インディオ通信

古代アメリカの共感した者の備忘録8年。

切れた回路から

2014-03-16 13:46:01 | 身の回り
  雅太は久々にブログでも書くことにした。というのは、車で買い物へいく途端、一羽のカラスが前を横切ったからである。精霊の顕示かもしれぬと感じたのは、雅太がカスタネダの教典の読み過ぎか、直感によるものであった。

 雅太の境遇は、一変し、職場は同じではあるが部署が変わり、小鳥のさえずりと共に起きる生活が始まっていた。玄米を中心とした健康食であるが故に、顔色も良くなった。あとは、ゴチャゴチャな雅太の脳みそ(大きな引き出しの中に、何でもかんでも放り込まれている感じ)、これを何とかして行きたいところであるが、果たして人間の思考や行動様式が、そう簡単に変わるものなのか。

 混沌、混乱、ひらめき。一体どうなっているのか自分でも知りたい雅太自身の頭の構造が、そろそろコンパクトに、整理され、収斂されなければならない頃だろう。マインドマップを見るに、雅太の回路が繋がったならば、素晴らしいことが起きるに違いないが、実際のところ、コンセントが外れたごとく、繋がっていないのであろう。

 意志を意図する、という行為に、夢見を加え、「見る」ことが出来るようになれば、すっかり忘れていたあちこちの出来事が、電気が走ったかのように、繋がってくるのであろうと、雅太はコルクボードにピンで留められた新しいデザインを眺めたりするのであった。