pure breath★マリーの映画館

好きな映画とイロイロなこと・・・

『タイピスト!』

2014-01-04 23:36:37 | 映画(た)
              これは、ある田舎娘がタイプライターひとつで世界に挑む戦いの記録である・・・。




『タイピスト!』
監督・・・レジス・ロワンサル
出演・・・ロマン・デュリス、デボラ・フランソワ、ベレニス・ベジョ、ミュウ=ミュウ 他

                    【解説】
1950年代フランスを舞台に、タイプの早打ち以外には取りえのないヒロインが、タイプ早打ち世界大会優勝を目指して奮闘するラブコメディー。監督は、本作で初めて長編作のメガホンを取る新鋭レジス・ロワンサル。主演は『譜めくりの女』のデボラ・フランソワと、『ロシアン・ドールズ』のロマン・デュリス。ファッションなど1950年代当時のテイスト満載の映像美や、競技さながらの激戦が展開するタイプ早打ちシーンに目を奪われる。
                    【STORY】
女性にとって大人気の職業が秘書で、さらにタイプライター早打ち大会に勝つことが最高のステータスだった1950年代のフランス。田舎出身のローズ(デボラ・フランソワ)は保険会社の秘書に採用されるが、ぶきっちょで失敗してばかり。そんな彼女の唯一の才能であるタイプ早打ちに目を付けた上司ルイ(ロマン・デュリス)は、二人で協力し、タイプ早打ち世界大会に出ないかと提案する。




おしゃれ~でキュートな仏映画。面白かった~!
観る前からラストの予想もついて、ストーリーも本当に王道中の王道ロマンスといえばそうなんだけど・・・なんか残る。
主演のデボラ・フランソワ の可憐さもあるけど、渋い役が多かったロマン・デュリスのツンデレぶりも微笑ましくて~

1950年代のファッション。当時のフランスのファッションも見てて楽しい♪
うふふ・・どころか、あはは・・・って笑うシーンも多くて。
秘書が憧れの職業で、タイピストも憧れで、その大会に優勝するということが世界中で注目される素晴らしいことだったって初めて知った。
優勝してスポンサーが付いて、CMに出たりって今と変わらない~。
本作誕生のきっかけは実際に行われていたタイプライターの早打ち大会のドキュメンタリーだったそうで・・・タイプライターが競技種目にって面白い発想と思ったらホントだった。


ローズのデボラ・フランソワが時々オードリ・ヘプバーンに見えたりする時もあったぐらいで・・・本当に可愛かったです。
50年代ファッションが凄く似合っていて、彼女がスクリーンの中で生き生きと動いているのを見るだけで幸せな気分になった~。


ルイ役ロマン・デュリスは、アンニュイな雰囲気が似合うお気に入り俳優さんの一人でもあって~
ちょっと皮肉屋なツンデレぶりがよかった!自分の気持ちに正直になれないっていうか、自分の心分かってない!みたいなはがゆさがよかった!キタ!!いいカンジのツンデレ(あはは・・・)


仏映画の良い所は、ヘンに隠さないってとこ・・・
ずっと一緒にいながら気持ちがすれ違ってた二人。二人がやっと結ばれるシーン~ハリウッド映画だと不自然にブラとかしてるけど、ちゃ~んと裸だったデボラちゃん。
仏映画って、一瞬のシーンでもちゃんと見せるっていうとこが好き。(そこだけじゃないけどね 笑)

タイプ早打ちの為には打ち続ける体力、紙を挟む抜き取る!腕や手首~全身を鍛えなくてはいけない!ロッキーのようにトレーニングする姿とか、鮎原こずえのアタックナンバー1みたいな体育会系の映画に見えて(笑)楽しくて~。
そんなこんなで私の去年のベスト10に選んでしまったけど~もしかしたら去年後半に観たからってこともあるかもね・・・
確かに面白かったけど~去年前半に観た作品よりポイント稼いだかもしれません(苦笑)

で、パンフレットがまた可愛いの。
去年Twitterでsakuraiさんがパンフ画像載せて下さってて、それを見た時から欲しかった!
ピンクのタイプライター型のパンフレット・・・
こういう風にちょっと変わったお気に入りパンフレットも、私の収集の中から紹介することもしてみたいんですよね・・・
いつか実現しま~す。カワイイのや面白いのがイロイロあります。



マリー的お気に入り度 ・・・★9個~(50年当時のファッションとか、本当に見てて楽しい♪)