれば国が滅びる)。