インディオ通信

古代アメリカの共感した者の備忘録8年。

ゴースト ダンス

2009-01-30 21:17:04 | ネイティブ・アメリカンの言葉
昨日のアクセスは閲覧数 : 401 PV 、訪問者数 : 179 IPだった(過去最高更新!)

 嬉しい反面、あまり大勢の閲覧に耐えられるように出来ていないような気もする(申し訳ない)

 所詮、150年の信用があるどっかのメディアではないからねぇ(自称ゴホゴホだし)

 だがネイティブ・アメリカンの歴史は長い。
 
 ゴースト=ダンスというインディアンの運動をご存知だろうか。

 死者を甦らせる踊りであり、悲しい歴史がある。

 エンタメな楽しいではなく、真剣な祈りのようなである。

 インディアンのゴーストダンス歌

『THE NATIVE AMERICANS』より。
 彼は二人に、「お前たちは見た。私のもたらした新しい<土地>を。大地は、邪悪な白人たちがもってきた柵や線路や炭坑や電柱のすべてと一緒に、毛布のごとくくつがえるだろう。するとその下には、再び命を得た私たちの仲間全員と昔ながらのインディアンの大地があるだろう」と、言った。そのあと聖者は、彼らに新しいダンス、新しい歌、新しい祈りを教えた。そして神聖な赤い絵の具を与えた。彼は太陽さえも死なせた。太陽はすっぽり闇に覆われて消えた。そしてまた太陽を生き返らせた…

 ラビ・バトラの予言を髣髴させる。人間の魂を進化させるために、大災害が起こって…、インディアンの社会になるのだろうか?

 日本では映画化されたようで、出演者キャストは無報酬…!? ghost dance

 これが予告編です!

 映画『ゴース トダンス』予告編
 
 

エスキモー族 ~夢~

2008-05-13 16:13:51 | ネイティブ・アメリカンの言葉
僕は夕べ、君の夢を見た。
君は僕と一緒に、海辺の小石の上を歩いていた。
僕は君の夢を見た。
まるで急に目がさめたみたいに。
僕は若いアザラシのように美しい君のあとを追った。
僕は追われていると知って水中に飛び込む。
とても若いアザラシを求める猟師のように君を求めた。
そう、僕の夢はざっとこんな具合だった。

    『魔法としての言葉』より


 まさに魔法のような言葉だ。インディオが考えるに、
 僕は「若いアザラシ」で、「美しい君」を追った。
 しかし「若いアザラシ」である僕は、追われていた。
 何に?
 水中に飛び込むと、「猟師」になった。
 そして「美しい君」を「若いアザラシのように」追い求める。
 …
 「美しい君」を「薔薇」とか「百合の花」とかでなく、「若いアザラシ」とたとえる所が生々しい。美しい君である若いアザラシは、僕から逃げていくのだ。

 エスキモー族は過酷な条件で生きているためリアルである。「命」を感じる。極寒の地で、アザラシはエスキモーにとって神が与えた食物であろう(しかしアザラシは逃げる)。花や樹木がない?

 エスキモー族は神社(似たような何かあると思う)で、御神木の代わりに何を祀っているのだろうか(写真は宇佐神宮の御神木です)。

大地の倫理

2008-04-18 16:07:01 | ネイティブ・アメリカンの言葉
私たち人間は、大地と空気について、
もう一度、道徳的に深く考え直すべきである。
私たちは、大地の倫理にしたがって生きなければならない。
それから外れれば、私たちに生存の権利はない。

          N・スコット・モマーディ(カイオワ族)1970年
           『それでもあなたの道を行け』より

  大地の倫理≠お金の倫理
  大地の倫理≠職場の倫理
  インディオの倫理≠生存の権利…
  


2008-04-07 18:51:24 | ネイティブ・アメリカンの言葉
私が憶えている手は
殺してごめんなと謝りながら
木を切っていた
親父の手。

私が憶えている手は
花というものの目的を教えてくれた
お袋の手。

私が憶えている手は
いつか鹿を殺す日の稽古に
野ウサギを殺していた
兄貴の手。

私が憶えている手は
新しく生え出る木を見つけようと
土をほじくっていた
姉の手。

私が憶えている手は
私の人生の頂に行く道を教えてくれた
爺さまの手。

  『今日は死ぬのにもってこいの日』より

ホピ族の長老が宣教師に語った言葉

2008-03-18 04:40:35 | ネイティブ・アメリカンの言葉
 白人の目には、わしらが馬鹿みたいに映っているかもしれない。わしらがあんまりにも単純だからだ。

 わしらは偉大な母である大地によりそって暮らしている。わしらは、あなたがあなたの神を信じているように、わしらの神を信じている。しかも、わしらの神はわしらにとっては最高だということも、信じている。わしらの神は、わしらに話しかけ、何をなすべきかを教えてくれる。わしらの神は、雨雲や太陽やトウモロコシなど、生活に必要なものを何でもくれる。わしらの神は、あなたの神を聞くはるか以前から、こうしたものを与えてくれていたのだ。
 
 もしあなたの神がそんなにも偉大ならば、わしらの神がそうやっているように、白人の口からじゃなく、直接わしらの心に話しかけて欲しい。あなたの神は冷酷で、決して全能なんかじゃない。なぜならあなたはいつも悪魔のことや人が死後に行く地獄の話ばかりをしているからだ。わしらの神は全能だし、全く善良だ。悪魔なんていないし、わしらが死後の世界に行く霊の世界には、地獄などない。いやいや、わしは改宗なんかしないことにする。わしは自分の神と自分の宗教についていくことにするよ。あなたの宗教よりも、わしの宗教の方がずっと幸せになれそうだからな。
    不詳(ホピ族)1907年 『それでもあなたの道を行け』より。


 そうだ! このブログは株のブログなんかじゃない。株ですってんてんになって、インディアンの道を行け!


 人の行く 裏に道あり インディアンの山
(株が外れた場合。当たれば「花の山」)

9月17日 …若者と老人

2007-09-17 16:04:10 | ネイティブ・アメリカンの言葉
 『今日は死ぬにもってこいの日』より(p43)


 今知っていること全てをもっと以前に知っていたならば、
 人生を年寄りとして始めたことだろう、
 若さを置き去りにすることの他、人生に恐れることなど何もない
 そういってくれた老人たちに騙された年寄りとして。

 そんな人生を送っていったい何が面白かっただろうか?
 わたしの過ちが、わたしにどんな家庭をもたらしたというのだろう。

 このままでいる方がいい。
 今やわたしは、若さよ帰って来い、と願うこともできるし。

 若さにこういってやることもできるのだから、
 老年とは、雨が降らなくても
 緑の丘がいかに豊かに見えたかを憶えていること
 それ以外の何者でもないのだと。

  (感想)老人のアドバイスなどに耳を傾けないのが、若さか。
      2,3思い当たる節がある。
      従っていれば今頃は…

7月13日 …円環(サークル)

2007-07-13 03:03:19 | ネイティブ・アメリカンの言葉
 『それでもあなたの道を行け』より

 インディアンの行うことのすべてが円環をなしていることに、お前は気がついただろう。それは宇宙の力が常に円をなして働いているからであり、あらゆるものは円環になろうと努めているのだ。

 その昔、わしらがまだ強く幸福な民であった頃、わしらの持てる力のすべては、部族の聖なる輪からやってきたものだ。あの輪が破壊されない限り、人々は栄えることができたのじゃ。

 …宇宙の力が行うことは、すべて円環をなしている。天空は丸いし、地球や多くの星たちもまた、ボールのように丸い形をしているのだと聞いている。

 風は全力で吹くときには、渦を巻く。鳥は丸い形をした巣を作る。鳥もわしらと同じ信仰を持っているからだ。

 太陽は円を描いては昇り、そして沈んでいく。月も同じだ。そして両方ともに丸い形をしている。

 季節でさえ、変化しながら大きな円を描いていく。そして、季節は必ず自分のいたところに戻ってくる。

 人の命は子供から子供へとつながる円をなしており、こうして円環は力の働くあらゆるものに見られるのだ。

        ブラック・エルク(オガララ・ラコタ族)1931年


  再び夏が来た!

  やっぱり夏が一番イイ!  (ぜんぜん関係ない)

    



7月9日 …鳥とインディアン

2007-07-09 01:29:03 | ネイティブ・アメリカンの言葉
『それでもあなたの道を行け』より

 鳥はインディアンにとって、いつも大切な生き物だった。
 それはこの生き物が、行きたいところへ行き、
 好きなところへ舞い降り、いつも自由でいるからだ。
 そういう鳥から、わしらはこの羽根を貰ったんだ。
 わしらはこの羽根を儀式に使う。
 その羽根が創造神のことを思い出させてくれるからだ。
 ワシはどの鳥よりも空高く飛ぶ。
 そのために創造神に最も近づくことのできる鳥となる。
 だからワシの羽根は一番神聖なものなんだ。
 ワシは鳥の中で一番位が高く
 すべての部族のすべてのインディアンに親しまれている。
       バッファロー・ジム(セミノール族)1990年


   これを読むと、ケツアルコアトル(羽毛ある蛇)を思い出す。

   蛇(=インディオの象徴?)が羽根をつけた神。

   なら、ケツアルコアトルは、羽根飾りをつけたインディアンの分身か。
   
   (メチャクチャな解釈かもしれない)

7月2日 …今週は多そうだね、インディアンの言葉が。

2007-07-02 01:00:14 | ネイティブ・アメリカンの言葉
 海へ行って釣りをして帰り、
 パソコンを立ち上げて見つめると、
 心が暗くなった。

 インディオ通信は、「インディオ予備軍」を対象にしているとはいえ、
 そもそも「彼ら」はパソコンなどに熱中しないであろう。

 インディオとてネット接続を試みたのが、今年3月になってから。

  果たしてこれで人生を有意義に過ごしているといえるのか?
 

  インディオを含め、結婚せず家族を持たない男女が増えている。

  いかがなものか。

  良くない兆候であることは間違いない。

 もっとも、収入が少なければ、家族を持つのは苦しいが、

 車を持つより優先すべきか。


 『それでもあなたの道を行け』より

  男とは何であるか?
  男などは何者でもない。
  その男に家族がいなければ、
  小道を横切ろうとしている
  昆虫よりも無力であわれな生き物に過ぎない。
              不詳(ポモ族)1944年