インディオ通信

古代アメリカの共感した者の備忘録8年。

命とは何か。

2008-03-31 06:48:52 | ネイティブ・アメリカンの言葉
命とは何か。

それは、夜の闇にまたたく
ホタルのきらめき。

凍てつく冬の空気に
バッファローの吐く白い息。

草原を走り回り、
日没と共に消えてしまう小さな影。

   クロウフット(ブラックフット族)1880年

   『それでもあなたの道を行け』より

日本が餓え死にする、らしい。

2008-03-30 14:44:58 | 経済
 今週は『エコノミスト』を買った。タイトル通り、学者達による堅苦しい文章で論じられている。4月1日号では、特集で18ページにわたり、「日本が餓え死にする」(?なしの断言である)と論じられている。食料自給率はカロリーベースで39%しかなく、人口1億人以上の国家でこの現象は異常であるようだ。日本は加工貿易の島国だから、付加価値の高い製品を輸出して、農産物などは輸入すればいいと「国際分業容認の政策」が行われていた(る)。しかし「現実の国際社会は、最近の世界各国の輸出制限措置の頻発でもわかるように、日本の国民が考えるほど調和のとれたものでも、人道的なものでもない」らしい。
 
「食料は戦略物資、カネさえあれば買えるのは大間違い」と東大の教授様はいう。やはり(飢饉のとき)世界は自国の食料をまず優先するのだ。だから最近の世界の穀物需給の逼迫を受けて、穀物輸出国(インド、ロシア、ベトナム、アルゼンチンなど)がコメや穀物の輸出規制(輸出税の引き上げなど)を導入しているらしい。日本国内でも、来週(4月から)、政府が製粉会社に売り渡す輸入小麦価格が3割もあがるようだ。

 この前、原油帝国主義で出たトウモロコシのバイオエタノールの話にも続いていた。アメリカは他でも、大豆油を原料とするバイオディーゼル?をやり、ブラジルに至っては、サトウキビ・エタノールの生産が急増中らしい。日本でも米エタノールをやるしかないか。こりゃ、焼酎だわい。…なるほど、ガソリンより焼酎が安いってか。

 原油価格高騰→ バイオマス燃料ブーム→ さらに米国経済の混乱やら、地球温暖化による干ばつ→ 投機マネーが穀物市場に流入→ 穀物価格の高騰(小麦、トウモロコシ、大豆など)となり、それは「未体験ゾーン」に突入し、「激しさを増す世界の食料争奪、国家間の奪い合いが始まる」と某商社の研究所所長が論じている。

 最後に日本のコメがあった。インディオの実家も米を作っているから、書かれてあることが手に取るようにわかる。「地権者のエゴ」なんて、うちの周辺が正にそうだわい。農地は有効に使われなければならないが、「先祖代々の田んぼ」を老人たちが手放すとは思われない(若者は金ですぐ解決するかも)。

 小麦などに手が届かなくても、日本人はいざとなったら米を食べるだろう。
でもインディオの主食はトウモロコシだからね(ウソ)。

お人好しから滅びていく?

2008-03-30 02:45:00 | 苦しみを分かち合う
 人に頼み事をされたら、すぐに断れるか。
 インディオはどうも無慈悲にはなれない。
 多分、このブログを読む人もそうだろう(だからインディオ通信だ)。

「相手が困っている。可哀相だ。助けてやろう…」
 自分の出来る範囲内で、何とかしてやろうと手を差し伸べる…。

 しかしその重さで自分も一緒に谷底へ落ちることもある(かもしれない)。本当に困っている相手は、酷く追い込まれていて、地獄への身代わり(道連れ?)を求めているかもしれないから。鳥インフルエンザの感染者が助けを求めてきたら、献身的な看護婦でさえ逃げると思う。

 江戸のことわざに、「情けは人の為ならず」とある。「人に情けをかけるのは他人のためではない。回りまわって、わが身に返ってくるから、人には情けをかけなさいという意味である。近年このことわざは逆の意味に理解されている。つまり情けをかけると、その人を甘やかすことになるのでためにならない。情けをかけるなという意味である…」
 江戸時代の寺子屋の上級生は、「陰徳あれば陽報あり」(『童子教』)という言葉・理屈を学んでいたのですんなりと理解できたという…。

 江戸っ子は優しいから、インディアンに似ていなくもない。

 理屈抜きで誰でも助けられる人は凄いと思う。それで生き残れるのだから、強運の持ち主で、まさに陰徳陽報だ。

 インディオの場合、助けるか、助けないかはそのときの状況しだい(打算的だ)。相手に助かる見込みがあれば助ける(かもしれない)。相手に義理があれば助ける(だろう)。

「金貸して~」
「この商品を買って~」
「休みも働いて~」
「恵まれない人を救おう~」

 ぜんぶ金絡みだわい。

 したがって、お人好しの財布からはどんどん金が逃げていく(一方でどんどん入ってくるという説もある)。逆に、人が悪くなれば金を出さないから、現金はストックされる。冠婚葬祭、募金、血縁者からの援助要請、全部無視。誰にもおごらない。まあ、金は残るかもしれないが、あまり人は付いて来ないだろう。金以外に、知恵とか別に与えるものがあれば別だろうが。金は減るが、知恵や知識は減らないから、後者を増やした方がいいかも。でも世の中、「知っていても教えない」人が多いから。余計なことは言わない方が良い。襟が乱れていて忠告してくれる人もいれば、無視する人もいる。このブログも誤字や間違いが多いが、それを忠告してくださる方も、人が良いのだと思う(感謝します)。

 それにしても、お人好しは狙われやすい。狡猾な人間がキツネだとしたら、インディオはニワトリなのだろうか…。

  

人を見抜くヒント!?

2008-03-27 16:42:30 | 実用書
 古本でも馬鹿にならない。
 『人を見抜く100のヒント』こう書房 国司義彦
 これは面白かった。
①外見で~(人を見抜くの略) ;「眼」など。やはり観相か? 手の形大きさなども。
②対話で~ ;10億円の使い方を聞いてみる。「夢」「何が楽しいか」でホンネがわかる。
③仕事をやらせて~ ;スピードや正確さ
④出身地、生活環境から~ ;「お国柄」
⑤「好み」で~ ;色、音楽、スポーツなど
⑥血液型で~ ;A型は日本人の典型、そして情緒派が多い。
⑦簡単なテストで~ ;YKテスト

 あなたは何色が好きですか?

 青が好きな人は、保守的で、穏やか(変化を望まない)。
 赤はその逆。動的、行動的で、刺激を求める。
 黄色が好きな人はどうか。
 発展的で野心的だが、かなり気まぐれである(赤ほどは変化を望まない)。

 問題は、茶色好きにあるらしい。茶色(枯葉などの色)は、肉体の不快や病気と関係がある。ストレスが心に溜まり、心身がくつろぎを求めている、という。茶色好きは異常性だ、と著者はいう。

 紫好きは神秘性らしい。そういえば、インディオの近所に住んでいる○×教の教祖様は、紫色の軽乗用車でお出かけになられていた。幻想的で繊細な感覚だという。
 
 白好きは純粋である。
 黒好きは、絶望、反抗、無謀などの危険をはらんでいるらしい。

 さて、インディオは何色が好きか?
 自分でわかるか?
 このブログのタイトルの背景色かも…。
 それがインディオの道であるのか(アウトローの道か)。

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売れない小説の書き方

2008-03-26 01:03:03 | 映画や小説、テレビなど
 アルファポリスでの猿月王夏に、とんと票が入らなくなった。まあ、ストレス解消の娯楽として不適格だから、仕方ないでしょう(笑)。それにしても、アルファポリスの仲間?は、売れない小説だらけ。得票が多い小説は「読まれる」が「売れていない」ので…。大安売り小説(¥500のところを×で消して¥0)もってけ泥棒!ってことか。
 インディオのは泥棒すら持って行こうとしない(憐れだ)。

 『ベストセラー小説の書き方』(ディーン・R・クーンツ)朝日文庫¥720+税
 の本に逆らっているから悪いのか?

 第六章の「ヒーローとヒロイン」で、「主人公に要求される五つの資質」があり、
 主人公は高潔で、有能でなければならない(一方で、完全無欠な主人公も好まれない。好感が必要)とある。世の中に出回っているソフト(漫画や小説、映画)をみれば、『ドラえもん』にしても超有能だが、ネズミを怖がっているし、ゲゲゲの鬼太郎は…、貧乏が弱点か? 金田一耕助は、どもったりフケだらけの頭でやはり貧乏。一般大衆は多くが貧乏だから、主人公の条件は「貧乏」で何か「特殊な能力」を持ち合わせているという設定にすべきだな。

 第九章の「背景」も重要だろう。横溝正史は戦後の田舎を舞台としたし、バトルロワイアルは、緊迫した国家体制化?での孤島だった。座頭一は江戸時代?とか、日本モノは受けやすい。

 第四章の「ストーリーラインを組み立てる」は、これは正義(主人公)VS敵(ほとんど悪)で、正義が勝つというパターン。敵も有能で強大でなくてはならない。「プロットは小説の最大必要条件だ」とある。そういえば、スティーブン・キングは確か「書くままに任せよ(主人公は勝手に動き出すから邪魔するな?)」と語っていたが、どっちも説得力はある。意外性が大きいのは、後者か。

 もう一つ、『プロになるための文章術~なぜ没なのか~』(河出書房新社)を熟読玩味して、「見せることと語ること」で、書き手は読者に語るより、背景や行動を見せなければならない(語る<行為)とあり、さらに「人物造形」で、「人物造形と物語の構成は作品の両輪である。どちらが欠けても成り立たない。それ以上に、登場人物の欲求、願望、変容こそが構成の柱である。作者はしっかりと人物を造形してその人物に構成を負わせることを第一としなくてはならない」とある。

 やはり、主人公の「有能さ」の中に物語が詰まっているのだ。160キロ投げるピッチャー(漫画メジャーなど)なら、どうやってそこまで肉体が改造したか、そうなる過程でどのような経験やドラマがあったか、などが遡れる。ばったばった三振をとって、視聴者をすかっとさせるのはテレビの世界で、小説はどろどろした葛藤の世界か。

 売れない小説とは、総じて登場人物が「無能」である。

 一年間書いてランキング入りしない当ブログも、書き手が○○だからかもしれない。超能力でもあれば、一日1万アクセスは楽勝だろうが…。

 大衆は、「貧乏で有能なブログ」を探しているのだろう。読んだら何か救われるような…。インディオ通信は、タイトルからして「極貧乏で無能なブログ」な気がする。

 このブログ、読めば読むほど無能になりますよ~(いつも余計な一言が多い)。

魔法としての言葉

2008-03-23 16:13:12 | 古代アメリカの資料
『魔法としての言葉』~アメリカ・インディアンの口承詩~
金関寿夫
思潮社¥2000


 ネイティブアメリカンの詩が沢山あるが、何やら難しい解説も書かれてある。

 「文学(詩)は現代人にとっては知的娯楽であるが、インディアンにとっては文学はもっと密着したもの、実用的、かつ機能的なものだった」とあり、「呪術師によって歌われる歌は、病気を治癒するためのまじない。戦いに赴く前に歌う戦勝祈願の歌、豊作を祈る歌、雨乞いの歌、狩の獲物を祈願する歌があった」。また「恋人を得るための歌、イニシエーション、鎮魂の歌などがあった」。ようするに、「宇宙の目に見えない霊と交流したり対抗する、超自然の能力を獲得するための、いわば呪術的な媒介として、歌(時には物語)はあったのだ」とある。

 さらに本文を拝借して(p28)、

 歌が発生するときには、ほとんど例外なしに「儀式」が伴う。歌は祈りだからである。仮にトウモロコシの実りを切実に願う必要が起こるとする。するとアリゾナのパパゴ族なら、種を植えた後、その生育を祈って、古来のリズムを刻むドラムに合わせ、足拍子を踏みながら、次のようなやさしい歌を歌うのだという。


 青い夜がおりてくる
 青い夜がおりてくる
 ほら、ここに、ほら、あそこに
 トウモロコシのふさが震えている


 続いて「雨乞いの歌」?であるズーニー族の「嵐の歌」を紹介している。


 母よ 私の地を 沢山の花で 四度 おおって下さい
 天を高くもり上がる  雲でおおって下さい
 地を霧でおおい 地を雨でおおって下さい
 地を雨でおおい 地を雷光でおおって下さい
 雷鳴をいたるところにとどろかせて下さい
 雷鳴を聞かせ 雷鳴をいたるところにとどろかせて下さい
 地の六つの方角のすべてに

そして「インディアンのアニミズムについて詳述する余裕はないが、インディアンの多くの部族にとっては、鳥獣はもとより、山川草木と人間との間に差別はない。動物や草木も人間と同じ心を持ち、同じ権利を持っていると、彼らは感じている」とあり、「岩」と仮題がつけられた歌(オハマ族のもの)が紹介されてある。

 限りなく遠い
 昔から
 じっと
 お前は休んでいる
 走る小路の真ん中で
 吹く風の真ん中で
 お前は休んでいる
 鳥の糞を身体いっぱいに被って
 足元から草をぼうぼうと生やして
 頭を鳥の棉毛で飾られて
 お前は休んでいる
 吹く風の真ん中で
 お前は待っている
 年老いた岩よ


 そしてp44で、意味のない「音」だけの詩を紹介。「呪文(たとえばヒンズー教のマントラ)に似ている」と語る。作者は色々引用し、「魔法は呼吸の中にあり、呼吸こそが魔法であるという信仰がいかに重要なものか」、「文明が進むにつれて、それら霊のあったコトバは、すぐに手垢にまみれ、単なる記号になり、本来のみずみずしい生命を失ってしまった」という。

 インディオは昔、面白いと思った箇所に、付箋を張った。その中の一つが次の詩だった。
 

 魔法のことば (エスキモー族)

 ずっとずっと昔
 人と動物がともにこの世に住んでいたとき
 なりたいと思えば人が動物になれたし
 動物が人間にもなれた。
 だから時には人だったり、時には動物だったり、
 互いに区別はなかったのだ。
 そして皆が同じことばを喋っていた。
 その時ことばは、みな魔法のことばで、
 人の頭は、不思議な力を持っていた。
 偶然口を突いて出たことばが
 不思議な結果を起こすことがあった。
 ことばが急に命を持ちだし
 人が望んだことが本当に起こった――
 したいことを、ただ口に出して言えばよかった。
 なぜそんなことが出来たのか
 誰にも説明できなかった。
 世界はただ、そんなふうになっていたのだ。



原油帝国主義

2008-03-21 22:54:47 | 経済
 恒例になった経済雑誌を紹介するコーナー。今回は、東洋経済『アジア激変~中国と向き合う小国の大決断~』とエコノミスト特大号『原油「帝国主義」~100㌦時代、進む新興国へのパワーシフト~』である。

 二冊で1200円もした。ネットを漁ればこれくらいの情報は出てくるだろうから、もったいない気もする。無数にある情報の一掴みにすぎないのだから…。

 アジア激変では、「アジア企業成長力ランキング」なる一覧表が4ページ続く。「世界景気のセンサーは韓国とマレーシアだった」という記事で、シグナル国の生産増加率が若干高まっている(景気は良くなる?)とある。アジア株を買う予定の人は買って読む価値があるだろう(ないかもしれない)。

 今回は、特大号で値段が60円高いエコノミストのほうが面白かった。「石油消費国から産油国へ流れた巨額の資金は、オイルマネーとなって再び先進国経済に還流している」とあり、「サブプライムで膨らんだオイルマネーが、サブプライムで財務体質の劣化した欧米金融機関を救済する奇妙な資金循環が出来上がっている」ようだ。

 アメリカにとってエネルギー産業は、農業、ITハイテク、航空宇宙と並ぶ重要産業であるが、石油メジャー(セブン・シスターズ)が凋落し、資源ナショナリズムによって国営石油企業の新セブン・シスターズ(ロシアのガスプロム、中国石油天然気集団、イラン国営石油会社、ベネズエラのPDVSA、マレーシアのペトロナス)が世界のエネルギーの主導権を握るらしい。

 ここまで書くと、もはやインディオ通信の領域ではないが、古代インディオの発明したトウモロコシのバイオエタノールが、米国の代替エネルギー戦略である。これでトウモロコシの需要が増えて、シカゴの穀物市場で値段が二倍となっているらしい。しかしバイオ燃料にも限界があり、「農業部門」まで共倒れになるかもしれない、という。

 今後も石油価格は上昇し続ける(らしい)。オイルマネーは世界的な分散投資を、英国などの国際金融センター経由で、米国など世界に還流する。中東は通貨がドルと連動しているが、ドル離脱へ…。

 総じて、アメリカに関しては、良いことが書かれていない。これからは中国、中国の時代だとはいえ、貿易黒字の6割以上はアメリカへの輸出から生じているから、アメリカが倒れれば、中国も傾くわけで、わが日本も傾くだろうから、これから世界が不況に陥るだろう。

 特に円高が酷いから、エコノミストを参考に、なんでそうなるか、マネー神の崇拝でUPしておいた(苦しい文章ですね)。

 う~ん、日本経済がスランプに陥るなら、…こんな雑誌を買うより、節約しといた方がいいかもしれん(大して変わらないか)。

シャーマニズムとは?

2008-03-19 22:53:54 | カスタネダ『呪術の実践』 !
 不可解な?本であるカスタネダ『時の輪』をぱらぱらと捲る。おやっと思ったのが次のページ。


 この宇宙の中には、計り知れない、言語に絶する、ある一つの力が存在する。それをシャーマン達は「意志」と呼ぶ。そして宇宙全体の中に存在する万物は、例外なく一つの連接輪によって、その「意志」と結び付けられている。戦士達の関心ごとは、その連接輪について語り合い、理解し、自らのために役立てることである。彼らはとりわけ自分達の日々の暮らしの瑣末な心配事で、輪が鈍らされないように、その輪をきれいにしておくことに気を配る。つまりこのレベルにおけるシャーマニズムとは、「意志」と連接されているそうした個々の輪を、汚れのないものにしておくための手順と、定義づけることが出来る(p243)

 さらに前のページで、

 時間が経てば、シャーマニズムが戦士の身につく、などということはない。そうではなくて、時間の経過と共に戦士が学ぶのは、エネルギーを蓄えることだ。この蓄えられたエネルギーのおかげで、通常なら近づくことも出来ないようなエネルギーの場の幾つかを、やがて取り扱えるようになるのである。シャーマニズムとは気づきの状態の一つであり、それは、われわれの知る日々の暮らしがある世界を感知する目的のためにあるのではなく、エネルギーの場を使うためにある能力なのだ。

 さらに最後の辺で、

 シャーマニズムは回帰の旅である。地獄に落ちていた戦士は、勝利を手にスピリットの元へ帰還する。しかもその地獄から、彼は戦利品も持ち帰る。そうやって持ち帰った戦利品の一つが、物事を正しく見分ける力である(p255)


 良くわからないが、インディオなりに解釈してみるに、この大地にはテレビの地上波(宇宙の意志)が流れている。テレビが存在する(肉体)。テレビはあるが画面には何も映っていない(宇宙意志が見えない)。テレビにスイッチを入れる(エネルギーがいる)。アンテナも必要(マジカルパスやらヨガなどの肉体的な実践をやるってか?怪しげなダンスも必要か?)。しかし、「言語に絶する力」をテレビ番組にたとえるというのも…。頭でっかちの現代人が発想しうる番組ではないから…。

 人間は肉体についてよく分かっていないということだろうか。


ホピ族の長老が宣教師に語った言葉

2008-03-18 04:40:35 | ネイティブ・アメリカンの言葉
 白人の目には、わしらが馬鹿みたいに映っているかもしれない。わしらがあんまりにも単純だからだ。

 わしらは偉大な母である大地によりそって暮らしている。わしらは、あなたがあなたの神を信じているように、わしらの神を信じている。しかも、わしらの神はわしらにとっては最高だということも、信じている。わしらの神は、わしらに話しかけ、何をなすべきかを教えてくれる。わしらの神は、雨雲や太陽やトウモロコシなど、生活に必要なものを何でもくれる。わしらの神は、あなたの神を聞くはるか以前から、こうしたものを与えてくれていたのだ。
 
 もしあなたの神がそんなにも偉大ならば、わしらの神がそうやっているように、白人の口からじゃなく、直接わしらの心に話しかけて欲しい。あなたの神は冷酷で、決して全能なんかじゃない。なぜならあなたはいつも悪魔のことや人が死後に行く地獄の話ばかりをしているからだ。わしらの神は全能だし、全く善良だ。悪魔なんていないし、わしらが死後の世界に行く霊の世界には、地獄などない。いやいや、わしは改宗なんかしないことにする。わしは自分の神と自分の宗教についていくことにするよ。あなたの宗教よりも、わしの宗教の方がずっと幸せになれそうだからな。
    不詳(ホピ族)1907年 『それでもあなたの道を行け』より。


 そうだ! このブログは株のブログなんかじゃない。株ですってんてんになって、インディアンの道を行け!


 人の行く 裏に道あり インディアンの山
(株が外れた場合。当たれば「花の山」)

株のバーゲンセールが始まった!

2008-03-16 23:58:04 | 経済
 円相場が90円台に急騰し、それに倣って株価が下落している。この貧乏人向けのインディオ通信は、株などの資産がないから?(ブログ主は)、別に関係ないともいえるが、今こそチャンスかもしれない。

 既に株を保有している方は堪らないだろうが、まだ持っていない人は、「もっと下がれ! トヨタ? 3000円なら買ってやるわい(今、5000円ちょい)」と考えているかもしれない。まあ、株の動向に人生を振り回されるのは、いい傾向ではないが、現代人の人生は所詮、金に振り回されているのである。

 また経済雑誌を買った。東洋経済新報社は、毎回面白いのを発行している。「企業価値を見抜く方法」で、沢山の企業の理論株価{企業収益(業績予想)÷期待収益率(リスク);かなり怪しい}を弾き出している。それによるとトヨタは7,546円。しかし現実は…。ざっと見て、こんなのばっかりだ。

 何とか理論が色々あって、インディオが共感するのは「パッシブ運用」の理論か。長期的に見れば、誰も市場の平均を上回るリターンは上げられないというもの(それの対概念が「アクティブ運用」)。パチンコでも短期的には儲かるだろうが(インディオはした事がない)、長期的には…。パッシブ理論では「株式市場は効率的であり、全ての入手可能な情報は、常に市場に織り込まれるので、一貫して市場平均を上回るリターンを勝ち取ることは出来ない」という。

 エコノミストは先週も買ったが(大して読んでいない)、米国発、世界不況があーだ、こうだと書かれてある。インディオは「マクドナルド賃金訴訟」(=長時間労働問題)なんかの記事に関心を持った。

 初めて買った『ダイヤモンド』は、政府系ファンド(政府が自国の資金を増やそうと投資活動をするファンドのこと。その原始は原油や天然ガスの販売収入や為替介入によって得られる外貨準備である。SWFと略)について説明され、オイルマネーの凄まじさが書かれてある。アラーの神は「マネーを増やせ!」とは宣託されないだろうが、国家の資金は減らすことは許されないはず。その中で、アブダビ投資庁の800メートル?の高層ビルの写真が載っているた。資産規模は90兆円…。特集であり、世界中のSWFが掲載されている。たとえば、ブルネイ投資庁は、90年代には1000億ドル規模だったが、国王の弟が運用に失敗し350億ドルになったとある。

 ただSWFにしても、このドル安だから、どこにお金を移動して、価値を維持(死守)するのかは難しいところだ。石油や金が最高値を更新しているらしいし、金持ちは金持ちで、大変だ。やっぱ、信用できる投資先は、わが日本でしょう(しかし自国民は怖くて株を買わない)。

驚愕、アクセス数が激増!

2008-03-12 05:15:23 | 映画や小説、テレビなど
更新していないのに一日で105人も訪問して下さっていた(過去最高!)。

どっかで取り上げられたのか、それとも株とかマジメ路線が受けたのか、驚いている。もう、馬鹿な記事は書けぬ…、いや、三つ子の魂百までか。

そうそう、日本株を買うなら、タイやマレーシアの株がいいと薦められた。化け方が違うらしい。しかし、化けるべき株は、もうとっくに化けている気もするが。

アルファポリスのドリームブッククラブで、大ブレイクしそうな作家に投資するのに、似ていなくもない。スポンサーを募る作家は、実力があると思っている。しかし本を出版したいが金がない。そこで作品を公開して、出資者を募集する。出資金が集まれば、本が出版される。しかし、…売れない(??)。

大体、(潜在的に)売れる作家は、大手総合出版社に原稿を持ち込むなり新人賞をとるなりして、既に化けているのである。プロの編集者はそんな作家を見過ごすはずがない(多分)。あふれた作家予備軍は、活路を見出して、アルファポリスへ行く…。果たして、出資するだけの価値があるか? 

マレーシアの会社も同じではないか。化けそうな会社は既に何たらファンドが投資しているだろうし、後は落ちるばかりか? 素人の投資家が育てられるのは…。

さっそく、地頭力で考える。

アルファポリスの本に出資するのと、マレーシアの株ではどちらが確率が高いか?



いやあ~、それはアルファポリスで猿月王夏の『蛇のスカート』に投資することでしょう(笑)

株を買い、地頭力を鍛える?

2008-03-10 03:43:20 | 経済
インディオたるもの、株などを買うのは主義に反する。

が、それでは日本の円(現金)を貯めるのも問題ではないか?
それに現金とてデフレならともかく、これからのインフレ時代(?)、どうなるか分かったものではない。今の10万円の価値が、来年の10万円と同じ価値である保証はどこにもないのだ(いつ起こるかは、地震と同じか)。

そこで最近、何か価値が落ちないものがないか考えている。価値が上がるというより、相対的に落ちないもの。大して金はないが、だからこそ?株でも現物で持っておこうかと考えている。

エコノミスト3/11に「株 3月危機」とデカデカとあったので、パケ買いした。あまり良くわからんが、「株は止めといたほうがいい」な思考が底流に流れている。今買い時?のトヨタ株に興味を持っていたが、「円高、米市場失速、原材料高で減益へ」とある。なるほど、北米市場に依存していて、10円の円高で4000億円の減益になる云々恐ろしいことが書かれてある。

先週買った東洋経済は「地頭力はこう鍛える」と見出しがあり、面白いと、これもパケ買いした(完璧にカモの客だ)。

何となく地頭というのは「生まれながらに持ってる頭のよさ」って感じがするが、細谷なる人物はいろいろ言葉で分析的に説明している。

地頭力の三層構造図は、次の3つだという。
①単純に考える。
②全体から考える。
③結論から考える。

「思考の順序としては、まず結論から考え、全体を俯瞰し、単純に抽象化することだ」、とある。

 そして大前研一やら、採用担当者などが地頭力にコメントし、応用編で、本題の?「株安こそ仕込み時!こうして磨く投資の地頭力」とある。企業業績と株価はある程度連動している。これを先読みすることで、株価を予想する。
さらに地頭力を使い、「アンパンマンと株価はなぜ連動するのか」とあり、調査したアンパンマンの人気とTOPIXはかなり相関があるらしい(笑)。人々の心の余裕が関係するとか。風が吹けば桶屋が儲かる、って感じだ。

 まあ、株を持つことは頭の訓練にはなるだろう。損得ではなく、株の現物を持っておこうかなと、インディオは考えるのであった。

 なお、インディオは地頭力について、屁理屈を超えて身体性が関係していると思う。運動神経が速い奴は、頭の回転も速い。後は「食べる物」も関係してくるか?

株価下落、買い時か?

2008-03-08 20:57:12 | 経済
週末7日朝のロンドン外国為替市場では、米信用収縮懸念の高まりを背景とした円買い・ドル売りが加速し、円は一時1ドル=101円台後半まで上伸した。円が101円台をつけたのは2005年1月以来3年2カ月ぶり。(時事ドットコム)

会社経営者ではないし、株を抱えた資産家でもないから、インディオには関係ない。1ドルが90円になろうと、80円になろうと現実がより悪化するとは思われない。逆に貧乏人にとって、成り上がるチャンスかもしれない。

先週の日曜日、東洋経済(3/1特大号)を買って読んだ。良く分からないところも多いが、「米国発の、とんでもない経済恐慌が起こる」らしい。疑っていると、今週で円相場急騰したので、「そうかも知れん」と読み返しているところだ。


これを読んでいて株を抱えている人は、「やばいかな」とか「損切り(利益確定)しようかな」と悩んでいると思われる。これから荒れる?相場に手を出そうとは、よほど自信があるのかと言われそうだが、別に根拠はない。ただ安いから欲しくなるだけだ(高いから欲しくなるという人もいるが…)。

10万円のブランド品を買って使い回して、中古で売るときは2万円したら良いほうだ。ブランド品という財産を持って、優越感に浸りたい心は、時が経てば夢物語で終わる。

今は株が安い。20万円でブランド株が買える。トヨタの株(最低制限あり)なら50万、キヤノンなら40万円で買える。値段がどんどん下がっていく。

ゆかり(仮名)は、デパートで価値ありそうな8万円のバッグを見つけた。喉から手が出るほど欲しかったが、8万円もした。値段が下がらないどころか、10万円になっていた。やはり高いのだ。ますます欲しくなった。しかし突如、値段を見たらバッグが4万円になっていた。「安い!」6万円なら買おうと考えていたので、ゆかりは即飛びついた。しかし翌日は2万円になっていた…。こんなストーリーか。

バックなら持ち歩いて誇示できるが、株なんて金庫にしまって秘密にしておくもの。ブランドなんて関係ないか(いや、やはり三流メーカーより、一流メーカーの株か)。

「燃費の良いハイブリッドカー」が社会的に必要とされているなら、トヨタ株はもっと高いはずだ。石油は最高値を更新しているし…。いや、ドル安で輸出不振になって、トヨタの業績が落ちるから株が下がるのか? よくわからん。ハゲタカが勝手に動かしているのかもしれないし。

日本株を売って、国債でも買うのか。金の延棒でも買うのか。

間違っても「ドルを持とう!」とは思わないか? …いや、101、102円はインディオ的にはかなり買い時だとは思うのだが…。
え? もっと安くなるのを待て!? 
こうして皆、チャンスを逃していくのである。

みんなの心理が冷えているから、もっと安くなるかもしれない。

もっと様子を見よう(それでも買わなかったりして)。

自分だけが幸せになってよいか?

2008-03-08 01:02:04 | 苦しみを分かち合う
 深夜に、ふと考えた。
 「自分が幸せになるためには、自分だけが問題である。他人は一切関係ないか?」

 哲学的な問いかもしれない。
「幸せ」という言葉自体が曖昧だ。「豊かな暮らし」なのか「子供のいる家庭」なのか「とにかく健康第一」なのか、書いている自分でもわからぬ。

 妻子があっても経済力がないと話にならないし、経済力があっても健康でないと意味はない。「孤独で、金がなく、病気である」という三重苦の人々は多い。誰かが手を差し伸べなければ、幸せにはなれないのだ。


 みんなで問題を考えよう。
「ある人、A氏は今、三重的に幸せであるとしよう。別のある人、B氏は三重苦に陥っているとしよう。AとBは、意外にも?兄弟であったとする。B氏は最後の頼みの綱として、A氏に助けを求める。果たしてA氏はどうすべきか?」

 この問題は、「企業」「国家」などにも当てはまるだろう。助けるべきか、助けないべきか。

①「Aは世間体を考え、Bを少しだけ助ける。後は金の配分の問題」
②「AはBを復活させるようなプランに着手する」
③「AはBを赤の他人として扱う。相手にしない」

『江戸のことわざ』に、「兄弟は他人の始まり」とある(もう一方で、「兄弟は両の手」「兄弟は後生までの契り」とある)。江戸時代には縁座制が行われ、従兄弟まで処罰が行われたようだ。やはり強盗に追い込まれるのは、血縁関係者などが面倒を見てやらなかったからだ、お前にも責任があるということだろう。

ただ自分が生きるのに精一杯な状態では、相手を助けるどころではない。相手を助けたとしても、自分が助けてもらえるとは限らない。だから自分は自分で守るしかない。だから金を貯める…、と一般的にこうなるのだろうか。

問題の解答は、一括に応えられないと思う。やはりAとBの具体的な内容によるか。Bの程度があまりに重ければ、幾らAの器と能力が優れていてもどうにかできるものではない。

Bの程度が軽ければ、Aは縁故採用でもして共に幸せになることも出来よう。

要するに、AがいくらBを何とかしようとしても、Aの実力以上にBという重石を持ち上げられないということである。

大阪府の橋下知事は、どうか…。弁護士って「口先だけ」って感じがする。
何か「行動」で示してもらいたい(私財を投げるなり、金持ちから税をとるなり、普通では無理な行動を)。大阪は人間味があるから、多少無理な政策でも支持されるかもしれない。



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何か行動をしてみよう。

2008-03-06 00:43:22 | 考えるインディオ
このインディオ通信は、何か行動をした結果を伝える「通信」ではないので、実践的ではない。そろそろインディオ的な事柄を何かやらなくてはならない。

何が良いか? 北海道に住んでみたら、エゾジカの狩でもをしながら色々考えてみるのも面白いかもしれない(逆にヒグマに襲われたりして)。

猟銃をぶっ放すのは、病み付きになってヤバイかも知れないので、もっと穏健な路線で行きたい。

ただ、釣りでは面白くない。

幻覚植物を食べるのでは…、それ自体が犯罪かもしれない。

やはり九州のどっかで踊るしかないな。

5,6人くらいでジャンベでも叩いて、インディアンダンスをやる。

日時は、今年の7月ごろ。
費用は、一人5万円程度。
場所は、未定。(鹿児島、沖縄の離島が良いかな)。

栄養のあるものを食べ、歌って踊って、大自然に触れて、生命力を復活させよう。

性別、年齢不問。
敬語は使わず、フランキーに行こう。

参加者を募る。