インディオ通信

古代アメリカの共感した者の備忘録8年。

時間感覚

2010-08-30 20:46:35 | 考えるインディオ
  最近、時間が経つのが早く感じて仕方がない。多分、人生が楽になっているからなのだろうが、何か物足りなさも感じる。

 失業中とかは、時間が永遠に存在するかのごとく?長く感じられた。鬱にはならないが色々考えるので(昼間別にカロリーを使うことがない)、あまりよく眠れない(夜型になる)。健康が削られ、貯蓄も削られ、良くないことだらけなのだが、時間だけは沢山あった。

 就職して、ずぶずぶと会社の泥沼にはまってしまうと、だんだん責任を押し付けられたり残業が増えたりして、自由が無くなってしまう。いや、自分の時間はあるにはあるのだが、明日の出勤のために静かに、夜更かしもせず、消極的に過ごしてしまう。これを読んでいる皆様方も、きっと深夜ろうなんて思わないだろう。エネルギーが余っているならば別だが。

 テレビとか映画、音楽とか鑑賞して過ごしていると、物凄く時間が短く感じる。これは誰も同じことだと思われる。一方、何にもなしの状態で1時間でも過ごすなら、異常に長く感じるわけで、我々現代人にはこうした時間が一番必要なのかもしれない。

 20分(混むともっと)ぐらい通勤時間があるが、音楽を切ってみると、無機的なエンジン音しか聞えないわけだが、驚くほど考える時間が手に入る。もし運転せずに黙って座っているだけならば、本でも読んでいなければ耐えられないだろう(電車やバス通勤ではそうか)。

 学生の頃のように(通勤中だけではないが)ベラベラ雑談する相手でもいれば、長い無機的な時間は楽に乗り越えられるだろう。ただ何ら得ることはなく(相手次第か)、何も気づかず、時間は確実に消化されていく。

 時間を、自分の人生を、味わうためには、禅僧とかのように味気ない感じで瞑想でもしているのが一番いいのかもしれない。よし、今からネットを切ろう。

人間という名の動いている物体

2010-08-26 19:42:59 | 考えるインディオ
  ネットであろうが、現実の世界であろうが、大海の中の点でしかない自分が、こうしてブログを書き、誰かが読んでいることに、何かしら不思議な気分にさせられる。

 まずは、海辺に住んでいるので、写真でも掲載してモクモクとした気分になって頂きたい。

 

 日本という土地、この島は生命のエネルギーで満ち満ちている。資源こそ少ないが、気候は温暖、水も豊富で、それゆえに作物も実り、過激な円高になろうが、大恐慌が起ころうが、大勢の餓死者とかは想像できない。

 別にパソコンがなかろうが、車がなかろうが、生きていけるわけである。特にド田舎に戻ると大都会に連なる店群に入る必要も薄いわけで、人間の存在価値は労働とは別の所にあるように思えてくる。

 「社会のため」とか「国民の義務」とかで動いているのかもしれないが(いや、カネのためか)、大宇宙、大海からしてみれば、ただちっぽけなエネルギーの塊が、エネルギーの保存のために動いているだけなのだろう。人間とはそこにあるだけの物体であり、別に存在意義は何もない。科学的に考えれば、生命とは「無意味」である。

 無意味な存在が、PC画面を眺めながらグダグダ考え、時間を潰し、何年も続けた後、勝手に死んでいく。そしてそれを無意味な存在が傍から眺め、自分を重ねあわせたり切り離したりする。たまに言葉が、ちらほら脳味噌の端っこに残ったりする。

 頭中心の科学を捨て、肉体で感じるままに感じていると、生命とは宇宙やら大地が生み出した子供であるように感じられる。個体としては、すぐに死に骸骨になり、大地に散らばっていくのだろうが、全体としては、エネルギーは大宇宙に永遠不滅のままである。

 ならば人間とは無意味ではなく、そういった大宇宙のエネルギーを感じるために生まれてきた存在ということになる。山であろうが海であろうが、岩であろうが木であろうが、物質は全て霊的なエネルギーであり、「エネルギー=神々」として祀っている。インディオ文明はそういった世界であったのだろう。

 呪術師が沢山いて、人間といった物体は、大地やら宇宙を祀り、祝うことにその存在意義を見出していた。操られ、狂気に満ちていたと言えるが、

 それは今の資本主義社会とて同じであろう。そういえばマイケル・ムーアの『キャピタリズム マネーは踊る』なる映画を観たが、「資本家のプロパガンダで、資本主義の中なら『成功するチャンスがある!』と信じ込まされ操られている」とあった(それで一票投じて支持する!?)。

 インディオ世界では「成功する=金持ちになる」では有り得なくて、全然違う所に幸福があるわけで、きっと「エネルギー持ちになる」とか、なかなか客観的測定が難しい所にあるのかもしれない。金持ちの中には凄いエネルギー持ちがいるもので、やはり個人のエネルギーが金を引き寄せるには違いない。

 とするならば、まずはエネルギーを発生させ、そして金を引き寄せるという手もあるのではないか。とするならば、やはり例の「聖なる木」か…(本日はここで終了)
  
 
 

ドル安が進行する…

2010-08-24 20:04:39 | 経済
さっき朝日コムを見ると、「米ドル(19時50分) 84.30円」とあり、驚いた(豪ドルかと思った)。毎日ドル安がどこまで進行するのかウオッチしていたが、さすがにこの値段には何か物が言いたくなってくる。そんなに円が強いのか? 国内経済がこれだけ荒んでいるのに…。

 為替相場は完全にアメリカの事情で動いているので仕方がないのだが、金は血と同等な面もあるので、一方的に攻撃されていると考えられる。為替介入でやり返せばいいのだが、数年前の教訓で多分やらないだろうから、70円台に突入するのも時間の問題か。

 104円でも十分に円高であると思うのに、84円なんて論外で、国内産業は悲鳴を上げているどころではないだろう。相場にも手を出していないし、そんな系統の仕事でもないから、日常生活であまり実感がないが、これでは世界市場で戦えないと、国内産業が海外へ逃げて行ってしまうだろう。

 新しい産業が次々湧いて出るわけでもないから、雇用の受け皿がなくなるわけで、一体、日本人はどうやって自分達を養っていくのか。いや、日本人も海外へ出て行くしかないというのかもしれない(異国の地に転勤か?)。これから稼ぐ人たちはそれが一番オーソドックスになってくるのかも。

 すると、国内に残された人たちは…。安い給料の仕事の奪い合い…、それが今、繰り広げられているのか。

 

酷暑の西日本

2010-08-19 18:56:21 | 身の回り
  全身から汗が吹き出て、キーボードがびしょ濡れになっている。今、37.9度。完全にサウナであり、冷房しなくては寝られない。

 全国的な猛暑であるが、西日本の沿岸部が厳しいようである。

 ピンポイント天気予報によると、東京は、日曜日と月曜日が酷いようで、まあ、上の階に住んでいたり、海が近かったりすると厳しいものだろう(ちなみに我輩は海辺で3Fに棲んでいる)。

 予報をみると尾道は凄まじい。「ジリジリと肌を焦がす様な厳しい暑さです」とかいうが、現実は水を飲むから、汗でじっとりとするだけである。

 大阪も恐ろしい予報が出ていて、尾道同様、色が赤を超えている。しかも、あちらは大都会だからヒートアイランド現象でもっと高いのかも知れない。

 福岡も「アスファルトの照り返しによる、気温の上昇にも要注意」とあり、週末外に出てうろうろ出来ない状況だ。

 今年の夏は我が人生で一番暑かったことは間違いなかろう(まだ続くのであるが…)。とりあえず、今からしばらく冷房することにしよう。

猛暑よ、退散せよ!

2010-08-18 05:33:34 | 身の回り
  昨夜は9時過ぎても体温と同じくらいの暑さで、疲れもあったので冷房をして寝た(27度で弱)。おかげで熟睡できたが、目覚めの時に、違和感を感じた。サウナから出たときの爽快感がないからだ(いつも早朝に感じる)。

 それにしても東京を始め、日本中が猛烈に暑いので、皆へばっていることだろう。栄養を摂るしかないわけで、刺身やらスイカやら食べているが(ただ好きな物か?)、実家のピーマンとかも大量に焼いて食べビタミンCを補っている。

 耐えてきた体?も限界まできているので、早くこの猛暑が終わって欲しいものだ。そういえば、墓参りしてきた時の写真である。

 

 おおばかを恐れてか、金がないからか、質素だが、とうろうに石碑(祖父と祖母だけが刻まれている)と一族まとめた墓(?)が新しい。写真手前は、あまりにも古い墓石の塊である(こんなことして、ばちが当たらないか!?)

 食べ物やら生活してかなり長生きしそうだが、自分が死んだら、この墓に入ることが出来るのか。

  

暑さの中の?な思考

2010-08-16 21:00:46 | 考えるインディオ
田舎の墓参りから戻って、ライオンパレスでキーボードを叩いているが、とてつもなく暑い(21時で35.8度)。もうしばらく田舎にいたいが、ルーチンワークがあるし、下宿しながらパソコンでも打って寝る時間を削るしかない(何を言っているのか不明)。

 我が家の墓の写真を撮ったが、また今度掲載したい。
 盆が過ぎたから涼しくなるはずなのに、盆前より確実に暑い(今日は)。暑い、暑いとそんな記事ばかり書いていたら余計でも暑くなるので、「心頭滅却すれば…」で、考え方を変えてみるべきかもしれない。

 暑いとはいえ、インドネシアやらアフリカに比べれば、断然涼しいもので、こんなものが暑ければサハラ砂漠のラクダなど勤まらないだろう(いや、たとえがおかしい。中東へ救援活動へ行くとかがいいか)。

 そもそも日本という国は全部ではないが、暑くもなく寒くもなく生温い島なのである。だから人間自体も生温いのかも知れぬ。情緒深い民族は、ある意味、弱い民族でなかなか我慢が出来ない。

 いや、いろいろな所で耐えてはいるのだろうが、子供がねだれば親は色々買うし、サラリーマンも会社の上にのっかているだけなのに、不平不満ばかりを言う。ニートだの独立しない若者が増えるのも、きっと日本が温暖な気候にあることと関連しているのかも。

  アフリカとか厳しい環境では引きこもりなどは有り得ない。クソ暑い家の中にいいることが地獄ならば、どんな輩でも外に出て何かするだろう。逆に極寒の地では引きこもりになりそうだが、油とか食料とか調達しないといけないし、じっとしていたら親にすら見離されるだろう。気温の冷たさの分、周りの人間も冷たかったり(??)。

 やはり日本人は自分に厳しくないとだめだ。といって、冷房があるのに、しないというのも、ただの痩せ我慢なのかもしれない。

運命が見える

2010-08-12 19:23:57 | 考えるインディオ
  自己愛が強くなると、愛犬に餌をやるように自分にもやるわけで(何かたとえがおかしい)、常に食べ物に気をつかうようになってくる。だから常時栄養物を冷蔵庫の中に置いておく必要がある。

 新鮮なものを食べるため、(食べ物でない)何か買うときスーパーにもよって次の食材をキープしておくようにしている。

 さて、先ほどカツオの刺身を半額で買ってレジで並んでいると、買い物籠が割引商品ばかりの主婦達をみかけた。夕方になると当たり前の光景かもしれないが、本来400円のもの(?)を200円で買えるのでお買い得ではある。やはり安いものを買いたがるわけで、人間は考えることが同じである。

 ただそんな「安く買おう、もっと安く買おう」という精神が、日本のデフレ経済の元凶である。一方で、消費者は(大抵)労働者でもあるから、「給料を安く雇おう、できるだけ雇用を少なくしよう」の精神 につながり、「せこい精神」が自分自身に降りかかってくるのである。

 別に悟ったわけでもなかろうが、最近、人間が何かの状況に出くわす時は、細かな事柄が非常に影響しているように感じてきた。だから他人の(自分も)細かな所を観察すれば、そのうちどうなるであろうか映像(?)みたいなものを感じさせられ、それが結構当たるのである。

 未来に起こる不幸な出来事というのは、今もっている個性が原因となって発生するわけであるから、完全に自業自得である。悲しいことに、分かっていても個性というものはそう簡単に修正できるものではない。だから運命というものは決まっているのかもしれない。

 割引商品を買う人間というのは大抵「せこい、ケチ」なわけであるから、金はたまるであろうが、積極的に行動に出て金が増えるとは思われない。ケチは金を惜しむわけだから、(あちこち出かけず)どうしても人生経験が乏しくなり、身をもって得た情報、最新情報も集まらず、人間も集まらない。金が金としてそこに残るだけで、エネルギーとして循環していないわけである。

 結局は安い給料で雇われるだけの人間のままでしかあり続けないわけで…、

 半額商品を買い、安い給料をもらっている自分が書いても、あまり説得力がないか。

 まあ、そうなっているのも、いい加減で乱雑な我が個性に原因があるのであるが(今から部屋を掃除するか)。

今日も暑い

2010-08-09 21:22:05 | 身の回り
あまりの暑さに? 田舎に戻ったが、山間部は異国のように(?)涼しかった。引っ越す前までは、「暖かい」とは想像していたが、ここまで「酷暑」だとは思いもよらなかった。瀬戸内海の小さな地方都市にしては激安のスーパーとか店も多いし、便利ではあるが、夏は地獄の暑さである。

 冷房すれば問題はないのだろうが、そればかりでは外出時の落差で体がやられてしまうだろう。これを読んでいる方々で、沖縄とか(東南アジアとか?)南国への移住を考えている人もいるかもしれないが(??)、(暑くて)外出できずに家やアパートでゴロゴロしているという現実が待っているかもしれない。実際、沖縄のウチナンチューなんて夏場には海岸なんて行かないと思う(瀬戸内もそうか?)。

 海辺は爽快であるが、平穏の中でも突発的な波にさらわれたり、灼熱で皮膚が荒れたりするので、たまに行くぐらいが丁度いいのかもしれない。移住するならば、ちょっと海から離れたところ、山や森に近いところの方がいいのかも。

 といっても、日本は太平洋ベルト地帯という、海沿いばかりに人口が偏っているわけで、これを読んでいる方も、東京とか横浜、名古屋、大阪、福岡とか海が迫っている都市に住んでいることだろう(?)。経済的理由で、人のいる所にいかざるを得ないので、仕方がないのかもしれないが、

 選べるならば、海沿いは避けたほうがいいのかもしれない。海は恐ろしい。実際、高潮とかあるし、地震が来れば津波はあるし、何よりも夏は頭がおかしくなるほど暑くなる。

 もっとも瀬戸内だけなのかもしれないが…。冷房をかけないから、こんなわけの分からぬことを書いているのかもしれない(只今、室内は34.4度)。

自然な熱病

2010-08-05 22:13:42 | 考えるインディオ
気が狂いそうなほど暑い。夕方、温度計を見ると恐ろしい数値を指していた。

 

 昨夜も4時間ぐらい冷房したが、これでなんとか眠れたわけであるが、何かしら身体に違和感がある。たぶん、汗をかくべきときにかかないからだろう。

 これだけ暑ければ人工的な温度調整も仕方がないが、できるだけ冷房はかけなくないと思う。汗をかくのは非常に健康によく(?)、たぶん、身体の中の毒素が出ているのだと思う(変なものを食べないのでそんなにないとは思うが??)。

 未だに部屋の中は体温ぐらいあるが、冬に風邪を引くのも発汗するために必要なものだと考えると、夏場は風邪を引かないので(たぶん)、これが必要不可欠なみそぎなのかもしれない。

 ということは、今、自分は熱病患者なのであろう(頭がおかしくなってこんな文章を書いているのかもしれない)。

限界の暑さ

2010-08-04 21:18:57 | 身の回り
ついに冷房を入れた。昨夜は「もうこんなのでは寝られんわ!」と22時から2時ごろまでクーラーをかけたのだ。

 設定温度は26であったが、非常に涼しく、ぐっすりと眠れた(やや厚着をした)。如何に自分が馬鹿げた行動をしているか分かった。

 しかし、昔の人は冷房なしでこの界隈で生活していたわけで、よく眠れたものだ。いや、地球温暖化で?今年だけ異常なのか??

 そういえばあまりに暑いためか蚊に刺されなくなり、冷房中だけはたっぷり血を吸われたようだ。生き物にはそれぞれ快適に動ける温度があるのだろう。

 今、ビールを飲んでいるが(麦とホップ)、飲んだ分が汗と化して背中から滝のように流れている。こんな状態では、ブログを書くのすらキツイ。汗がキーボードを水浸しにしている。

 しかも肝心な思考力もない。ただ海に飛び込みたい、いや、水風呂でもいい…

 やはり今日も冷房を入れますか。


猛暑の夜

2010-08-03 05:39:08 | 身の回り
  昨夜はとてつもなく暑かった。たぶん(イヤ、絶対)、このレオパレスで冷房をせずに寝たのは自分だけだと思う。完全にサウナ状態であったからだ。

 スイカやらアクエリアスで水分補給するわけだが、汗がダラダラ出るので、シャツを2回も替え、タオルケットも2枚で水分を吸収し、まるで熱病患者であった(洗濯が大変だ)。

 暑さには滅法強いとはいえ、これだけの思いをしたのは…、記憶にない。夜中に何度も起きたわけで、完全な睡眠障害であるが、一方で、今はサウナから出た後の爽やかな心地でもある。これはビールがよく売れるであろう。

 当たり前であるが、早朝が一番涼しく、今が一番快適な環境である。あと2時間ぐらいすればこの場所にいられなくなるが、出勤しているから関係ないであろうが、この部屋は凄まじい状態になっているだろう。7時過ぎに帰宅すると39度とかになっている。この時期の瀬戸内は沖縄より暑いのかもしれない(ピンポイント天気予報・尾道。最低気温はさすがに那覇が高いが)

 それにしても瀬戸内沿岸は温暖で過ごしやすく、島も多くてリゾートのような場所も多いし、暮らすのは悪くはないのだが、真夏の蒸し暑さというのは物凄いものがある。

 そろそろ冷房を入れたほうがいいのかもしれない(これ以上は耐えられないか?)。
 

 

潮の高い日~向島

2010-08-01 18:40:41 | 瀬戸内海の島
日曜日、先週と同じ場所へ行った。岩盤浴でエネルギーを得るためだが、何かしら今日は潮が高く、たどり着けない。途中にあった砂浜で、一休みし、潮がひくのを待つことにした。



  空を見上げると、程よい感じで雲がかかっており、木陰にもなっておりなかなか快適であった。



 しばらく寝そべったり泳いでいたりして時間を潰していたのだが、潮が引かない。どころか、逆に浜辺が削られていた。これはとんでもないことになったぞ、と高い岩場から自分のいる場所をうかがってみる。

 完全にどっかの孤島にいるような感じだった(紫色のバッグが自分の場所)



 先週の記事の(最後の)写真からして、潮がなくなる頃合なのだが、今日は何かおかしい。

 これはヤバイ、帰ろうと来た海岸?(元々潮が高く、水に浸かってやって来た)を振り返ると、絶望的な気分になった。



 連れでもいれば確実に救援を呼んでいたであろう。ケータイは持ってきていないが、デジカメやら車のキー(一応、キーレス)があるから泳いで帰るわけにも行かないし、悩んでいると、水上スキーやらバナナボートが、冷やかすように我が目の前を通っていく。



 かつて一度だけ乗ったことがあるのだが(福岡にいた頃、仕事仲間と)、あれは海の中で引っくり返させられて、溺れることに醍醐味があるようだ。確かにアップアップした時の感触は忘れられない(救命着があるから大丈夫だが)。

 島での冒険も遭難することに醍醐味があるのか。いや、たかが瀬戸内海の島ではないか。そのうち潮が引くさ、と楽天的に構え、ゆっくりと岩を伝って戻り始める。

 途中で岩盤浴でもできそうな場所を見つけたので、寝ることにした(先週よりはかなりスケールが小さいが)。



 海は危険だから、誰もこんなところに来ないのだ。最低、潮見表ぐらい見てくるべきだったなと、ぐだぐだ考えたりしていたが、心の底では何とかなるだろうと思っていたので、意識が半分なかった。

 もしこれが陸ではなくて海の遭難であると、気が狂ってしまい、海洋エネルギーを浴びる!とか、それどころではなかったであろう。船には乗らないほうが良さそうだ。 

 再び戻るとやがて家族連れで賑わう浜辺が、少しだけ見えてきた。



 岩場で足を滑らせたり、急な波に飲み込まれたり、海岸は危険なので、基本的には冒険しないほうが良いだろう。

 しかし誰も行かない場所には、素晴らしい場所が多く、その魅力が人間をひき付けるのだろう。ハイリスク・ハイリターンか。

 危険愛好家は、いつか痛い目にあうのだろうが。

 今日は海が綺麗な日だった。



 ※瀬戸内海は潮汐差が高いようなので、甘く見ないようにしましょう。